札幌大通公園のライトアップが始まり、いよいよ冬本番の到来を感じる頃となった11月21日、札幌共済ホールで大江裕とデビュー5周年を迎える戸子台ふみやのコンサートが開かれた。
当日は昼過ぎから賛助出演歌手10名による第一部、そしてゲストアーティストの我妻陽子、竹中ただし、川上雄大、川嶋まり、唐川つとむ、寺島絵里佳、さとう哲夫による第二部で、客席は早くも歌の世界にどっぷりと浸っている。一部、二部と時間を追うごとに、歌の力に引き込まれていくのが見て取れ、これから始まる大江、戸子台のショーにいやがうえにも期待値が高まっていくのが分かった。
先ず登場したのは戸子台ふみや。“顔はおじさん、中身は大学生”のキャッチフレーズで「泥酔い酒」でデビューしたのは、実際に彼が大学三年生の時だった五年前のことになる。20歳そこそこの若者がずいぶんとまた渋い演歌を歌ったものだと驚いたが、そんな驚きなど忘れてしまうほどの歌唱力の持主であることに二度驚かされたのも事実である。
それからの彼は、ド演歌から歌謡曲までこの五年間に幅広い曲調の作品にトライし、この日は思い入れのあるデビュー曲の他にも、演歌調メドレーと歌謡曲調メドレーの両方を披露しながら客席と交歓する一場面を見せたり、先輩歌手のカバー(伊藤久雄の「イヨマンテの夜」の見事な歌いっぷりと声量には客席も目を見張っていた)も披露したりと、その成長ぶりを印象付けた。そして満を持して最新曲「寒い国から来た手紙」を歌いあげ、客席からのひときわ大きな拍手に包まれると、先輩大江にバトンを渡した。
続いて登場した大江裕。北島門下の中でもとりわけキャラの濃い大江は、登場するなりその丁寧な物腰とソフトな口調ながら独特の間合いの話術で客席を笑いの渦に引き込む。
不器用キャラを売りにしながら、その実力は歌だけではなく、決して言葉数が多いわけではないのに、間合いや所作の一つ一つ引き込まれ、これがデビュー17年目のキャリアなのだと実感させられた。デビュー曲の「のろま大将」や「津軽平野」のカバーを披露したり、親交のあった八代亜紀の「もう一度逢いたい」や水前寺清子の「いっぽんどっこの唄」では本人に寄せて歌ったりと楽しませてくれたあと、北海道が舞台の新曲「十勝秋冬」をじっくりと聞かせてくれた。
最後はふたたび戸子台を呼び込み、二人で掛け合い漫才のようなトークを繰り広げたり、先輩後輩のデュエット(二人してオペラもかくやの声量で歌い上げるシーンには思わず拍手が巻き起こる)で先輩歌手横内じゅんの「絆道」や北島三郎の「演歌兄弟」を歌い上げ、大喜び、大感激の客席に深々と頭を下げ、大拍手の中ステージの幕を閉じた。
楽しくも見応え聞き応えあるショーに時間も忘れ、気がつけば日も暮れていたが、会場を後にしてもなお、耳に残る歌声が心温めてくれるステージだった。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)







こおり健太のコンサートが昼夜二公演行われ、昼の部は~昭和歌謡~、夜の部は~昭和ポップス~と銘打たれており、その昼公演に足を運んでみた。
次が待望の新曲「十六夜橋」だ。こおりお得意の女唄である。しっとりと丁寧に歌い上げ、哀しさや切なさが一層かきたてられる。客席も聞き惚れる間は息を詰めているかの様だ。新曲を歌い終えると、客席を解きほぐすように、今度は花にちなんだ曲をメドレーで三曲歌い、続いてデビュー15周年記年曲の「しろつめ草」を披露。
秋も深まる10月26日、札幌・平岸にあるダルマホールで走裕介の新曲発表記念ライブが開催された。雨模様にもかかわらず満席の盛況ぶりで、場内は熱気に満ちていた。
はじめに走裕介応援歌謡ショーと主催のケイオフィス歌謡ショーが行われ、待ち焦がれた走がステージに登場する頃には、客席には法被を着たりペンライトを灯したりと、準備怠りないファンの姿がそこかしこにあふれ、割れんばかりの拍手で走を迎えた。
挨拶代わりにお馴染みの「一期一会」「雫」を張りのある声で歌うと、もう場内は走一色である。続いて「知床挽歌」「満天の星」と地元北海道にちなんだ楽曲を歌い、ローカル色の濃いMCに客席の反応もすこぶる良い。そしてアップテンポの「恋懺悔」「騎士」と軽快なリズムの楽曲を披露すると、今度はメドレーで内山田洋とクールファイブの「そして神戸」や尾形大作の「無錫旅情」はじめ演歌ばかりでなく堺正章の「さらば恋人」などのカバーを歌いながら客席をまわって、ファンを喜ばせた。
その後に再びギターをマイクに持ち換え、今度は「昭和縄のれん」をしみじみ聞かせてくれると、走以外にこの歌は考えられない、と思うくらいぴたりとはまる。「ふるさとの島」「男が母を想う時」とたて続けに三曲歌ってくれた。
思えば昨年5月26日に、道内中心に活動を続けるシンガーソングライター、イクモマリとのツーマンライブ【&-アンド-vol.1】をこの`ガッチャ‘で開催、その後も北海道・札幌を訪れてはライブを積み重ねた。回を追うごとにファンの輪が広がり、ライブ会場の数も増やしてきたが、今回はその集大成ともいえるワンマンライブで、一つの区切りであり、また新たなスタートでもある。第2の故郷と決めたこの地で、今後さらに大きな展開、そして飛躍を楽しみにしている。
2025年3月5日に、北の国のへの郷愁を誘う哀愁感を纏ったメロディを、爽やながらどこかウエットなリズムに乗せた、5枚目のシングルとなる新曲「寒い国から来た手紙」(作詩:円香乃/作曲:岡千秋/編曲:伊戸のりお)をリリース。そのキャンペーンを兼ねたインストア・ライブを札幌市内のCDショップ“音楽処”で催した。挨拶代わりに新曲を披露した後、好評の前作「晩秋本線」、北海道に因んだカバー曲「襟裳岬」、「中山峠」、「北の旅人」、「北海の満月」とバラエティに富んだラインナップが続き、新曲のカップリング「春夏秋冬おかげさま節」、そして最後は更なるヒットへ向け精力的にキャンペーン中の勝負作「寒い国から来た手紙」を再び声量豊かに歌い上げると、集まったファンから盛大な拍手が贈られていた。
※現在、毎週火曜午後1時から2時まで放送中のさっぽろ村ラジオ「内記章のミュージック・フレンズ」内で、月1回の15分のコーナー「戸子台ふみやのぶらり一人旅」が好評オンエア中。
苫小牧出身の26才。9月24日、「北国最終便」でデビューした期待の大型新人・亜蘭のインストアライブが、札幌市内のCDショップ音楽処で開催された。
高校卒業後に上京して、2018年から作曲家・大谷明裕氏に師事。修業を重ね、7年目でメジャー・デビューの幸運を手にした。
終了後に催したサイン&ツーショット撮影会も長蛇の列で大盛況を見せていたが、すでに歌謡番組への出演も多く、今後のさらなる活躍が期待される。
2003年に開催された第41回江差追分全国大会で優勝、同年に乙部町・町民栄誉賞を受賞するなど、北海道が生んだ民謡界を代表する、北海道・乙部町出身の寺島絵里佳。デビュー曲「百年の風」の発売日である8月6日、札幌市内のCDショップ音楽処で発売記念ミニライブ&サイン会を催した。
デビュー曲「百年の風」は、明治維新後、北海道という広大な土地を開拓した武士たちの生き様と苦労、決断と前進の過程が描かれたもので、北海道作詞家協会会長の川島いく子作詞、
杉尾聖二作曲、
伊戸のりお編曲による骨太なスケールの大きい作品である。それを寺島の民謡で培った喉で、ダイナミックに歌い上げた聞き応えのある一曲で、今後の動向が大いに期待される。
2025年9月24日に作詩:荒木とよひさ、作曲:弦哲也によるデビュー15周年記念作品「泣き笑い」をリリース。新曲は優しい世界観とメジャーな旋律ながら深く “哀愁感”
を醸し出しており、このところノリの良いラテン調の作品が続いてきた彼女にとって、今までとは違う、新鮮な魅力を感じさせる作品に仕上がっている。
デビュー曲「やさしい日々」を自らのピアノの弾き語りで披露した後、今度はピアノをバックに「テネシーワルツ」、「黄昏のビギン」と幅広いジャンルの作品を、時には声量豊かに、時にはしっとり語りかけるように歌う。会場からは割れんばかりの拍手と声援が送られていた。後半、衣装を変えて後ろの扉から登場し、客席を一人一人と握手をしながら回っていたが、北海道のファンの温かさに大いに感激したていた事が彼女のMCからも伝わってきた。その後もこれまでに発表してきた作品をメドレーで聞かせたり、「雨の慕情」、「港が見える丘」や、洋楽「ルート66」、「サマータイム」も披露したりと多彩なプログラムで楽しませ、最後にもう一度「泣き笑い」を歌いあげると、アンコールは「Time
To Say Good Bye」で締めくくった。15年のキャリアを伺わせるに十分な選曲と歌唱だった。
2025年7月21日、シャンソン歌手・松城ゆきのディナー・ショーが、札幌中央区にある、螺旋階段やシャンデリアの光るヨーロピアンな雰囲気の「ピエトラ・セレーナ」で開かれた。
ディナー・タイムが終わり、松城ゆきのが盛大な拍手に迎えられステージに登場。「バラ色の人生を」をオープニングに、「オーシャンゼリゼ」、「サントワマミー」、「シェルプールの雨傘」、「ろくでなし」等お馴染みのナンバーを含め、12曲ほどのシャンソンメドレーの後、北海道のステージなのでと、ドリカムの「LOVE
LOVE LOVE」を披露してくれる。続いて「夏の終わりのハーモニー」、「天国にいちばん近い島」、「I dreamed a
Dream~夢破れて~」、「愛の賛歌」、「見上げてごらん夜の星を」を歌い上げ、曲間には今回のライブへの想いや大好きな札幌の話を織り交ぜながら、終始和やかな心地よい時間を届けてくれた。
アンコールではカーペンターズの「青春の輝き」をと、ジャンルにこだわらない選曲が、そのまま彼女のヴォーカリストとしての可能性を伺わせ、大貫祐一郎氏のピアノ演奏をバックに流れる、柔らかく美しい歌声に、客席からは惜しみない拍手が送られていた。東京から駆けつけたファンも見受けられ、彼女の人気の高さが伺えた。
作曲家・林哲司プロデュースによる1stアルバム「Le Premier
Pas」(ル・プルミエ・パ)がリリースされており、今後シャンソンをベースに幅広いジャンルの作品を歌うヴォーカリストとしての活躍が大いに期待される。

2025年5月23日(金)〜5月28日(水)にわたって、札幌市内の画廊喫茶チャオで開催。【綾織綾音 写真展 「千変万化」】-
3人の写真家が撮る、シンガー綾織綾音-。期間中の24日(土)、同会場で被写体の綾織綾音によるライブが開催された。
3人の写真家が撮った30点近くの綾織綾音に囲まれ、本人のオリジナル小説「肖像」の朗読を挟みながら、Pf.村上実沙紀演奏をバックに、「刺青」、「呑んだ昏れ」、「つまみ喰い」、「幸せの奴隷」、「恥」、「嫌いだ」、そしてアンコールでは「私のままで世界に叫ぼう」と、アルバム「独人」の収録曲を中心に披露。時に囁くように、時に挑みかかるようにと、自在な歌唱で表現力豊かにそれぞれを熱唱。会場いっぱいに詰めかけた観客から盛大な拍手が贈られていた。
道内を中心に活動する演歌歌手・
を迎えた確かな成長を感じさせるステージで、新年会に華を添えていた。
(この日出演した歌手仲間、出演順、敬称略)
昨年デビュー15周年を迎え、新たなる第1歩ともいえる新曲「北海ながれ歌」を2024年11月6日発売した大江裕。新曲の舞台になっている北海道を重点地区として訪れ、ラジオ出演や取材、そしてCDショップでのインストアライブと4日間にわたって熱の入ったキャンペーンを展開した。
コーチャンフォー新川通り店では発売記念
ミニステージ&特典会を開き、「北海ながれ歌」をはじめ、デビュー曲「のろま大将」、恩師・北島三郎メドレーと数曲を声量豊かな抜群の歌唱力で披露、集まったファンから盛大な拍手と声援が送られ、ステージ終了後のツーショット撮影会も賑わいを見せていた。
HBCテレビ『大江裕の北海道湯るり旅』が不定期ながら3月から始まり、北海道での活動が増えてきているだけに、是非とも北海道からの大ヒットにつなげて欲しい。
今年5月から始まった、千葉県出身の綾織綾音と札幌在住のイクモマリによるツーマンライブ【&-アンド-vol.5】を狸小路のライブ・スポット「ガッチャ」で終えた後、札幌出身のシンガーソングライター観月.を加えたスリーマンライブ「結~Yui~」が、午後6時からCDショップ“音楽処”で開催された。【&-アンド】では感情を吐露するように歌い上げる綾織と、優しい温もりで包み込むようなイクマの、ある意味対照的なステージが魅力で、回を追うごとにファンも確実に増えてきている。【結~Yui~】には、そこにもう一色新しい個性を持つ観月.が加わった。
まずトップバッター綾織綾音が、結華のピアノ演奏で、短編小説「金木犀と隠世」の朗読を挟みながら「ドライアイ」、「嫌いだ」、「幸せの奴隷」、「刺青(しせい)」を、
続いて観月.はギターの弾き語りで、「道化」「刃」「藍」、「ひとりたち」等、そして最後はイクモマリがノリの良い「I wannna
go!!」をはじめ、「サブリミナル」、リスペクトする矢野真紀のカバー「タイムカプセルの丘」、「秋風」と、各々数曲ずつ披露。アンコールは結華のピアノ伴奏をバックに全員で中島みゆきの「糸」を歌って、まずは1回目となるであろう「~結~」の幕を閉じた。
サウンドもテイストも異なる3人のパフォーマンスは、時に競い合い、時に引き立て合い、そして和する。その三才の放つ魅力がこのライブ「結~Yui~」の真骨頂であろう。
札幌を重点地区と定め、毎月来札してきてライブ活動を続ける綾織にとっても、札幌在住のイクモマリ、観月.にとっても3人それぞれがその手応えを自分のものとして、自身のパフォーマンスに昇華していくに違いない。
まずは新曲「私きれいでしょ」からスタート。昨年デビュー40周年を迎えた若山にとって、新たなスタート作とも言えるシングル52枚目の作品である。ベテランならではの軽妙なMCで会場が徐々に暖まってくる中、昨年8月リリースした、40周年記念曲の「木更津みれん」、新曲のカップリングで、かつて五月みどりが歌ってヒットした「おひまなら来てね」、そして「ひとり寝」と続けて披露。道外から駆け付けたファンも見守る中、新曲への熱い意気込みも語り、最後にもう一度ファンの掛け声と共に新曲を歌ってステージは終了、その後に行われたファンとの撮影会も大盛況を見せていた。
新曲はキャッチ―かつ愛嬌のある歌詞が印象的で、明るく温かなメロディが、カラオケ愛好家の支持も高い楽曲で今後の動向が期待される。12月22日には札幌・平岸のDARUMA
Hallで山崎ていじとのジョイント・コンサートが開催される。
2024年4月10日、恩師・弦哲也作曲の「道南こいしや」で念願のデビューを果たした21歳の小山雄大。キャッチフレーズの‘全国民の孫、北の大地からやってきたマジックボイス’を届けるべく、現在鋭意キャンペーン中だが、6月14日、出身地札幌市内のCDショップ「音楽処」でデビュー記念のインストア・ライブを行った。客席の中にはデビュー曲のMVにも登場する祖父母の姿もみられ、集まった熱烈なファンともども温かい声援を送っていた。
ライブはもちろん「道南こいしや」からスタート、続いてNHKのど自慢チャンピオン大会でグランプリに輝いた時の曲、憧れの氷川きよしの「獅子」、
そして所属事務所ミイガンプロダクションの大先輩三山ひろしの「北海港節」、
デビュー曲のカップリング「椿咲く島」など、幼い頃から民謡で鍛えた張りのある高音で披露、曲間のMCでは爽やかで親しみのある人柄も感じられ、客席との間に和やかな空気を生み出していた。ライブを終了後に行われたサイン即売会、ツーショット撮影会も盛況をみせていた。
今作は、霧に包まれた港の情景を心模様に重ねた、大人の女性ならではのしっとりと味わい深い作品で、早くも好反響を呼んでいる。
シングル4枚目にして初めて女唄に挑戦した戸子台ふみやが、新曲「晩秋本線」のキャンペーンを兼ねたインストア・ライブを札幌市内のCDショップ“音楽処”で催した。
出身地札幌とあって、2020年のデビュー当時からの熱狂的なファンも集まり、デビュー作からの作詞を手掛ける作詞家・円香乃氏も見守る中、新曲をはじめ、2ndシングル「星空のむこう側」のカップリング「さすらいの途中駅」、デビュー曲「泥酔い酒」を声量豊かに聞かせた。そして「自動車ショー歌」「高校三年生」「美しい十代」などの青春歌謡メドレーや、「母恋吹雪」「おふくろさん」「海の匂いのお母さん」の母唄メドレー等、バラエティに富んだラインナップに続き、新曲のカップリング「真道」を披露。最後は更なるヒットへ向け精力的にキャンペーン中の勝負作「晩秋本線」を力強く歌い上げると、集まったファンから盛大な拍手が贈られていた。

続く、場内を握手してまわりながら歌うラウンドのサービスに、客席からは絶叫に近い歓声が巻き起こる。「遠くで汽笛を聞きながら」「酒と涙と男と女」「あなたのブルース」「男と女の破片」に続いて、師匠・吉幾三の「酔歌」「情炎」「雪国」等など、歌い終えてもまだ客席を回り切れず、急遽数曲を追加することに。全身汗だくになりながらも一人一人に丁寧に対応して回る姿に、強いプロ意識を感じた。


先刻まで降っていた雪があがり、HBCラジオ「いつも心に歌謡曲」のパーソナリティでもある奥田ゆかさんに呼ばれてステージに登場した戸子台ふみや。若干緊張の面持ちながら、オープニングはセカンドシングルの「星空のむこう側」(2022年1月12日)、続いて「見た目はおじさん、中身は大学生」のキャッチフレーズで注目を集めたデビュー曲「泥酔い酒」(2020年5月13日)を熱唱すると、ステージ前の観客はもちろん、行きかう観光客も足を止め始め、ステージ前の人だかりがどんどん増えてゆく。3曲目に昨年2月発売の「あぁ…しょっぱいなぁ」を歌う頃には戸子台自身も観客の熱気に応えるように、声がますます艶を帯び、続くカバーコーナーで石原裕次郎の「恋の町札幌」、伊藤久男の「イヨマンテの夜」を朗々と歌い上げると、拍手と同時にその圧倒的な声量に歓声が沸き起こった。
最後にこのステージが初お披露目となる、3月6日リリースの新曲「晩秋本線」を歌い始めると、ちょうど天の巧まざる演出のごとくハラハラ雪が降り始め、新曲の情緒感を一層盛り上げた。歌唱力はもちろん、パーソナリティとのトークや曲間のMCなどデビュー4年の確かな成長を実感させるステージだった。
これまでと同じ作家陣(作詩:円 香乃/作曲:岡
千秋/編曲:伊戸のりお)ながら、新曲は初めて女唄に挑戦しており、ソフトな旋律が、戸子台の声質をより際立たせ、作品の中のドラマを浮かびあがらせている。演歌色を少し抑え、懐かしの歌謡曲といった魅力も加わり、若々しさの中に瑞々しい色香も感じさせる。若い層からの支持も十分に期待でき、新境地を開いたと言って良い作品である。カップリングの「真道(まことみち)」は王道の演歌で、彼の歌い手としてのポテンシャルの高さを再認識させる作品。
ほしのしほが1月28日リリースの新曲「この地球(ほし)の栞/ラベンダーの街で」の発売記念ライブを円山夜想(マルヤマノクターン)で開催した。
「シエル」を皮切りに、「風とリュミエール」「ユメノウタノリフレイン」「とおさんの歌」「街」とオリジナル曲をはじめ、「元気を出して」「スカボロフェア」「木綿のハンカチーフ」等のカバー曲、そして最後に「この地球(ほし)の栞」と全11曲を、西岡俊明(Gt)、堀ゆたか(Key)、
小林幸司(Cajon)の洒脱な演奏をバックに、透明感溢れる歌声で披露、満場の観客はそのピュアな音世界に心地よく癒され身を委ねていた。またアンコールでは阿部卓馬と「雪の華」をデユエット、新曲のカップリングでほしのの出身地富良野への想いを込めた「ラベンダーの街で」を歌い、アットホームな2時間余のステージは幕を閉じた。北海道からの全国ヒットを期待したい。
2020年1月22日にリリースしたメジャー移籍の初シングル「恵比寿」で一躍注目を集め第62回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞、続く第2弾「本気で惚れた」、そして第3弾「渋谷で…どう?」が連続ヒットとなり、2023年4月には期待の新曲「酔えねぇよ」(これまで全て作詞・作曲:吉幾三)をリリース、6月28日には同曲のカップリングを替えた(夢酔い盤)を発売し、更なる大ヒットへと現在、全国各地で精力的にキャンペーンを展開中。3年半振りに訪れ札幌では、ラジオ出演や取材などのスケジュールをこなし、市内のCDショップ「音楽処」で本人も楽しみにしていたという発売記念インストア・ライブを開催した。
奥尻町のPRソングでもある「愛は・おくしり」でデビュー、道内を中心に活動する女性演歌歌手・我妻(あづま)陽子のデビュー30周年記念ディナーショーが、6月26日(日)プレミアホテル-TSUBAKI-札幌で盛大に開催された。
作曲家、故茅大介氏に師事。同氏の手によるデビュー曲でスタートを切った歌手生活も、昨年30周年を数えるまでになったが、コロナ禍の影響で記念イベントなどは自粛していた。しかし、その後徐々に活動を再開し、今回ようやく記念のディナーショー開催へとこぎつけた。
当日は、我妻の代表作でもある「酒の春」の作詞家円香乃氏や、恩師、茅大介氏の息子でもあり、作曲と編曲を手掛けた伊戸のりお氏も来賓として東京から駆け付け、お祝いの言葉を贈っていた。
日本髪にお引き摺りのいでたちで登場した我妻は、軌跡をたどるような「演歌人生ど真ん中」、「始まりの駅」、「残照…ルシ岬」、「酒の春」など数々の楽曲を、衣装の早替えなど目でも楽しませてくれながら、ベテランらしく味わい深い歌唱で披露、キャリアの底力を見せてくれた。また、ゲストコーナーでは新曲「襟裳風岬」が好調の秋山涼子をはじめ、島あきの、我妻と同事務所の後輩歌手でもある戸子台ふみや、川嶋まりが出演それぞれ新曲や代表曲を披露し、ディナーショーに華を添えていた。
そして最後に、8月24日に発売となる新曲を一足早く披露、ひときわ大きな拍手に包まれながらショーを締め括り、まさにアニバーサリーにふさわしいステージだった。
2022年6月6日に9年ぶりとなる待望のニューアルバム「ZERO」をリリースした、北海道出身の別所秀彦、芳彦の双子ユニットVOICEがアルバム発売を記念したインストアライブ&トークショーを札幌市内のミュージックショップ音楽処で開催した。
これまでの関係者向けショウケースライブなどでは、アーティストが曲目の解説を行うこともままある光景だったが、一般向けインストアライブで、アーティストがアルバム全曲の解説を行うというのは珍しい。
こうして実際に聞き比べて見ると、アレンジャーの仕事の冴えや秀彦の作詞の苦労、コーラスの妙など、普段は知りえない舞台裏を垣間見ることができた。そして「シミル」「アブダカダブラ」「0(ZERO)」等、会場で熱唱した数曲からは、あらためて生歌の凄さを思い知ることになった。おそらく会場に詰め掛けたファンも、一段と深くアルバム作品を味わえることになったことだろう。そして、ライブに足を運ぶ楽しみも増したにちがいない。
2005年に狸小路で産声を上げ、2008年に4丁目プラザに移転、今回同ビルの閉鎖に伴い、古巣にほど近い狸小路3丁目メッセビルの地下に1月22日(土)移転オープン。
シンガーソングライター佐々木幸男がニューアルバム「a
light」の発売日の2021年12月25日、その完成記念も兼ねたライブを「ラ・ファソン」(ホテルマイステイズ札幌中島公園B1)で開催。「fish
cake」、「ガタコト」、「カンガルーjump」などの収録曲を中心に、ギターの弾き語りで披露。柔らかなハスキーボイスが会場を包み、ムードいっぱいにクリスマスの一夜を盛り上げていた。
道内を中心に活動、「雪の花」のスマッシュ・ヒットでも知られるちはらさきが、そのアンサーソングでもある新曲「さよならの花が咲く」(作詞;曲
みのや雅彦、編曲;西岡俊明)のカラオケ大会を8月22日(日)、札幌市民交流プラザで万全なコロナ対策を施し、アトホームな雰囲気の中で大盛況理に開催した(主催:フロムサウンズミュージック)。
加えて、ゲスト歌手やちはらさきの歌謡ショーも部間に催され、見・聴き応えのある構成になっていた。結果グランプリには自由曲で「南部酒」(小金沢昇司)をソフトな声で歌い上げた佐々木俊昭氏に決定、賞金とオリジナルCD制作権が贈られた。
みのや雅彦がデビュー40周年&還暦記念オリジナルアルバム「泣きたくなったら此処へおいで」を、還暦バースディの2021年6月23日にリリース。
今作は、これまでの集大成として「みのや雅彦」というシンガーソングライターの人生観の全てがこめられたと言える。タイトル曲「泣きたくなったら此処においで」をはじめ、既にコンサートで歌われている楽曲や、デビュー40周年そして還暦を迎え、来し方を振り返り改めて思いを綴った作品が詰まっている。「色んな事があっても、人生は素晴らしい」というみのやの声が曲の向こうから届けられ、世代を超えて自分自身を見つめ直すきっかけに成る13作品、必聴のアルバムに仕上がっている。
2021年1月16日でマネジメント業務の終了を発表した石原プロモーションだが、石原プロモーションといえば“石原軍団”。映画やテレビドラマ、歌にとどまらず、ボランティア活動など、多くの憧れや希望をくれた石原軍団に感謝の気持ちを込めて、「ありがとう!石原軍団」と銘打ったCD2枚組がテイチクエンタテインメントから2020年12月28日に発売された。
道内を中心に、ピアニスト、作・編曲家として活躍する福由樹子さんの呼びかけで、
今年15周年を迎えたCDショップ、「音楽処」にゆかりの深いシンガーソングライターやミュージシャンが集まり、その名も「LOVE!ongaku-dokoro」というコンピレーション・アルバムを作成。コロナ禍の今、ミュージシャンやアーティストの背中を押し続け、北海道の母とも慕われてきた「音楽処」の店主石川千鶴子さんや、お店の力になりたいとの思いが込められた、音楽への愛があふれる一枚だ。
<販売店舗>
2001年のオープンから今年で19年目を迎えるるはずだったライブハウスCOLONY。新型コロナウィルスの影響で、多くのアーティストやファンに愛され、惜しまれながらも4月に閉店してしまったが、その元COLONYのスタッフによるあらたなプロジェクトが始まった。