綾織綾音の連載コラム

綾織綾音の
千変万化



vol.8 孤独な海に浮かぶ音 | 2025年3月掲載
人は誰しも孤独を抱えて生きている。孤独は静かな海に浮かぶ舟のようであり、その中で深い自己対話が生まれる。私の音楽にとって孤独は大切なテーマであり、メロディーや歌詞を通じて内面の声を表現している。孤独は寂しいだけでなく、心の奥底に触れる機会でもある。私は音楽を通じて孤独と向き合い、その静かな強さを次へ繋げていきたい。あなたの孤独に、私の音楽が寄り添えますように。
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vol.7 生きにくい世界は雑草のように強かに | 2025年2月掲載
この世界は平等ではなく、人は弱い。周囲に合わせなければ淘汰される社会に息苦しさを感じる人も多い。だが、踏まれることで種を運ぶ雑草のように、生きるために戦略を持つことも必要だ。人間もまた、生き延びるために様々な選択をする。白でも黒でもない世界の中で、私は誇れる自分として生きていきたい。
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vol.6 2025年「核」を胸に進む | 2025年1月掲載
2024年は札幌と東京での2拠点活動など挑戦の年であり、綾織綾音としての確立を実感。2025年は「核」をテーマに、自分の信念を曲げることなく進むことを決意。自分の人生に責任を持ち、求めてくれる人に全力で音楽を届けることを誓う。万人受けを目指すのではなく、綾織綾音の音楽を真に必要としている人々へ魂を込めて届けていく。
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vol.5 なぜ純文学に惹かれてしまうのか | 2024年12月掲載
教科書で出会った「羅生門」は、生と死、善と悪、人間の欲望や葛藤を赤裸々に描き、強烈な衝撃を与えた。時代背景や美しい表現が織り込まれた純文学は、表面的な言葉では触れられない心の深層に訴えかける。感情のままに綴られた文字が心を揺さぶり、純文学の魅力に気づかせてくれた。だから私は今日も、心惹かれる作品を探し続けている。
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vol.4 雪虫の儚き一生 | 2024年11月掲載
雪虫の存在を知らなかった私は、10月の札幌ライブでその姿を初めて目にする。お尻に白い綿をつけ、儚い命を舞う雪虫たち。彼らの短い生涯に触れ、命の意義について考えさせられた。北海道では雪虫が飛ぶとすぐに雪が降ると言われ、その予兆を感じた。そして約一週間後、札幌に初雪が降った。
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vol.3 日本語は美しい | 2024年10月掲載
日本語には、日本人特有の精神や感性が深く込められており、『いただきます』のように他の言語にはない独自の美しい表現が存在する。海外での経験を通じて、その魅力に気づかされ、日本語の言葉や表現に対する感謝の気持ちが強まった。私はこの日本語を大切にし、日本人としての誇りを持ちながら歌い続けたいと感じている。
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vol.2 札幌の食に魅せられて | 2024年09月掲載
遠征の楽しみは、その土地の美味しい食事。札幌での本番前、スープカレーを探していたところ、ラーメン屋「雪風」が開店するのを見つける。前日に「すみれ」の行列で味噌ラーメンを諦めた私は、すぐに気持ちを切り替えて店に入り、熱々の濃厚味噌ラーメンを堪能した。
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vol.1 綾織綾音とは | 2024年08月掲載
綾織綾音は、千葉県出身のアーティストで、不条理や純文学をテーマに作詞作曲し、人間の孤独や不安、絶望を描く音楽を発表している。自身のアイデンティティを模索し続け、人生を懸けて音楽に自身の内面を曝け出す。オフィスナイキHPにて彼女の連載が開始される。
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