音楽ジャーナリスト/メディア工房:内記章のオフィスナイキ・各種記事の過去ログアーカイブ
office-naiki.comのサイトから公開の各種記事、過去ログをご案内します。
PROMOTION WINDOW
プロモーションで来札のアーティストから、オフィスナイキwebサイトをご閲覧の皆様へご挨拶の動画集
第86回:真田ナオキ |
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埼玉県出身、30才。小中学生時代は空手・野球に全力を注ぎ込み、その後建築業に就く。19歳の時家族から歌手の道を強く勧められたが頑なに拒む日々が続き、約2年後の2011年3月に人生を変える東日本大震災が起きる。歌手による被災地訪問に心を動かされ歌手への道を決断。人に聞いてもらえる声を作りたいとの一心で海辺で喉をつぶし強い歌声にする日々を送る。2015年、後の師匠となる吉幾三を前にして歌う千載一遇のチャンスをつかみ、2016年4月「れい子」(作詞・作曲:吉幾三)でデビュー、2017年6月、第2弾「別れの夜明け」、2018年4月には1stアルバムも発売。レコ発ライブとして初の東・名・阪ライブツアーが完売、7月さいたま、水戸、仙台、横浜で追加公演を実施する。2018年9月第3弾「酔いのブルース」がオリコン演歌・歌謡ランキング5位に初登場。2019年6月にテイチクレコードへ移籍し、2020年1月22日にメジャー移籍後初となるシングル「恵比寿」(作詞・作曲:吉幾三)西口盤・東口盤2種同時に、3月4日には「恵比寿(DVD付)」を発売。5月には初のワンマンライブを東京キネマ倶楽部で開催予定。
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第85回:井上由美子 |
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大阪府出身。2003年に開催された、文化放送「走れ!歌謡曲」放送35周年記念演歌歌手オーディションでグランプリを獲得し、2004年1月7日に「恋の糸ぐるま」でデビュし、2004年1月より2014年3月までの約10年間「走れ!歌謡曲」レギュラーパーソナリティーを務めた。2009年ファンクラブ「ゆみっこ広場」を開設。小柄ながら圧倒的な歌唱力に加え、持ち前の明るいキャラクターで多くのファンを持つ。2019年1月9日にシングル20枚目となる、デビュー15周年記念作「想い出の路」をリリース。そして2019年11月27日には新たなスタートとなる、北の最果て粉雪舞う冬の海にたたずむ女性の哀しい恋物語を、ドラマティックに描いた最新シングル「野付半島」(作詞:円
香乃 作曲:徳久 広司 編曲:伊戸 のりお)をリリース。現在はロングヒットの兆しを見せる同曲のさらなるヒットに向け、精力的なキャンペーンなど全国的にプロモーションを展開中。また、2011年11月23日に同じくキングレコードの永井裕子とのユニット「なでしこ姉妹」としてこ活動を開始し、2019年6月5日発売の最新曲「ハイヤが聞こえる港町」まで、シングル6作品をリリースしている。
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第84回:White Explosion |
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北海道発!次世代型オールラウンダー「White Explosion」(通称ホワエク)。
北海道を拠点に活動するアーティストというコンセプトのもと、2017 年 3 月より本格的に活動スタート。メンバーは、石名坂ふぶき、大久保永遠、坂口侑也(リーダー)、佐藤拓海、三浦拓也、山田恭平の6名。
道内各地でのイベント・ライブ出演や、北海道の魅力を伝える動画をメンバー自らが企画制作しyoutubeへ投稿、動画アプリTik Tokに投稿したダンス動画が20万回以上再生されるなど、各方面で注目を集めている。
現在 FM NORTH WAVE にて「 lol 佐藤友祐のaccess to smile」にラジオレギュラー出演中、2020年3月21日(土)、22日(日)に5度目となるワンマンライブ「ALL
ROUND」札幌サンピアザ劇場にて開催決定!
チケットも絶賛発売中。北海道のみならず日本を席捲するホワエク旋風が今後、増々楽しみである。
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第83回:藤原浩 |
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岡山県出身、59歳。家計を支えるために長距離トラックのドライバーになり、23歳で遠藤実先生主催の「日本演歌道場認定会」に初めて出場した時に、遠藤氏の楽屋に呼ばれ「東京に出て歌手にならないか」と誘いを受けるが、家庭の事情で断念。どうしても歌手への夢が捨てず遠藤先生に土下座をして弟子入りを志願し約一年間門を叩き続け、平成3年にやっと条件付きで弟子入りを許可され、遠藤氏の付き人兼運転手として修行を重ねる。約3年間の内弟子を経て、平成6年5月21日、ソニーレコードより「真情」で念願のデビュー、同年の各新人賞受賞。2002年1月キングレコード移籍しコンスタントにCDリリースを続け、2019年2月27日に守り切れなかった女を偲ぶ男の切なさを歌った「北のさすらい」を、そして振り返らない女の悲しい強さを歌った、新曲「北の駅舎(えき)
」(作詞:円香乃、作曲:徳久広司、編曲:伊戸のりお)を同10月23日に発売と、まるでドラマの続編を見るような二作品を発表、更なるヒットに向け精力的にプロモーションを展開中。
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第82回:原大輔 |
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千葉県出身、65歳。1976年フォークデュオ、レイラでデビュー。その後、江夏一樹、高梨雅樹と芸名を変え、テレビアニメ「新竹取物語
1000年女王」主題歌「コスモスドリーム」を歌う。1983年、原大輔の芸名で「秋冬」発売。7人の競作となるも70万枚のヒットとなり、有線大賞新人賞を受賞。そして1984年NHK古賀政男記念音楽大賞で「恋暮色」が優秀歌唱賞受賞。シングル「流されて」(チョーヨンピル他との競作)発売。2013年、若い頃から兄のように慕っていた尾崎紀世彦の遺曲「羅針盤」を歌い話題となる。フォークソング・演歌・歌謡曲・童謡・アニメソング・シャンソン・カンツォーネ・クラシックなど幅広く歌う歌手として活躍中。
2019年9月18日テイチク移籍第一弾「これからの人生」をリリース。同世代へ送る珠玉の人生演歌で、持ち前の甘いボーカルが歳月を重ねたことでより芳醇な味わいとなり、心を打つ。
2019年12月17日、札幌グランドホテルでクリスマスディナーパ-ティ開催。
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第81回:男石宣隆 |
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兵庫県神戸出身、45歳。2012年に自身の作詞作曲による「貴船川恋歌」でCDデビュー。その後も2014年「おんな未練酒」、2016年「台湾暮色」と3作をテイチク(TIシリーズ)からリリースをした後、2016年9月21日テイチクレコードより「大阪泣かせ雨」で待望のメジャーデビューを果たす。2017年8月16日
大阪シリーズ第2弾「大阪ひとり酒」、2018年6月20日 大阪シリーズ第3弾「大阪みれん花」をリリース、そして2019年6月19日、寝室から月を見ては愛する人を想う、女の情念を琵琶やストリングスのダイナミックな生演奏で聴くだけではなく、聞きごたえ・歌え映えのあるカラオケファン必聴の3連歌謡の新曲「閨の月影」(作詞:円
香乃、作曲:岡千秋、編曲:伊戸のりお)を発売。カップリングの沖縄を舞台に亡くなった愛する人に問いかける「愛しいあなた〜カナサン・ウンジュー〜」と共に人気上昇中。現在、さらなるヒットを目指して精力的なキャンペーンを全国各地にわたって展開中である。
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第80回:みずき舞 |
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滋賀県出身。1992年2月、本名の「細江真由子」名義で「花束」でアイドル歌手としてデビュー。その間に北海道当別町にある、ふとみ銘泉(現・北海道
ふとみ銘泉万葉の湯)のイメージキャラクターを務める。 2004年、芸名を「みずき舞」と改めテイチクレコードに移籍して演歌歌手としてデビュー、コンスタントにCDリリースを続ける。2010年10月にプロレスラーの小橋建太さんとご結婚。
2018年・創立85周年記念テイチクデュエット祭りでは、松原健之 & みずき舞で平尾昌晃氏の名曲「カナダからの手紙」を発売。そして2019年5月15日、母を亡くした主人公が水仙(別名:雪中花)を見て母に感謝し、前向きな気持になる新曲「雪に咲く」をリリース、また、カップリングの「お逢いしたくて〜近江恋歌〜」は、自らの出身地・滋賀を恋人探しに奔走する女性の歌で共に好反響読んでいる。現在、全国各地で精力的にキャンペーンを展開中。
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注目!!内記章のFLASH NEWS
コンピレーションCD「LOVE!ongaku-dokoro 」2020年6月1日リリース!
道内を中心に、ピアニスト、作・編曲家として活躍する福由樹子さんの呼びかけで、
今年15周年を迎えたCDショップ、「音楽処」にゆかりの深いシンガーソングライターやミュージシャンが集まり、その名も「LOVE!ongaku-dokoro」というコンピレーション・アルバムを作成。コロナ禍の今、ミュージシャンやアーティストの背中を押し続け、北海道の母とも慕われてきた「音楽処」の店主石川千鶴子さんや、お店の力になりたいとの思いが込められた、音楽への愛があふれる一枚だ。
※コンピレーションCD「LOVE!ongaku-dokoro 」¥2,200(税別)
<販売店舗>
4丁目プラザ7F「音楽処」のみでの販売予約、郵送希望はこちらからダイレクトに!
https://ondoko.ocnk.net/phone/product/3804
※参加ミュージシャンや制作の皆さんのご紹介〜ダイジェスト &コメント動画
https://youtu.be/72k2UQXlzK8
元COLONYのスタッフがゼロから立ち上げる新ライブハウス開店プロジェクト「PLANT」始動!
2001年のオープンから今年で19年目を迎えるるはずだったライブハウスCOLONY。新型コロナウィルスの影響で、多くのアーティストやファンに愛され、惜しまれながらも4月に閉店してしまったが、その元COLONYのスタッフによるあらたなプロジェクトが始まった。
COLONYをスタートさせたときの原点に立ち返って、「ライブハウスの存在意義」をもう一度見つめなおし改めてゼロからライブハウスを立ち上げたい、地方都市からでもエンターテインメントを目指せる未来を作っていければとの思いで、クラウドファンディングにより、あらたにライブハウス「PLANT」を作ろうと意気込んでいる。
縁のアーティストや音楽関係者はじめ、趣旨に賛同する人々に広く支援を呼び掛ける。
(参加アーティスト)
山口一郎(サカナクション / NF )率いる NF/ THE イナズマ戦隊/TRIPLANE/tacica/THE NINTH APOLLO/Hump
Back/ハルカミライ/Cloque./緑黄色社会/NOISEMAKER/ズーカラデル/FINLANDS/The Floor/Rihwa他 総勢
70 組以上
プロジェクト期間は2020.7.22(水)10:00〜8.23(日)22:00
クラウドファンディングプラットフォーム:Wizy (ウィジー)https://wizy.jp/
プロジェクトURL https://wizy.jp/project/508/
オフィシャル Twitter https://twitter.com/PLANT_ENT
熱い想いを未来へ繋げたい!
青山新、CDショップ『音楽処』でデビュー記念ミニライブ&サイン会開催!
テイチクエンタテインメント創立85周年・芸映創立60周年記念アーティストとして2月5日に恩師・水森英夫作曲の「仕方ないのさ」で待望のデビューを飾った青山新。現在全国各地でキャンペーン中だが、2月25、26日札幌を訪れ、ラジオ出演や取材をはじめCDショップ音楽処では1時間にわたって【デビュー記念ミニライブ&サイン会】を行った。

初来道に加え、道内初のライブステージとあって、若干の緊張も見せていたが、初々しい語り口調とは裏腹に、集まった大勢のファンを前に、19歳とは思えない堂々とした歌いっぷりで、事務所の大先輩でもある角川博の「女のきもち」、石原裕次郎の「俺は待ってるぜ」、デビュー曲のC/Wでフォークタッチの「青春プロローグ」、そしてかつての日活映画の主題歌を彷彿とさせる期待のデビュー曲「仕方ないのさ」を披露。創立記念アーティストにふさわしい実力の持ち主であることを証明してみせ、パンチがありながら透明感を失わない歌声と、アイドルばりの爽やかなルックスで、会場に詰めかけた女性ファンを魅了していた。
今後、TVなどでの露出が増えるとともに、その人気は一気に高まるに違いない。
プロフィールなど詳細はこちらから
みずき舞 ススキノ・ラフィラホールで新曲「雪に咲く」発売記念インストア・ライブ開催!!
2年ぶりとなるシングル「雪に咲く」を携え、来札したみずき舞が、すすきのラフィラホールでインストアライブを行った。27年前、本名の細江真由子名義でアイドル歌手としてデビュー、当別町のふとみ銘泉のイメージキャラクターを務めたり、札幌に住んでローカル局のテレビやラジオで活躍したこともある彼女にとって、北海道はひと際なじみ深い土地であり、根強いファンも多い。
当日は、以前から親交のあった長谷川宏和アナウンサーが会場に駆け付け、急遽司会を買って出てくれるという嬉しいハプニングもあり、和やかな雰囲気に包まれた。
期待の新曲「雪に咲く」、そしてカップリングの「お逢いしたくて〜近江恋歌〜」を含め数曲を熱唱、久しぶりに訪れた札幌でのファンからの温かい声援に目頭を熱くする場面も見られ、ステージ終了後に行われたサイン即売会も盛況を見せていた。
北海道は正にこれからがタイトルにふさわしい冬のシーズンを迎えるだけに、こちらからさらなるヒットの火が付くことを期待したい。
※TOPページコンテンツ左側「プロモーションウィンドウ」ににみずき舞さんのコメント動画を掲載中。
男石宣隆 音楽処で新曲「閨の月影」発売記念インストアライブ開催!!
キャンペーンに訪れた札幌で、ラジオ出演や取材に精力的に動き回った男石。その足で市内のCDショップ「音楽処」でインストア・ライブも開催した。
「最後のジェラシー」をオープニングに、大阪シリーズから「大阪みれん花」、「大阪泣かせ雨」、最新曲のカップリングで沖縄が舞台の「愛しいあなた〜カナサン・ウンジュー〜」を披露。ウィットの効いたMCをはさみながら客席を回る姿に、詰めかけたファンも大喜び。
そして2019年6月19日のリリース以来、じわじわと人気上昇中の3連歌謡、カラオケファン必聴の新曲「閨の月影」を表現力豊かに聞かせ、客席を沸せた。またステージ終了後に催されたサイン即売&ツーショット撮影会も盛況だった。
※TOPページコンテンツ左側「プロモーションウィンドウ」に男石宣隆さんのコメント動画を掲載中。
三丘翔太、音楽処でのインストア・ライブ、大盛況 !!
2016年1月「星影の里」で念願のデビュー、目下人気上昇中の三丘翔太のインストア・ライブが2019年3月6日、CDショップ「音楽処」で大勢のファンを集め開催された。
3rdシングル「面影今いずこ」からスタート、2ndシングル「虹色の雨」に続いて三丘お馴染みの会場からのリクエストに応える‘本日のお品書き’コーナーでは、懐メロのカバーアルバム「翔太のお品書き」収録の「長崎の鐘」「細雪」2曲を披露。
また、曲間のMCでは人柄が感じられる爽やかで温かみのある空気が漂い、客席からも熱い声援が送られていた。そして新曲のカップリング「昭和がふたり」に続き、いよいよ最後に2019年1月16日発売の4thシングルとなる「散歩道」を熱唱。団塊世代の夫婦の哀愁をテーマにした同曲の、四季を織り交ぜた詞で綴る夫婦愛を歌い上げインストア・ライブを終了。その後開かれたサイン即売会、ツーショット撮影会も盛況をみせていた。
※TOPページコンテンツ左側「プロモーションウィンドウ」に三丘翔太からコメント動画頂いております。
我妻陽子、ゲストに井上由美子を迎え盛大に新年会を開催!
道内を中心に活動する女性演歌歌手・我妻(あづま)陽子の毎年恒例となる新年会が、1月27日(日)札幌のエクセルホテル東急で開催された。
後援会主催の同会では、新会長となった落語家・林家とんでん平、所属事務所アップフィット馬場均代表の挨拶をはじめ、我妻の勝負作とも言える「酒の春」を作・編曲をした伊戸のりお氏、作詞の円
香乃氏も東京から駆けつけ、お祝いの言葉が贈られていた。
会はディナーショー形式で進行し、「酒の春」、カップリングの「おんなの夢まつり」や、「道しるべ」「始まりの駅」、そしてメドレー・コーナーなど、ステージから各テーブルを回りながら熱唱する我妻に、会場から温かい声援と拍手が寄せられた。
また、ゲストの井上由美子はデビュー15周年記念作となる新曲「想い出の路」はじめ、お馴染みの「ひとり北夜行」「夜明けの波止場」、などを巧みなおしゃべりと共に披露、会に華を添えた。
(オフィスあづま http://adumayouko.sakura.ne.jp/)
こおり健太 デビュー10周年記念コンサート〜訓行から健太へ〜」
2007年11月5日に「口紅哀歌」でデビュー以来、北海道を第2の故郷とするこおり健太。デビュー10周年記念のコンサートが11月18日札幌-道新ホールで超満員のファンを集め開催された。
午前と午後でテーマを変え、〈1回目〉の「〜訓行から健太へ〜」と銘打たれたステージは、「歩き続けて・・・」からスタート。10年を迎えた喜びと感謝の言葉を挟みながら、「泣きみなと」や「風花」など代表作を歌い紡ぐ一方、故郷宮城で歌手を夢見ていた保育士時代、一大決心で上京しチャンスを待っていた時期など、幼少期から歌手になるまでをスライド上映。また「きよしのズンドコ節」をはじめ、カバー曲をバンド演奏で歌いながら保育士の様なエプロン姿で会場を回るなど、客席との距離を一気に縮めた。
後半は「夫婦坂」に始まり「裏窓」など難曲もカバーし、ファンからの支持も高い自らの「雨の舟宿」「山吹の花」を熱唱、客席からの熱い声援に応え全22曲を歌い切った。
アンコールでは、デビューからずっと応援し続けてくれ、今年4月に亡くなった、北海道の父と慕う故・日高吾郎氏との思い出を涙ぐみながら語り、氏から贈られたジャケットを着て、日高氏の詩に、大先輩で日高氏とも親交のあった吉幾三が曲を書き下ろした、師匠二人の縁によって誕生した「歩き続けて・・・」を再び歌い感動の幕を閉じた。(同日午後開催の2回目「健太の女唄・涙唄」も超満員の大盛況)
走 裕介 デビュー10周年記念コンサートファイナル開催!!

デビュー10周年を迎えた網走出身の走裕介が、故郷・網走市民会館を皮切りに行った10周年記念全国ツアーのファイナルコンサートを、2018年11月9日(金)地元北海道の札幌・道新ホールで開催した。
ピンクの衣装に身を包み、今年2月発売のデビュー10周年記念曲第一弾「北のひとり星」で幕を開けると、10周年を迎えられた喜びと感謝を語った後、デビュー曲「流氷の駅」や2ndシングル「呼人駅」
、発売初週オリコン第1位を獲得した10月発売の10周年記念第2弾「春待ち草」、「昭和縄のれん」、「星屑の恋」「男の駅」など自身の持ち歌を熱唱。超満員のファンを沸かせた。
また、敬愛し、デビュー以来ずっと可愛がってもらっていた札幌STVラジオのパーソナリティーの日高晤郎氏(2018年4月3日没・享年74歳)を偲び、形見の着物を纏って東京以外では披露してこなかった外郎売の口上を札幌初披露。続くギターの弾き語りへとファンの喝采は止むことがなかった。
その後は黒のスーツに着替え、「春待ち草」のカップリング「街でひろったシャンソン」や「星屑の恋」、「風来流れ唄」で本編は終了。アンコールでは赤いスーツ姿で「兄弟船」やテレビ番組で話題になったAIのカバー「Story」、新曲の「春待ち草」を再び歌唱、メドレー含め全19曲で札幌でのコンサートを締めくくった。
Honey L Days 10th Anniversary LIVE tour 札幌初ライブ大盛況!!
TBS系ドラマ「タンブリング」の主題歌「まなざし」や映画「L・DK」(タイトル「L・DK」の「・」はハートマーク)の主題歌「君色デイズ」で知られるロック・ヴォーカル・デュオHoney
L Daysが、9月17日札幌SOUND CRUEでライブを行った。7日からスタートした全国10ヶ所11公演のツアー6日目、これが札幌初ライブである。
KYOHEI(Vo,Gt)とMITSUAKI(Vo)の Honey L Days(通称ハニエル)がステージに登場。「冷たい花」をオープニングに、札幌の印象や北海道を襲った大地震へのお見舞いのMCをはさみながら、「DREAM
MAKER」、 先の2曲他、8月29日にリリースした10周年記念ベストアルバム「THE BEST DAYS」の収録曲を中心にライブは進行。最新シングル「その先へ」、「ノンフィクション」に続きライブ中盤にギターの弾き語りで聞かせた「あなたのいる世界はまぶしくて切なくて、残酷だ。」でトップ・ギアに入り、ステージは最高潮に。バラードもロック・チューンもツイン・ボーカルの響きが豊かな世界を描き出す。アンコールではギター一本の伴奏にマイクを外した生歌で「がんばれ」を熱唱。札幌での初ライブはステージとオーディエンスが一体となって大いに盛り上がっていた。
これをステップに北海道でもハニエルのさらなる認知浸透、活躍が期待される。
「竹中ただし&窪田みゆき」新曲発売記念ディナーショー開催!【2018年7月1日(日)】

音楽事務所アップフィット(代表:馬場
均 札幌)所属で道内を中心に活動する道産子歌手2人の新曲発売記念ディナーショーが、札幌のプレミアホテルB1Fカメリアで盛大に開催された。新曲(竹中ただし「酒場でひろった子守唄」、窪田みゆき「望郷乙部港」)は共に日本クラウンからの発売で、作曲は岡千秋氏、編曲が伊戸のりお氏と同じ作家という事もありジョイントという形になった。当日は特別ゲストに2作品を作曲した岡千秋氏をはじめ、「望郷乙部港」を書いた北海道作詩家協会々長でもある川島いく子氏も来賓として参加、竹中、窪田が期待の新曲をはじめ数曲ずつを熱唱、
また同じく道内を中心に活動する先輩歌手でもある中村明、我妻陽子もゲストステージで花を添え、最後のスペシャルコーナーではピアノの弾き語りによる
岡千秋オンステージも用意されるなど、応援に駆け付けた400名以上のファンも大いに満足する内容の濃いステージとなっていた。
「KANA 20th ANNIVERSALY LIVE」、札幌・BFHBFH ホールで大盛況のライブ開催!(2018年6月16日 土)

4月18日リリースのデビュー20周年最新シングル「愛は流れ星」が好調な動きを見せる中、旭川でスタートした全国6ヶ所でのアニバーサリー・ライヴを開催中のKANA。ツアー2ステージ目となる札幌・
BFHBFH ホールでのライブに足を運んでみた。最新曲を皮切りに「姐御−ANEGO−」、自らのサックス演奏を挟みながらの「時間よ止まれ」、北海道で好反響だった「永遠の月」、そして20年の軌跡を辿るKANAメドレー、と息もつかせぬステージ運びに観客は圧倒される。新曲のカップリング2曲「恋なんてシャバダバだ。」、「あばよ!Good‐bye」など20曲ほどを、時にスケール感のある歌唱で、時にムードたっぷりにと抜群の歌唱力で披露した。また、合間には客席に降りてきてマイクを向け歌声を誘ったり、メリハリの効いたMCで沸かせたりとハートフルかつフレンドリーな空気を上手に操り、会場いっぱいに詰めかけた(年齢層の高い)観客がペンライトを手に総立ちとなるなど、熱い一体感で満たされる一夜となった。
『THE 武田組4thアルバム「愛しあおーぜ」レコ発記念全国ツアー』が、3月16日の札幌SOUND CRUEでのワンマン・ライブを皮切りにスタート!

前作「ひっくりかえせ」から約3年半ぶりとなる4thアルバム「愛しあおーぜ」が2018年3月14日にリリース。その『レコ発記念全国ツアー』が、3月16日の札幌SOUND
CRUEでのワンマン・ライブを皮切りにスタートした。
ツアー初日の札幌SOUND CRUEのライブでは名曲「春が来るぜ」をオープニングに、アルバム「愛しあおーぜ」からの「こどもの日」「デイライト」「グレイプ」「ぐぐぅ」「九段の朝日」などをはじめ全20曲を文字通り力いっぱい歌い切った。女々しい曲あり雄々しい曲あり、ジャジーだったりフォーキーだったりと様々な顔を見せたが、どれも脈々と彼らの鼓動が息づいており、フロアを埋めた観客の胸に等しく熱いモノを置いて駆け抜けたライブだった。この後、7月8日(日)札幌ペニーレーン24でのファイナルまで全国17会場で開催される。
THE 武田組のwebサイトはこちらから
今月の推薦盤
2021/1月
■CDシングル
Sumika「本音 / Late Show」2021,1,6(SRCL-11508)
第99回全国高校サッカー選手権大会応援歌に選ばれた表題曲は、詞のみずみずしさがそのまま青春のイメージで、まさにぴったりの楽曲。爽やかなボーカルと心地よいサウンドは、青春ど真ん中だけでなく、すべての人の応援歌足りえる力を持っている。
■CDアルバム
瑛人「すっからかん」2021,1,1(RZCB-87029)
タイトルからわかるように、自分のすべてをさらけ出した一枚とあって、ヒット曲「香水」を筆頭に「HIPHOPは歌えない」「ハピネス」「ライナウ」など多彩な楽曲が並ぶ。瑛人の力みのない歌唱が独特の空気感を生み、ゆるやかにずっと浸っていたくなる一枚だ。
■演歌・歌謡曲
福田こうへい「かんべんナ」2021,1,1(KICM-30997)
郷愁を掻き立てる詞に心に沁みるメロディーがはまり、福田の伸びやかな声で繰り返される「かんべんナ」が耳に残る。カップリングの「越後平野」が、明るくアップテンポの豊穣を寿ぐ楽曲で、どちらも故郷を歌いながら、対比の妙も味わえる一枚となっている。
■音楽DVD
DISH//「LIVE TOUR-DISH//-2019-2020 PACIFICO YOKOHAMA」2020.12.23
(SRBL-1947)
昨年の1月4日のステージを全曲、全MCノーカットで収録。はじけっぷりも爽快なロックチューンあり、聞き惚れるバラードあり、トークのテンションやステージパフォーマンスもまるごと、疾風のごとく駆け抜ける様が熱量そのままに詰め込まれている。ライブに参戦する楽しさがダイレクトに伝わる一本。
2020/12月
■CDシングル
King Gnu「三文小説 / 千両役者」2020,12.2(BVCL-1112)
歌い出しの井口のハイトーンヴォイスからゆるやかにドラマが立ち上ってくる。繊細なピアノが登場人物のセリフのように、壮大なメロディーへと広がっていき、やがて静かな祈りのような幕切れまで、息をつめて聞く、4分余りの極上短編小説だ。
■CDアルバム
Mr.Children「SOUNDTRACKS」2020,12.2(TFCC-86735)
タイトル通り、映画やドラマ、TV番組のテーマ曲から、CMソングなどタイ・アップ曲満載の一枚。心地よく、しなやかに紡がれるサウンドは、アルバム全体を通してミスチルというバンドの持つ力が表す、音楽の可能性を示しているかのようで奥深い。
■演歌・歌謡曲
松尾雄史「流れ舟 / バラの傷あと」2020,12.2(CRCN-8367)
渋みのある低音が、年齢より大人びた歌唱に聞かせるせいか、人目を忍ぶ二人が世をさすらう詞世界に良く馴染む。いわゆる王道の演歌でありながら、この先どんな艶歌や怨歌を歌いこなしていくのかという楽しみを抱かせてくれる。まさに成長株である。
■音楽DVD
BiSH「TOKYO BiSH SHiNE6」2020.11.18(AVBD-92947)
“楽器を持たないパンクバンド”の彼女たち。今回は無観客ながら、熱量やパフォーマンスにおいて何ら遜色ないどころか、いつにもましてエネルギッシュに感じるのは、気迫の現れかもしれない。汗や息遣いだけでなく、無観客の寂しさや悔しさを訴える涙までもが臨場感たっぷり。
2020/11月
■CDシングル
BoA「I believe」2020,11.4(AVCK-79688)
繊細なピアノの音色につづいてこぼれてくるBoAの歌声が、前向きな歌詞とあいまって、
人気RPG「テイルズ オブ」シリーズの新作のテーマソングにふさわしい世界を作り上げている。様々なジャンルを歌いこなす力の持ち主だが、バラードのBoAはやはりいい。
■CDアルバム
T字路s「BRAND NEW CARAVAN」2020,11.4(POCS-23008)
凄みのあるソウルフルでブルージーな声と自由な歌詞は強力な武器だが、今回ワルツからガレージロック、スカ、カントリー、昭和歌謡、ラテンとなんでもござれのアルバムを編んだ。その多彩ぶりは、彼らの間口の広さだけでなく奥行きの深さも印象付ける。
■演歌・歌謡曲
こおり健太「全曲集〜雨の舟宿 / 冬椿〜」(演歌・歌謡曲)2020,11.4(TKCA-74924)
「冬椿」「雨の船宿」「風花」「恋瀬川」等、しっとりとした女歌は短編ドラマが綴られる様。一方日高晤郎・吉幾三の手になる「歩き続けて…」や「さいはて港町」などでは、こおりの伸びやかな声が良く生かされ、ハートフルで暖かい楽曲に癒される。
■音楽DVD
スターダスト☆レビュー「STARDUST REVUE 楽園音楽祭 2019 大阪城音楽堂〈初回限定盤・2枚組〉」2020.10.28(COBA-7204〜5)
昨夏、恒例の野外ライブツアー、大阪城公演の模様だが、ホーンセクションも加わり、スタ☆レビのサウンドが良く映える。今から考えると夢のような解放感と心地よい蜜ぶりなのだが、ライブ本来の楽しさがギュッと詰まったステージに、彼らの底力を感じる。
2020/10月
■CDシングル
DA PUMP「Fantasista〜ファンタジスタ〜」2020,9.30(AVCD-98018)
ラテンナンバーに“情熱的な”という形容は今更という気もするが、DA PUMPの場合、情熱だけでなく、洗練された大人の雰囲気を漂わせセクシーだ。ダンスパフォーマンスのキレがそのまま楽曲のテンションに直結しているようで、聞いているだけで体が動きだしそう。
■CDアルバム
ヤバイTシャツ屋さん「You need the Tank-top」2020,9.30(UMCK-7075)
このところ「スプライト」の「癒着☆NIGHT」や「いち髪」の「泡 Our Music」など、CMでも印象的な楽曲を発表している彼ら。それらの他、新曲も収録した4thフル・アルバムは、耳に残るフレーズがいくつもちりばめられ、嫌でも脳内リピート率が上がってしまう。フルスピードで向かってくるパンクだ。
■演歌・歌謡曲
松原健之「雪風 / 悲しみのニューヨーク」(演歌・歌謡曲)2020,9.30(TECA-20036)
15周年シングルはKANが木村和名義で発表した作品のカバー。演歌色が薄まったというより、松原の伸びやかな声が良く生きた、美しいピアノバラードに仕上がって、全く別の趣。カップリングのラブバラードともども新境地を開いたと言っていいだろう。
■音楽DVD
純烈「純烈のスーパー銭湯で逢いましょう♪」2020.9.30(CRBN-92)
デビュー10周年記念日にホームグラウンドの大江戸温泉での無観客ライヴは、時節柄とはいえもったいない。しかし銭湯で観客の熱気にあおられてナンボ、のパフォーマンスを画面で独り占めするのはちょっとした贅沢である。ちょっぴり漂うやるせなささえ、味にしてしまっているところが憎めない。
2020/9月
■CDシングル
アンジュルム「限りあるMoment / ミラー・ミラー」2020,8.26(HKCN-50644)
冒頭のコーラスから凛とした強さに惹かれる「限りあるMoment」は、疾走感や緊張感の奥に今の彼女達の意気込みやパワーを感じさせ、「ミラー・ミラー」は等身大の彼女たちの姿が映し出されているよう。どちらもクールでポップな魅力にあふれている。
■CDアルバム
安藤裕子「Barometz」2020,8.26(PCCA-04958)
女優としても活躍する安藤裕子の通算10枚目となるオリジナル・アルバム。タイトルは伝説の木の名前だそう。いくつもの恋物語が甘やかにひそやかに紡がれ、サウンドプロデューサーのトオミヨウとShigekuniが、たおやかな彼女の世界をいっそう際立たせている。
■演歌・歌謡曲
小田純平「東京狼(うるふ) / 酒は恋割り涙割り」 2020,8.26(CRCN-8344)
シンガー・ソングライターの小田純平が、アニメ系作詞家のリーシャウロンとのコンビで放つシングル。切なさややるせなさの向こうに、飄々とした男の背中が見え隠れする。強がったり粋がったりするのではない軽やかさが、洒脱な味わいの一枚。
■音楽DVD
MOROHA「其ノ灯、暮ラシU」2020.8.26(UMBK-1295)
アコースティックギターとMC、二人組のドキュメンタリーと日比谷野音のワンマンライブ。圧倒的な存在感を放つMCアフロの声と、空間を切り裂くようなギターUKの作る世界が、音楽の向こう側まで執拗に迫るカメラの描き出す、彼らの葛藤やメッセージとあいまって、強烈な印象を残す作品となった。
2020/8月
■CDシングル
Official髭男deism「HELLO EP」2020,8.5(PCCA-04961)
表題曲を含む、大型タイアップ曲3作品を収録。中でも映画「コンフィデンスマンJPプリンセス編」主題歌の「Laughter」は、曲調や詞に奥行きの深さや懐の広さが感じられ、聞き入ってしまう。勇気をもらえるのと同時に、彼ら自身の行く末も暗示しているかのようで耳に残る一曲だ。
■CDアルバム
米津玄師「STRAY SHEEP」2020,8.5(SECL-2598)
「感電」「Lemon」「馬と鹿」といったドラマ主題歌に加え、「パプリカ」のセルフ・カヴァーなど、米津の持つ軽やかさ、怪しさ、危うさ、カッコよさがないまぜになって届けられる。研ぎ澄まされた感覚に真っ向からぶつかるようで、ちょっと他では味わえない、小気味よい手応えを感じる一枚。
■演歌・歌謡曲
浜博也「一輪挿し」2020.8.19(TECA-20049)
天国の夫に語りかける、しみじみとした情愛を描く表題作は、くせのない歌唱が温もりを感じさせ、カラオケファンに受けそうな一曲だ。一方、カップリングの「呼子鳥」は故郷山形の民謡を元にした母の哀しみを切なく歌い上げ、聞き比べの面白さが味わえる。
■音楽DVD2枚組
安全地帯『安全地帯 IN 甲子園球場 「さよならゲーム」』2020.7.29(COBA-7161〜2
)
ロックバンドでありながら、スタジアムの大観衆が息をつめて聞き入る、というシーンが幾度も出現する。それこそが玉置浩二をボーカルに抱く安全地帯だと思わせる瞬間だ。奏でる音色、響く歌声、何度聞いても奥底まで沁みわたり、重ねた歳月が醸す味わいに酔わされる。
2020/7月
■CDシングル
TWICE「FANFARE」2020,7.8(WPCL-13203)
日本での人気もすっかり定着し、6thシングルとなる本作はポジティブなエネルギーに満ち溢れている。しなやかだが力強いパフォーマンスの放つパワーは、今の時代に必要とされる、エンタテインメントの果たすべき役割を示しているようでもある。
■CDアルバム
Mrs. GREEN APPLE「5」2020,7.8(UPCH-20549)
ライブ限定作品や新録ヴァージョン、新曲3曲も含む初のベスト・アルバム。時系列に収録されているので、メジャーデビュー5年の足跡をたどりながらその成長ぶりを味わうことができる。そして彼らの伸びしろにあらためて驚かされる一枚でもある。
■演歌・歌謡曲
ちはらさき「さよならの花が咲く」2020,4,1(MKCD―200401)
作詞・曲はみのや雅彦、編曲は西岡俊明とカラオケファンにも人気の高い「雪の花」か
らの名コンビが、また傑作を生み出した。フォークとも歌謡曲とも一味違う、ちはらの持ち味が存分に生かされた、「雪の花」の完結編とでもいうべき必聴の佳曲。
■音楽DVD:初回限定盤・2枚組
木村拓哉「TAKUYA KIMURA LIVE TOUR 2020 GO WITH THE FLOW」2020.6.24(VIBL-992〜3)
画面からあふれるライブの空気感が、熱いけれどやさしく、クールだけれどハートフル
という、まさに木村拓哉そのもの。歌にしてもダンスにしても、気負いやてらいのない等身大の姿で、ハートわしづかみのステージ運びも秀逸。ソロとしての実力を見せつける形となった。
2020/6月
■CDシングルデジパック仕様
tacica「aranami」2020,6,3(SECL-2566)
結成15年を迎える彼らが、奇しくも出身地である札幌を舞台にした、沙村広明原作のTVアニメ『波よ聞いてくれ』の主題歌を書き下ろした。沙村作品の新しさを自身に重ね合わせたという本作は、研ぎ澄まされた詞が新鮮な脈動を感じさせる。
■CDアルバム
五十嵐浩晃「Love Songs Letter」2020,5.27(WHCD-113)
8年ぶりとなるオリジナルアルバム。デビュー40周年を迎えてなお、透明感を失わない歌声に驚かされる。ライブの定番曲「東京って」や新曲、そして「愛は風まかせ」「ペガサスの朝」など、収録の15曲はどれもみずみずしく、軽やか。地に足のついた活動をしていながら、その背には見えない翼でもあるようだ。
■演歌・歌謡曲
水田竜子「能登島みれん」2020,6,10(KICM-30979)
旭川出身、水田竜子の新曲「能登島みれん」は、喜多条忠の詞に弦哲也の曲が抒情味あふれる世界を紡ぎ出した。歌手歴も四半世紀を超え、そろそろベテランの域にさしかかろうという水田の歌唱は、力みやアクの強さを感じさせないたおやかさで、見事に大人の艶歌に仕上げている。
■音楽DVD
秦基博「MTV Unplugged」2020.05.20(UMBAー10057)
名曲「ひまわりの約束」の弾き語りに始まり、ピアノやウッドベース、バイオリン等とのセッションやアンサンブルなどアコースティックの響きの美しさを堪能させてくれる。余分なものをそぎ落とし、13曲を表情豊かに歌い上げるが、彼ほどこの企画にふさわしい人もいまい。
2020/5月
■CDミニアルバム
井上苑子「ハレゾラ」2020,4,22(UPCH-29357)
“前向きで晴れやかな気持ちになってもらえるよう”との思いが込められた、ミニアルバム。詞もメロディーもみずみずしさにあふれた、胸キュンソングが6曲つまっているが、少し甘めな彼女の歌声こそがポジティブな気分に導く力を持っているようだ。
■CDアルバム
杉山清貴「Rainbow Planet」2020,5,13(KICS-3897)
『Driving Music』『My Song My Soul』に続がくソロ・アルバム3部作の完結編。大御所から新進気鋭の若手まで幅広い作家陣を起用し、バラエティ豊かな一枚に仕上げた。スタイリッシュでポップな楽曲の数々が、杉山の透明感あふれるボーカルで、まさに虹のごとく輝く。
■演歌・歌謡曲
戸子台ふみや「泥酔い酒」2020,5,13(CRCN-8334)
数々ののど自慢やカラオケ番組でその実力を知らしめた演歌少年が、二十歳の現役大学生にしては古風なド演歌でデビューを飾った。実年齢とはギャップのある風貌と早熟な歌唱力は彼の個性であり大きな武器だ。演歌界に新風を巻き起こすことを期待したい。
■音楽DVD
the HIATUS 「10TH ANNIVERSARY SHOW AT TOKYOTERNATIONAL
FORUM」2020,4,15(UPBH-20264)
単なる集大成的な作品ではなく、今の彼らの持てるすべてが凝縮された濃密な空間を
味わえる。ゆるいMCとハイレベルなパフォーマンスの対象の妙もさることながら、曲
目決めやリハ、当日の舞台裏までを克明に描いたドキュメンタリーも秀逸。
2020/4月
■CDシングル
Juice=Juice「ポップミュージック/好きって言ってよ」 2020,4,1 (HKCN-50636)
新作は先月このコーナーで紹介したKANの「ポップミュージック」のカバー。懐かしくも、明るく楽しい80'sのディスコサウンドが、彼女たちのキャラにぴったり。カップリングの「好きって言ってよ」は、山崎あおい書き下ろしの、セツナ系第3弾でこちらもちょっぴりブルーなアップテンポがはまる。
■CDアルバム New EP 初回生産限定仕様
東京事変「ニュース」2020,4,8(UPCH-29360)
8年ぶりのオリジナルアルバム。メンバーそれぞれが楽曲を持ち寄り5曲を収録。誤解を恐れずに言えば、初めてはっぴいえんどやティン・パン・アレーを聞いたときのような、新しい“音”に触れた気がする。それも感性が先走るアーティストとは一線を画す、腕の冴えを見せる職人技を見る思いがする。
■演歌・歌謡曲
竹島 宏「はじめて好きになった人」2020,4,15(TECA-20026)
“踊らされちゃう歌謡曲3部作”で新境地を開いた竹島が、おなじみの松井五郎、都志見隆コンビの新作で、初恋をテーマに今度はバラードで魅せる。竹島本人自身が“詞とメロディーに彩りと奥行きを感じる”というように、切なさや懐かしさを呼び覚ます、味わい深い竹島流歌謡曲だ。
■音楽DVD
back number「NO MAGIC TOUR 2019 at 大阪城ホール」2020,3,25(UMBK-1290)
アルバム『MAGIC』を引っ提げたアリーナツアー。効果的な照明や、映像を駆使しながら、センシティブなボーカルと3人の紡ぎだすサウンドが詞世界の陰影をリアルに描き出す。ライブでいながら熱さだけでなく、楽曲のすべてが沁みてくる。深く刺さる。それこそが彼ららしさの表れといえよう。
2020/3月
■CDシングル+DVD
KAN[ポップミュージック]2020,2,26(EPCE-7577)
往年のディスコ・ナンバーを彷彿とさせる、KAN流ポップ・ミュージック。底抜けに明るく楽しい80'sのノリが、懐かしくも新しい。ダンス入りのMV付きなのも、今どきのファンには嬉しいKAN流おもてなしといったところかもしれない。
■CDアルバム
林青空「出航日和」2020,2,26(UPCH-2205)
名前のごとく一点の曇りもないポジティブな彼女の声が、そのチャーミングなキャラクターをうかがわせる。曲ごとに様々な表情を見せてくれるが、爽やかだけではくくれない魅力が、そこかしこに散りばめられたアルバムだ。
■演歌・歌謡曲
パク・ジュニョン「海に語りて(Aタイプ)」2020,2,26(KICM-30965)
歌詞の言葉数が控えめな分、彼の声を生かしたロングトーンの美しさが引き立ち、行間に情感を込めることに成功している。スケール感がありながら憂いを失わないのも、彼ならでは。また一つ味わい深い作品をものにした。
■音楽DVD
Official髭男dism「one-man tour 2019@日本武道館」2020,2,12(PCBP-53284)
初の武道館公演ながら、緊張の向こうに楽しむ姿勢さえ見え隠れする。一瞬で会場の空気をとらえ、熱の渦に巻き込んでいくのは、頼もしささえ感じさせるほどだ。すごいスピードで成長し続けているのは、実力のなせる業だと納得するステージ。
2020/2月
■CDシングル
モーニング娘。'20「KOKORO&KARADA/LOVEペディア/人間関係No way way」2020.1,22
(EPCE-7573)
今作はつんく作詩・曲の「KOKORO&KARADA」と、「LOVE ペディア」「人間関係No
way way」の二曲を同じメロディーに異なる歌詞、アレンジ、ダンス、パート割りで全く違った味わいで楽しませる、新企画に挑戦した二作品の、三作から成る。通算68枚目ながら、モー娘。はまだまだ驚かせてくれる。
■CDアルバム
SHISHAMO「SHISHAMO 6」2020.1.29(UPCM-1407)
このところ成長著しい彼女たちの6thアルバムは、「第86回NHK全国学校音楽コンクール」中学校の部 課題曲「君の隣にいたいから」を含む全13曲。誤解を恐れずに言えば、素直なアルバムだが、シンプルなだけストレートに届く。上質なポップスが紡げるようになった。
■演歌・歌謡曲
真田ナオキ「恵比寿(西口盤)」2020.1,22(TECA-20005)
一度聴いたら忘れられない“極上のダミ声”が最大の武器。師匠、吉幾三の手がけた楽曲でメジャーデビューを飾る。男女のドラマを描いたノリの良い歌謡曲を、4年かけて喉を潰したというこのハスキーボイスが一段と味わい深くしている。
■音楽DVD
吉川晃司「KIKKAWA KOJI 35th Anniversary Live TOUR」2020.1,29(WPBL-90537)
ダイナミズムと厚みを増した表現力が圧倒的な存在感を放っている。これほどステージ映えするロッカーもいないのではと思わせるほどスタイリッシュで、繰り出されるヒット曲の数々に翻弄されているうちに35年分のページがめくられ、熱さが消えずに残る。
2020/1月
■CDシングル
BOYS AND MEN「ガッタンゴットンGO!」2019.12,25(UICV-5082)
劇場版アニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』の主題歌とあって繰り返されるフレーズが印象的で親しみやすい。カップリングの「大阪府」「粋やがれ」のような男気溢れるいつものボイメンとは、また一味違った魅力が楽しめる。
■CDアルバム
キンモクセイ「ジャパニーズポップス」2019.12,25(BVCL-1052)
昨年活動再開した彼らが14年ぶりに放つ5thアルバムは、彼らの音楽的ルーツをたどるように、日本の70年代ポップスへの愛とオマージュにあふれている。が、懐かしさと心地良さに埋もれてしまわない、彼らの音楽性が随所に伺える一枚となっている。
■演歌・歌謡曲
市川由紀乃 「懐かしいマッチの炎」2019.12,25(KICM-30956)
昭和を代表する作詞家「阿久悠」の残した未発表作品。いつもの市川節とは一味違ったソフトな印象の楽曲だが、力みのないたおやかな歌唱で阿久の深い詞世界を紡ぎ出すことに成功し、市川自身の新境地を開いたと言えるだろう。
■音楽DVD
EXILE SHOKICHI「EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019 UNDERDOGG(DVD2枚組)(初回生産限定盤)」(音楽DVD)2019.12,25(RZBD-86991〜2)
交錯するライトにキレの良いダンスが映え、大阪城ホールを揺るがす爆音の中でも声が良く響く。パワフルなドラムソロに始まり、歌い、踊り、煽り、様々な楽器も操り、持てる才能と魅力をいかんなく発揮。そのスケールと圧倒的な熱量に爽快感すら覚える。
2019/12月
■CDシングル
THE BEAT GARDEN 「Snow White Girl 」2019.12,4(UMCK-5685)
エレクトリック・ダンス・ロックを掲げる、ボーカル3人とDJ1人からなる男性グループ。届かぬ片想いの相手を白雪姫になぞらえたラヴ・ソングは、メロディーとハーモニーが美しく、この季節にピッタリのウィンター・ソングに仕上がっている。
■CDアルバム
Beverly 「INFINITY」2019.12,4(AVCD-96380)
世界に照準を合わせているだけあって、大きな可能性を感じさせるアルバム。ダンス・ナンバーにバラード、アニソン、ドラマの主題歌と幅広く楽しませてくれるが、岡崎体育が提供した「尊い」は、ちょっと毛色の変わった楽曲で聞き逃せない。
■演歌・歌謡曲
北原ミレイ 「明日へのかけ橋」2019.12,11(TKCA-91250)
デビュー50周年記念のシングル。ハスキーなボーカルは健在だが「ざんげの値打ちもない」や「石狩挽歌」のような凄味の効いた歌唱はなりをひそめ、柔らかく包み込むような歌唱で前向きに愛を歌い上げた。まさに大人の味わい。
■音楽DVD
奥田民生「RISING SUN OT FESTIVAL 2000-2019」2019.12,4(RCMR-2009〜2010)
一人のアーティストと一つのフェスを追った、20年にも及ぶ斬新な映像。ソロ・バンド・ユニットなど、様々な形で出演しているが、才のほとばしりやぶつかり合いによる化学反応など、一期一会ならではの瞬間を凝縮して味わえる贅沢さが良い。
2019/11月
■CDシングル
LONGMAN「Wish on」2019.11,6(AICL-3786)
男女ツイン・ヴォーカルが絶妙のコーラス・ワークで聞かせる、メロディック・パンク・バンド。TVアニメ『BORUTO』のエンディング・テーマに起用された表題曲は、疾走感あふれるキャッチーなナンバーに仕上がった。旬の勢いを感じる。
■CDアルバム
槇原敬之「THE BEST OF LISTEN TO THE MUSIC」2019.10,23(UPCY-7614)
カヴァー・アルバム・シリーズ“Listen To The Music”から、選りすぐりを集めた初のベスト盤。「春よ来い」「WHAT
A WONDERFUL WORLD」などの名曲に加え、最新ナンバー「若者のすべて」を新録。多彩な表現を苦も無くやってのける、ポップ・シンガー槙原の底力を見せつけられる思いがする。
■演歌・歌謡曲
藤原浩「北の駅舎(えき) / 心友(とも)よ…」2019.10,23(KICM-30950)
前作「北のさすらい」では守り切れなかった女を偲ぶ男の切なさを歌ったのに対し、今作は振り返らない女の悲しい強さが届けられ、ドラマの続編を見るようだ。印象的な三連符はカラオケファンの歌心をくすぐるだろう。カップリングは熱い男歌。
■音楽DVD
モーニング娘。’19 「モーニング娘。’19コンサートツアー春 〜BEST WISHES! 〜FINAL」2019.10,9(EPBE-5602、EPBE-5603)
11名体制での最初で最後のツアー・ファイナル、日本武道館公演。個々のキャラを際立たせたソロ・パートと、11人が一体となった時の圧倒的な存在感の対比の妙が、モー娘の真骨頂。歌もダンスも×11以上のパワーを放つ、熱いステージだ。
2019/10月
■CDシングル
あいみょん「空の青さを知る人よ」2019.10,2(WPCL-13107)
これが初シングルだが、既にアルバムデビュー、武道館単独公演、全国ツアーなどをものしただけあって、実力のほどがうかがえる出来だ。モデルとしても活躍する彼女のビジュアルにマッチした、スリリングなダンスナンバーが心地良い。
■CDアルバム
こぶしファクトリー「辛夷第二幕」2019.10,2 (EPCE-7533)
約3年ぶりとなる2ndアルバム。ロック・テイスト満載でキラーチューンが目白押し。
ア・カペラの曲を聞いていると、コーラスワークからも成長ぶりがよくわかる。シングル・カットされた作品やライブ映えする楽曲が多いので、ライブが見たくなる一枚だ。
■演歌・歌謡曲
大月みやこ「涙川」2019.9,25(KICM-30941)
こういうしっとりした叙情演歌を歌わせたら、大月の右に出る者はいないと言っても良いのではないだろうか。毒や凄味は一切感じさせず、けれん味のない演歌を丁寧に歌い紡いできた彼女にとって、まさに55周年イヤーにふさわしい楽曲といえるだろう。
2019/9月
■CDシングル
鈴木愛理「Escape」2019.9,4(EPCE-7519)
これが初シングルだが、既にアルバムデビュー、武道館単独公演、全国ツアーなどをものしただけあって、実力のほどがうかがえる出来だ。モデルとしても活躍する彼女のビジュアルにマッチした、スリリングなダンスナンバーが心地良い。
■CDアルバム
竹原ピストル「It's My Life」2019.9,4(VICL-65248)
声と詞と圧倒的な存在感を残す竹原。数々のタイアップにも強烈な個性を示す。哀愁と癒しといくばくかの毒も含めて、突き刺さるようでもあり、痛みを分かち合うようでもあり、一度聴いたらその世界にどっぷりつかりたくなる。そんなアルバムだ。
■演歌・歌謡曲
杜このみ「王手!」2019.9,4(TECA-13951)
一作一作着実に成長の跡を見せる杜。今回は故・市川昭介作品、それも遺作となる将棋の世界を舞台にした大きな作品とがっぷり四つに組んだ。30代に入り人生を歌えるようになってきた彼女の健闘ぶりが頼もしくもある一曲だ。
2019/8月
■CDシングル
BEYOOOOONDS「眼鏡の男の子 / ニッポンノD・N・A! / Go Waist」2019.8.7
(EPCE-7510)
12人組の新グループ“BEYOOOOONDS”のトリプルA面シングル。冒頭は芝居パートから始まる斬新な恋物語「眼鏡の男の子」、アップテンポのメッセージ・ソング「ニッポンノD・N・A」、ヴィレッジ・ピープルのカヴァー「Go
Waist」とキュートな疾走感にあふれる楽曲が揃った。
■CDアルバム
Leola「THINGS CHANGE BUT NOT ALL」2019.8.7(AICL-3734)
ハワイ語で「太陽の歌声」の意を持つ名前の女性シンガー・ソング・ライター、Leolrのセカンド・アルバム。明るく前向きなラヴ・ソングが並ぶ中、山下達郎の「Ride
on time」カヴァーにも挑戦。さわやかな歌声に夏を感じる一枚に仕上がっている。
■演歌・歌謡曲
岩本公水「能取岬」2019.8.7(KICM-30931)
冬の能取岬を舞台に、実らぬ恋に胸をかき乱す女性の切ない思いを切々と歌い上げ、実力派の面目躍如といったところ。大人の演歌が似合うようになった。好評だった前作「片時雨」に続く“心に沁みる演歌”として、カラオケファンからも高い支持を得ることだろう。
2019/7月
■CDシングル
モーニング娘。'19「人生Blues / 青春Night」2019.6.12(EPCE-7499)
“モーニング娘。’19”名義での初シングル。通算では67枚目となるが、つんく♂が作詞・作曲を手がけた両A面だ。つんくらしいウェットさがキレのいいダンスにのせて届けられる。モー娘の本領発揮ともいうべき、集団のパワーでぐいぐい攻めてくる一枚。
■CDアルバム
サカナクション「834.194」2019.6.19(VICL-65194〜5)
「新宝島」「多分、風。」「陽炎」など2013年以降の代表曲に最新音源も含め、全18曲を収録。独特の水の中に潜ったり浮かびあがったりするような感覚のサウンドで、常に時代の空気を一歩リードする音楽を作って来た彼らの、新しさと懐かしさが混在する一枚。
■演歌・歌謡曲
天童よしみ「大阪恋時雨」2019.06.19(TECA-1934)
天童デビュー50年目のチャレンジは、シンガーソングライターの半ア美子とのコラボによる、初のラブ・ソング。抑えめの歌唱も大人な、大阪系ソウルバラードで、聞かせる、泣かせる、佳曲。カラオケファンの心も大いにくすぐることだろう。
2019/6月
■CDシングル
Juice=Juice「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? / 25歳永遠説」2019.6.5(HKCN-50618)
女の子の強さともろさを描いた山崎あおい作詞・曲の作品は、長いタイトルが目を引くが、それ以上に詞が切なく鋭く突き刺さり、幼さの残る声とのギャップも魅力。「25歳永遠説」は、卒業するリーダー宮崎へのはなむけのようでもある。
■CDアルバム
SHISHAMO「SHISHAMO BEST」2019.6.19(UPCM-9004)
初のベストアルバムは、1stから最新までの全シングル他、初期の名曲や紅白で披露した「明日も」など、彼女達の5年の軌跡がギュっと詰まった一枚。等身大の女の子を彷彿とさせる、SHISHAMOの瑞々しさと、キラキラがそこかしこに散りばめられ、眩しい。
■演歌・歌謡曲
パク・ジュニョン「永遠にサランヘヨ」2019.05.29(KICM-30923)
新曲は女唄から男性目線の作品にシフト。凄みのあるスパイスを利かせた骨太な歌唱に、これまでのパクとは一味違う、大人の男の魅力を感じる。濁(にご)りのない味から、雑味やあくさえも、渋みや深い味わいに変えるような手練れの技が効いた一曲。
2019/5月
■CDシングル
こぶしファクトリー「Oh No 懊悩 / ハルウララ」2019.4.24(EPCE-7491)
2019年4月24日リリースの両A面の7thシングル。持ち味でもある、可憐な乙女心を抱いていながら、ガツンと一本芯の通ったと強さも感じさせてくれる。等身大のイマドキ女子を描く、彼女たちならでは甘すぎないせつなさは、共感を呼ぶに違いない。
■CDミニアルバム
P!NK「Hurts 2B Human |ハーツ・トゥ・ビー・ヒューマン」2019.4.26(SICP-6087)
内外で数々の栄に浴したポップ・クイーン=P!NKの最新アルバムは「世界は今よりもっといい場所になるはず」というメッセージが込められている。その歌声は力強さだけでなく勇気や慈愛に満ち、祈りにも似た思いが感じ取れる。辛口だが聴き応えのある一枚だ。
■演歌・歌謡曲
服部浩子「風花港(かぜはなみなと)」2019.05.01(TECA-13922)
カラオケファンに根強い人気のある服部浩子の30周年記念シングル。日本語を大切に歌う彼女らしくキャリアに裏打ちされた高い表現力で、今作も情感たっぷりに女性の熱い想いを描きだしており、高い支持を得ることだろう。
2019/4月
毎月更新の「今月の推薦盤」です。
■CDシングル
アンジュルム「恋はアッチャアッチャ / 夢見た 15年(フィフティーン)」2019.4.10(HKCN-50597)
アッチャはヒンディー語で「good」「いいね」の意味で、相槌や感嘆の際にも使われる北インド最頻出単語だそうだ。アップテンポのインド風メロディーに乗せ、散りばめられた「アッチャ」の嵐に、一気に異国のダンスシーンに遭遇した気にさせられる。
■CDミニアルバム
ココロオークション「VIVI」2019.4.3(TECB-1009)
初々しさを残しながらも、熱量とポテンシャルを感じさせるバンド・サウンドに、ボーカル粟子の声が一服の清涼感をもたらしている。メンバー個々の模索するロックが、アルバムのそこかしこにあふれ、音の向こう側に見える景色が瑞々しく新鮮だ。
■演歌・歌謡曲
森若里子「女の源氏物語」2019.04.03(TKCA-91165)
源氏物語の「朧月夜」をモチーフに、恋に翻弄される女心をしっとりと歌い上げている。
森若のファルセットを生かした作品で、来年デビュー40周年を迎えるベテランの味わいに、たおやかさと艶っぽさが滲む佳曲。カラオケファンにも好反響が期待できる。
2019/3月
■CDシングル
back number「HAPPY BIRTHDAY」2019.2.27(UMCK-5668)
片想いのせつなさがみずみずしい詞と繊細なメロディーに乗せて届けられる。前作に続きドラマの主題歌でもあるこの作品は、清水依与吏の声が胸の奥にしみいる少しばかりの痛さと甘さを連れて迫って来る。ウェット過ぎない耳に残る音が愛おしい一曲。
■CDアルバム
FORESTA「フォレスタ コンサート」2019.2.20(TECI-1628)
叙情歌、唱歌、童謡などに加え、カンツォーネやオールディーズなど幅広いジャンルの曲を歌いこなすコーラス・グループの初コンサートアルバム。コーラスの美しさは言うまでもないが、歌の懐の広さに安心して聴きいることのできる一枚。
■演歌・歌謡曲
藤原浩「北のさすらい」2019.2.27(KICM-30908)
昭和歌謡を彷彿とさせる徳久メロディーを、伊戸のりおの編曲と女性コーラスがいっそう懐かしさをかきたてる。北海道を舞台にした円香乃の詞に、藤原の太い声が別れた女を想うさすらいの哀惜をにじませる、味わい深い佳曲。
2019/2月
■CDシングル
Juice=Juice「微炭酸 / ポツリと / Good bye&Good luck!」2019.2.13(HKCN-50588)
約10ヵ月ぶりの11thシングルは、昨年6月にグループ加入した稲場愛香にとって初の、今年3月をもってグループを卒業する梁川奈々美にとっては最後となるトリプルA面シングル。少女から大人に変わる短い季節を切り取った詞がぴたりとはまる。山崎あおいの詞が秀逸。
■CDアルバム
the peggies「Hell like Heaven」2019.2.6(ESCL-5166)
冒頭からボーカルの声が突き抜け、キャッチーなメロディとガツンと手応えのあるサウンドに乗って、ストレートに詞が届く。インディーズ時代から定評のある彼女達が、メジャーに躍り出て放つファーストアルバムは、まさに旬の勢いをそのまま詰め込んだ、全力投球の一枚。たっぷり浴びたい。
■演歌・歌謡曲
ブラザーズ5「君に会えて・・・会えてよかった/吹く風まかせ〜Going My Way〜」2019.2.6(EPCE-2047)
70'年代フォークの雄、杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山厳、因幡晃によるユニットの4年ぶりの新作は初のオリジナル。美しいバラードとポジティブなカントリーソングを個性豊かな声が歌い紡ぐ。心に深く沁みわたり、ロングヒットの予感大。
2019/1月
■CDシングル
Aimer「I beg you / 花びらたちのマーチ / Sailing」2018.1.9(SECL-2368)
梶浦由記プロデュースによる、劇場版アニメ『Fate/staynight[Heaven's Feel]』第2章の主題歌を収録した通算16枚目のシングル。ハスキーなのに透明感のあるAimerの声が、映像に負けない独特の世界観を構築し、壮大なドラマを美しく紡いでいる。
■CDアルバム
大塚愛「愛 am BEST、too」2019.1.1(AVCD-96016〜7)
「さくらんぼ」をはじめとするヒット曲から、新曲「Dear,you」まで、自身がセレクトしたデビュー15周年記念オールタイム・ベスト・アルバム。どの曲も聴けばすぐにわかるほど、常に身近であり続けた、バラエティ豊かな作品群が綴る15年の軌跡だ。
■演歌・歌謡曲
椎名佐千子「漁火街道」2019.1.1(KICM-30897)
前作「舞鶴おんな雨」に次ぎ、作詞に麻こよみ、作曲に岡千秋を起用。日本海沿いの街道を、慕情に駆られ一人歩くせつない女性の心情を描いた本格派演歌。カップリングも舞台が富山とあって日本海づいているが、情景が浮かぶ歌心あふれる歌唱が心憎い。
過去の業務ご紹介
「第20回 日本カラオケボックス大賞 北海道大会」審査員
2012年9月30日(日)、アリオ札幌で開催された
「第20回 日本カラオケボックス大賞 北海道大会」
(HBCラジオ:共催)で審査員を務めました。
優勝者は来年2月に埼玉で開かれる全国大会へ北海道代表として出場します。
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