office-naiki.comのサイトから公開の各種記事、過去ログをご案内します。
プロモーションで来札のアーティストから、オフィスナイキwebサイトをご閲覧の皆様へご挨拶の動画集
第106回:綾織綾音 |
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第105回:ほしのしほ |
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第102回:エビナマスジ |
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第101回:こおり健太 |
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第100回:奏 大翔 |
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2016年7月、レコード会社を日本クラウンへ移籍し、2020年6月には新たにLes Anges inc. (仏語・天使たちの意)を設立して活動の幅を更に広げるべくリスタート。 2022年4月1日、アーティスト名を川上大輔から奏大翔へ改名。これまでに数々のLive、イベント、歌番組に多数出演。シングル10枚、アルバム2枚をリリース、唯一無二のその歌声で、ポップスから歌謡曲、ミュージカル、シャンソンとジャンルにとらわれないオンリーワンな歌手を目指している。2023年8月22日に3年ぶりとなる、全編シャンソンのアルバム『Scarf』がリリースされた。 ■9月4日から以下の通販にて販売 Amazon タワーレコード HMV ネオウイング |
第99回:男石宣隆 |
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第98回:松原健之 |
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第97回:男澤直樹 |
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第96回:真田ナオキ |
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第95回:VOICE |
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第94回:秋山涼子 |
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第92回:武田英祐一 |
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第95回:彩青 |
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北海道岩見沢出身、20才。5歳から民謡、7歳から津軽三味線をそれぞれ習い民謡の素養をつけ、日本郷土民謡民舞全道大会ジュニアの部で平成27年より4年連続優勝をはじめ数々の輝かしい受賞歴を誇る。細川たかし『北岳』全国カラオケ決勝大会でもグランプリ細川たかし賞を受賞し、11歳から細川たかしに師事して演歌を学び、尺八の演奏も始める。2019年6月26日に日本コロムビアから歌・三味線・尺八をこなす三刀流歌手として「銀次郎旅がらす」でデビュー、同年「第61回輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞した。【細川一門】“細川彩青”としても活躍をしており、2020年5月13日に「津軽三味線ひとり旅」、2021年2月3日に「青春十八番(おはこ)盤」をそれぞれ発売と、順調にCDリリースを続ける。そして「演歌第七世代」として、演歌歌謡曲界を盛り上げるべく精力的に活動を続ける彼の最新作は、自らも尺八演奏した股旅演歌「沓掛道中」(2022年4月20日発売、作詩:仁井谷俊也 作曲:四方章人 編曲:伊戸のりお)で、現在、全国各地で精力的なキャンペーンを展開中。
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第91回:真田ナオキ |
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埼玉県出身、31才。小中学生時代は空手・野球に全力を注ぎ込み、その後建築業に就く。19歳の時家族から歌手の道を強く勧められたが頑なに拒む日々が続き、2011年3月に人生を変える東日本大震災が起きる。歌手による被災地訪問に心を動かされ歌手への道を決断。2015年、後の師匠となる吉幾三を前にして歌う千載一遇のチャンスをつかみ、2016年4月に吉幾三作詞:曲「れい子」でデビュー、2017年6月、第2弾「別れの夜明け」、2018年4月には1stアルバムも発売。同年9月に発売した第3弾「酔いのブルース」がオリコン演歌・歌謡ランキング5位に初登場した。2019年6月にテイチクレコードへ移籍、翌2020年1月22日にリリースしたメジャー移籍後初シングル「恵比寿」(作詞・作曲:吉幾三)がじわじわと反響を呼び、第62回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞、2020年間USEN HIT演歌/歌謡曲ランキング第1位の大ヒットとなる。そして大きな注目が集まる中、2021年2月17日、一途に相手を思う恋心を、魅惑のハスキーボイスで聞かすメジャー第2弾シングル「本気(マジ)で惚れた」(作詞・作曲:吉幾三)をリリース、更なる活躍が期待される。
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第90回:五十嵐浩晃 |
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札幌在住、63歳。1979年、第1回CBSソニーSDオーディションに合格。(同期合格者は堀江淳、HOUND DOG、村下孝蔵) 翌1980年、5月21日にシングル「愛は風まかせ」、アルバム『NORTHERN SCENE』でCBSソニー(現・ソニー・ミュージックレコーズ)よりソロデビュー。透明感のある歌声と良質なメロディで注目され、同年リリースした3枚目のシングル「ペガサスの朝」が50万枚の大ヒットとなり、翌年発売した「ディープパープル」も連続ヒットとなる。1991年スズキアルトのCM曲「街は恋人」もヒットし話題を呼んだ。これまで14枚のアルバム(ベスト盤含む)を発表するほか、多くの歌手、アーティストに楽曲を提供している。そして今年2020年5月でデビュー40周年を迎え、5月27日、ライブの定番曲「東京って」や新曲、そして「愛は風まかせ」「ペガサスの朝」など全15曲収録のデビュー40周年記念、8年ぶりとなるオリジナル・フルアルバム「LOVE SONGS LETTER」をリリース、相変わらずの透明感を失わない歌声に驚かされる。
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第88回:戸子台ふみや |
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札幌出身、20歳。 幼少期、演歌好きの祖父の影響で演歌に興味を持つようになる。小学3年生の時、祖父の経営する会社の記念パーティーにおいて『細川たかし』氏の目の前で弟と共に「北酒場」を歌ったことがきっかけで歌うようになる。中学2年生の時、初めて出場した「北海道歌謡グランプリカラオケ大会」では初めてながら準優勝を獲得。その後の大会でも好成績を納め、「NHKのど自慢」「THE カラオケ★バトル U-18春の歌うま甲子園」「THE カラオケ★バトル 全日本大学生選手権」決勝進出(テレビ東京)「みんなのテレビ みんテレ特捜部」(北海道文化放送)といったTV番組にも出演。北海道新聞(地域欄)には高校の学校祭での活動が掲載され、アマチュアながら様々なイベントにも多数出演。そして、20歳が歌うにはあまりにも渋い王道路地裏演歌、デビュー曲「泥酔い酒」(作詞:円香乃、作曲:岡千秋、編曲:伊戸のりお)を2020年5月13日に発売。現在、更なるヒットに向けて精力的にプロモーションを展開中。
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第87回:美里里美 |
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宮城県出身、24歳。幼い頃から祖母の影響で民謡に親しみ、趣味で三味線・尺八も嗜む。小学生の時、民謡「さんさ時雨全国大会ジュニア部」に出場し優勝、その後も東北地区を中心に数々大会で優勝、入賞を果たし2014年にはNHK東北民謡コンクール県大会でも優勝と輝かしい受賞歴を持つ。2017年に歌手を目指し東京に上京、ものまねタレント清水アキラ氏の事務所のオーデイションに合格し、清水氏のステージでの前唄や毎月10曲ずつ課題曲を歌い込む修業時代を経て、昨年2月には地元・仙台でのコンサートも実現。遂に2019年5月15日、”清水アキラの秘蔵っ子”として満を持して「夕月波止場」(作詞:麻こよみ、作曲:水森英夫、編曲 :伊戸のりお)でメジャー向け、全国各地で精力的なキャンペーンを展開中。4月12日(日)には、出身地の「まほろばホール大和町」でメジャーデビュー凱旋コンサートを開催予定。
※現在、特典付きで応援団員募集中!入会に関するお問い合わせは「美里里美 応援団」係まで、TEL:03-5343-7805/FAX:03‐5343-7808。 |
第86回:真田ナオキ |
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埼玉県出身、30才。小中学生時代は空手・野球に全力を注ぎ込み、その後建築業に就く。19歳の時家族から歌手の道を強く勧められたが頑なに拒む日々が続き、約2年後の2011年3月に人生を変える東日本大震災が起きる。歌手による被災地訪問に心を動かされ歌手への道を決断。人に聞いてもらえる声を作りたいとの一心で海辺で喉をつぶし強い歌声にする日々を送る。2015年、後の師匠となる吉幾三を前にして歌う千載一遇のチャンスをつかみ、2016年4月「れい子」(作詞・作曲:吉幾三)でデビュー、2017年6月、第2弾「別れの夜明け」、2018年4月には1stアルバムも発売。レコ発ライブとして初の東・名・阪ライブツアーが完売、7月さいたま、水戸、仙台、横浜で追加公演を実施する。2018年9月第3弾「酔いのブルース」がオリコン演歌・歌謡ランキング5位に初登場。2019年6月にテイチクレコードへ移籍し、2020年1月22日にメジャー移籍後初となるシングル「恵比寿」(作詞・作曲:吉幾三)西口盤・東口盤2種同時に、3月4日には「恵比寿(DVD付)」を発売。5月には初のワンマンライブを東京キネマ倶楽部で開催予定。
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第85回:井上由美子 |
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大阪府出身。2003年に開催された、文化放送「走れ!歌謡曲」放送35周年記念演歌歌手オーディションでグランプリを獲得し、2004年1月7日に「恋の糸ぐるま」でデビュし、2004年1月より2014年3月までの約10年間「走れ!歌謡曲」レギュラーパーソナリティーを務めた。2009年ファンクラブ「ゆみっこ広場」を開設。小柄ながら圧倒的な歌唱力に加え、持ち前の明るいキャラクターで多くのファンを持つ。2019年1月9日にシングル20枚目となる、デビュー15周年記念作「想い出の路」をリリース。そして2019年11月27日には新たなスタートとなる、北の最果て粉雪舞う冬の海にたたずむ女性の哀しい恋物語を、ドラマティックに描いた最新シングル「野付半島」(作詞:円 香乃 作曲:徳久 広司 編曲:伊戸 のりお)をリリース。現在はロングヒットの兆しを見せる同曲のさらなるヒットに向け、精力的なキャンペーンなど全国的にプロモーションを展開中。また、2011年11月23日に同じくキングレコードの永井裕子とのユニット「なでしこ姉妹」としてこ活動を開始し、2019年6月5日発売の最新曲「ハイヤが聞こえる港町」まで、シングル6作品をリリースしている。
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第84回:White Explosion |
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北海道発!次世代型オールラウンダー「White Explosion」(通称ホワエク)。
北海道を拠点に活動するアーティストというコンセプトのもと、2017 年 3 月より本格的に活動スタート。メンバーは、石名坂ふぶき、大久保永遠、坂口侑也(リーダー)、佐藤拓海、三浦拓也、山田恭平の6名。 道内各地でのイベント・ライブ出演や、北海道の魅力を伝える動画をメンバー自らが企画制作しyoutubeへ投稿、動画アプリTik Tokに投稿したダンス動画が20万回以上再生されるなど、各方面で注目を集めている。 現在 FM NORTH WAVE にて「 lol 佐藤友祐のaccess to smile」にラジオレギュラー出演中、2020年3月21日(土)、22日(日)に5度目となるワンマンライブ「ALL ROUND」札幌サンピアザ劇場にて開催決定! チケットも絶賛発売中。北海道のみならず日本を席捲するホワエク旋風が今後、増々楽しみである。 |
第83回:藤原浩 |
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岡山県出身、59歳。家計を支えるために長距離トラックのドライバーになり、23歳で遠藤実先生主催の「日本演歌道場認定会」に初めて出場した時に、遠藤氏の楽屋に呼ばれ「東京に出て歌手にならないか」と誘いを受けるが、家庭の事情で断念。どうしても歌手への夢が捨てず遠藤先生に土下座をして弟子入りを志願し約一年間門を叩き続け、平成3年にやっと条件付きで弟子入りを許可され、遠藤氏の付き人兼運転手として修行を重ねる。約3年間の内弟子を経て、平成6年5月21日、ソニーレコードより「真情」で念願のデビュー、同年の各新人賞受賞。2002年1月キングレコード移籍しコンスタントにCDリリースを続け、2019年2月27日に守り切れなかった女を偲ぶ男の切なさを歌った「北のさすらい」を、そして振り返らない女の悲しい強さを歌った、新曲「北の駅舎(えき) 」(作詞:円香乃、作曲:徳久広司、編曲:伊戸のりお)を同10月23日に発売と、まるでドラマの続編を見るような二作品を発表、更なるヒットに向け精力的にプロモーションを展開中。
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第82回:原大輔 |
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千葉県出身、65歳。1976年フォークデュオ、レイラでデビュー。その後、江夏一樹、高梨雅樹と芸名を変え、テレビアニメ「新竹取物語 1000年女王」主題歌「コスモスドリーム」を歌う。1983年、原大輔の芸名で「秋冬」発売。7人の競作となるも70万枚のヒットとなり、有線大賞新人賞を受賞。そして1984年NHK古賀政男記念音楽大賞で「恋暮色」が優秀歌唱賞受賞。シングル「流されて」(チョーヨンピル他との競作)発売。2013年、若い頃から兄のように慕っていた尾崎紀世彦の遺曲「羅針盤」を歌い話題となる。フォークソング・演歌・歌謡曲・童謡・アニメソング・シャンソン・カンツォーネ・クラシックなど幅広く歌う歌手として活躍中。
2019年9月18日テイチク移籍第一弾「これからの人生」をリリース。同世代へ送る珠玉の人生演歌で、持ち前の甘いボーカルが歳月を重ねたことでより芳醇な味わいとなり、心を打つ。 2019年12月17日、札幌グランドホテルでクリスマスディナーパ-ティ開催。 |
第81回:男石宣隆 |
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兵庫県神戸出身、45歳。2012年に自身の作詞作曲による「貴船川恋歌」でCDデビュー。その後も2014年「おんな未練酒」、2016年「台湾暮色」と3作をテイチク(TIシリーズ)からリリースをした後、2016年9月21日テイチクレコードより「大阪泣かせ雨」で待望のメジャーデビューを果たす。2017年8月16日 大阪シリーズ第2弾「大阪ひとり酒」、2018年6月20日 大阪シリーズ第3弾「大阪みれん花」をリリース、そして2019年6月19日、寝室から月を見ては愛する人を想う、女の情念を琵琶やストリングスのダイナミックな生演奏で聴くだけではなく、聞きごたえ・歌え映えのあるカラオケファン必聴の3連歌謡の新曲「閨の月影」(作詞:円 香乃、作曲:岡千秋、編曲:伊戸のりお)を発売。カップリングの沖縄を舞台に亡くなった愛する人に問いかける「愛しいあなた~カナサン・ウンジュー~」と共に人気上昇中。現在、さらなるヒットを目指して精力的なキャンペーンを全国各地にわたって展開中である。
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第80回:みずき舞 |
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滋賀県出身。1992年2月、本名の「細江真由子」名義で「花束」でアイドル歌手としてデビュー。その間に北海道当別町にある、ふとみ銘泉(現・北海道 ふとみ銘泉万葉の湯)のイメージキャラクターを務める。 2004年、芸名を「みずき舞」と改めテイチクレコードに移籍して演歌歌手としてデビュー、コンスタントにCDリリースを続ける。2010年10月にプロレスラーの小橋建太さんとご結婚。
2018年・創立85周年記念テイチクデュエット祭りでは、松原健之 & みずき舞で平尾昌晃氏の名曲「カナダからの手紙」を発売。そして2019年5月15日、母を亡くした主人公が水仙(別名:雪中花)を見て母に感謝し、前向きな気持になる新曲「雪に咲く」をリリース、また、カップリングの「お逢いしたくて~近江恋歌~」は、自らの出身地・滋賀を恋人探しに奔走する女性の歌で共に好反響読んでいる。現在、全国各地で精力的にキャンペーンを展開中。 |
2024年4月10日、恩師・弦哲也作曲の「道南こいしや」で念願のデビューを果たした21歳の小山雄大。キャッチフレーズの‘全国民の孫、北の大地からやってきたマジックボイス’を届けるべく、現在鋭意キャンペーン中だが、6月14日、出身地札幌市内のCDショップ「音楽処」でデビュー記念のインストア・ライブを行った。客席の中にはデビュー曲のMVにも登場する祖父母の姿もみられ、集まった熱烈なファンともども温かい声援を送っていた。 ライブはもちろん「道南こいしや」からスタート、続いてNHKのど自慢チャンピオン大会でグランプリに輝いた時の曲、憧れの氷川きよしの「獅子」、 そして所属事務所ミイガンプロダクションの大先輩三山ひろしの「北海港節」、 デビュー曲のカップリング「椿咲く島」など、幼い頃から民謡で鍛えた張りのある高音で披露、曲間のMCでは爽やかで親しみのある人柄も感じられ、客席との間に和やかな空気を生み出していた。ライブを終了後に行われたサイン即売会、ツーショット撮影会も盛況をみせていた。
2014年5月22日『三味線わたり鳥』で念願のデビューを果たし、同曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の新人賞も受賞。その後もコンスタントにCDリリースを続け、2020年7月には大相撲力士の髙安晃と結婚し、翌年と翌々年には子供も授かり、歌手としても妻・母としても充実した歩みを続けている杜このみが、2024年7月17日新曲「夕霧港」(作詞:円 香乃 / 作曲:岡 千秋 / 編曲:南郷達也)をリリース。そのキャンペーンで訪れた出身地・札幌で、ラジオ出演や取材などのほか、市内のCDショップ「音楽処」で、本人も楽しみにしていたという発売記念インストア・ライブを開催した。
今作は、霧に包まれた港の情景を心模様に重ねた、大人の女性ならではのしっとりと味わい深い作品で、早くも好反響を呼んでいる。
ライブではデビュー曲「三味線わたり鳥」を皮切りに、昨年デビュー10周年記念として発売した10枚目のシングル「葦風峠」や、師匠で所属事務所の社長でもある細川たかしメドレー、そして「王手!」と続け、最後に期待の新曲「夕霧港」を熱唱。集まったファンからは盛大な声援・拍手が巻き起こり、杜自身も新曲への確かな手ごたえを感じていたようである。なお、9月2日、札幌・カナモトホールで細川たかし一門!北の大地 熱唱コンサートが昼夜2回公演で開催される。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
シングル4枚目にして初めて女唄に挑戦した戸子台ふみやが、新曲「晩秋本線」のキャンペーンを兼ねたインストア・ライブを札幌市内のCDショップ“音楽処”で催した。 出身地札幌とあって、2020年のデビュー当時からの熱狂的なファンも集まり、デビュー作からの作詞を手掛ける作詞家・円香乃氏も見守る中、新曲をはじめ、2ndシングル「星空のむこう側」のカップリング「さすらいの途中駅」、デビュー曲「泥酔い酒」を声量豊かに聞かせた。そして「自動車ショー歌」「高校三年生」「美しい十代」などの青春歌謡メドレーや、「母恋吹雪」「おふくろさん」「海の匂いのお母さん」の母唄メドレー等、バラエティに富んだラインナップに続き、新曲のカップリング「真道」を披露。最後は更なるヒットへ向け精力的にキャンペーン中の勝負作「晩秋本線」を力強く歌い上げると、集まったファンから盛大な拍手が贈られていた。 今作はソフトな旋律が、戸子台の声質とよく馴染み、若々しさの中に瑞々しい色香も感じさせる。若い層からの支持も十分に期待でき、新境地を開いたと言って良い作品である。歌唱力はもちろん、曲間のMCもデビュー4年の確かな成長を実感させるステージだった。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
5月22日発売の新曲「246」が6月3日付けの最新オリコン演歌・歌謡ランキングで1位を獲得、年末に向け好スタートを切った真田ナオキが、昨年の北海道初コンサートに続き、札幌で2回目となるコンサートを6月3日札幌カナモトホールで開催した。
オープニングは2020年リリースのメジャー第一弾「恵比寿」、これまで出したシングルのカップリング曲を挟みながら第2弾「本気(マジ)で惚れた」、第3弾「渋谷で…どう?」とパンチの効いたノックアウトボイスで数曲を披露、すでに場内は‘ナオキコール’が沸き起こり、手に手にライトや団扇を振りながらの大盛り上がり。
続く、場内を握手してまわりながら歌うラウンドのサービスに、客席からは絶叫に近い歓声が巻き起こる。「遠くで汽笛を聞きながら」「酒と涙と男と女」「あなたのブルース」「男と女の破片」に続いて、師匠・吉幾三の「酔歌」「情炎」「雪国」等など、歌い終えてもまだ客席を回り切れず、急遽数曲を追加することに。全身汗だくになりながらも一人一人に丁寧に対応して回る姿に、強いプロ意識を感じた。
ステージに戻り、前川清の「ひまわり」と自分の曲の中でも好きな歌だという「酔いのブルース」、北海道という事で松山千春の「大空と大地の中で」を伸びのある歌声で声量豊かに歌い、最後は好評だった前作「酔えねぇよ!」で終了。そして興奮冷めやらぬ会場いっぱいのファンのアンコールに応え、正に今年の勝負作でもある新曲「246」を熱唱。スピード感があってノリが良く、真田のノックアウトボイスとぴったりマッチするこの作品で、昨年叶わなかった念願の紅白歌合戦出場へ、との熱い思いがはっきりと伝わってきた。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
千葉県出身でアルバム「独人」収録の「刺青(しせい)」が注目を集める女性シンガーソングライター綾織綾音と、道内を中心にシンガーソングライターをはじめ、ラジオパーソナリティなど幅広い活動を続けるイクモマリのツーマンライブ【&-アンド-vol.1】が、5月26日(日)札幌市内のライブ・スポット「ガッチャ」で開催された。2人ともライブで朗読を取り入れており、江戸川乱歩「指輪」の掛け合い朗読、という意表を突くスタート。
まずはイクモが登場し、ピアノの前に座るが持ち時間いっぱいしゃべり通してしまい(本人は予想していたようだが)、自らの歌は後半となった。しかし、そのMCで会場はすっかりあたたまったところへ、札幌での初ライブとなる綾織綾音が登場。「刺青」はじめ、「嫌いだ」「心臓」をピアノ(木戸結華)演奏をバックに歌い、後半ではウッドベース(秋山勝彦)も加わり、「恥」「幸せの奴隷」「金属アレルギー」「ドライアイ」とアルバム収録曲を中心に披露。
続くイクモマリは、ピアノの弾き語りで「君のこと」「雨の散歩道」「覚醒」「天気雨」「Good Day Good Night」を軽妙なMCを交えながら届けてくれた。 内面から湧き上がる感情を吐露するように歌い上げる綾織に対し、会場全体をすっぽりと 優しい温もりで包み込むようなイクマ。その対比の妙が、ステージ上で面白い化学反応を起こし、ラストは二人で中島みゆきの「糸」を歌い、再び「指輪」の朗読をするというエンディングにたどり着いたが、一時もそらせず、惹きつけられるステージだった。 綾織は、今後北海道での活動を増やしていくとのことなので、vol.2では二人がどんなステージを見せてくれるのか、今から楽しみである。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
雪まつりの最終日となる2月11日(日)、札幌出身の戸子台ふみやが、大通7丁目HBCドイツ広場 大雪像特設ステージでワンマンショーを実施した。同ステージは公開録音され2月24日午後6時半~HBCラジオで放送される。
先刻まで降っていた雪があがり、HBCラジオ「いつも心に歌謡曲」のパーソナリティでもある奥田ゆかさんに呼ばれてステージに登場した戸子台ふみや。若干緊張の面持ちながら、オープニングはセカンドシングルの「星空のむこう側」(2022年1月12日)、続いて「見た目はおじさん、中身は大学生」のキャッチフレーズで注目を集めたデビュー曲「泥酔い酒」(2020年5月13日)を熱唱すると、ステージ前の観客はもちろん、行きかう観光客も足を止め始め、ステージ前の人だかりがどんどん増えてゆく。3曲目に昨年2月発売の「あぁ…しょっぱいなぁ」を歌う頃には戸子台自身も観客の熱気に応えるように、声がますます艶を帯び、続くカバーコーナーで石原裕次郎の「恋の町札幌」、伊藤久男の「イヨマンテの夜」を朗々と歌い上げると、拍手と同時にその圧倒的な声量に歓声が沸き起こった。
最後にこのステージが初お披露目となる、3月6日リリースの新曲「晩秋本線」を歌い始めると、ちょうど天の巧まざる演出のごとくハラハラ雪が降り始め、新曲の情緒感を一層盛り上げた。歌唱力はもちろん、パーソナリティとのトークや曲間のMCなどデビュー4年の確かな成長を実感させるステージだった。
これまでと同じ作家陣(作詩:円 香乃/作曲:岡 千秋/編曲:伊戸のりお)ながら、新曲は初めて女唄に挑戦しており、ソフトな旋律が、戸子台の声質をより際立たせ、作品の中のドラマを浮かびあがらせている。演歌色を少し抑え、懐かしの歌謡曲といった魅力も加わり、若々しさの中に瑞々しい色香も感じさせる。若い層からの支持も十分に期待でき、新境地を開いたと言って良い作品である。カップリングの「真道(まことみち)」は王道の演歌で、彼の歌い手としてのポテンシャルの高さを再認識させる作品。
コンスタントな新曲リリースに加え、TV出演もNHK「BS日本のうた」に6度の出演、またフジTV「オールスター合唱バトル」に演歌合唱団の一員として2年連続出演を果たすなど、確実に人気・知名度を拡げ、演歌ファンに認識されてきている戸子台ふみや。正に北海道から全国に向けて羽ばたき始めている。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
ほしのしほが1月28日リリースの新曲「この地球(ほし)の栞/ラベンダーの街で」の発売記念ライブを円山夜想(マルヤマノクターン)で開催した。
オープニングアクトでは、新曲を作詞昨曲した日高町出身のシンガーソングライター阿部卓馬が、ギターの弾き語りで「太陽の瞳」をはじめ、オリジナルを数曲歌い、会場を暖めた中でこの日の主役が登場。
「シエル」を皮切りに、「風とリュミエール」「ユメノウタノリフレイン」「とおさんの歌」「街」とオリジナル曲をはじめ、「元気を出して」「スカボロフェア」「木綿のハンカチーフ」等のカバー曲、そして最後に「この地球(ほし)の栞」と全11曲を、西岡俊明(Gt)、堀ゆたか(Key)、
小林幸司(Cajon)の洒脱な演奏をバックに、透明感溢れる歌声で披露、満場の観客はそのピュアな音世界に心地よく癒され身を委ねていた。またアンコールでは阿部卓馬と「雪の華」をデユエット、新曲のカップリングでほしのの出身地富良野への想いを込めた「ラベンダーの街で」を歌い、アットホームな2時間余のステージは幕を閉じた。北海道からの全国ヒットを期待したい。
なおライブの模様はツイキャスプレミア配信にて生配信オンエアされた。
【2024年1月28日 於:円山夜想(マルヤマノクターン)】
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
2020年1月22日にリリースしたメジャー移籍の初シングル「恵比寿」で一躍注目を集め第62回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞、続く第2弾「本気で惚れた」、そして第3弾「渋谷で…どう?」が連続ヒットとなり、2023年4月には期待の新曲「酔えねぇよ」(これまで全て作詞・作曲:吉幾三)をリリース、6月28日には同曲のカップリングを替えた(夢酔い盤)を発売し、更なる大ヒットへと現在、全国各地で精力的にキャンペーンを展開中。3年半振りに訪れ札幌では、ラジオ出演や取材などのスケジュールをこなし、市内のCDショップ「音楽処」で本人も楽しみにしていたという発売記念インストア・ライブを開催した。
「恵比寿」をはじめ、師匠・吉幾三の代表作でもある「酔歌」、新曲の各カップリグ曲でもある「YOKO」、「風に悟られて」、「罰」を、彼ならではのノックアウトボイスで時にはスケール感のある歌唱で、また時にはムードたっぷりに披露、集まった観客から盛大な声援・拍手が沸き起こっていた。その後行われたツーショット撮影会も大盛況で、真田自身も確かな手ごたえを感じていたようである。
(11月6日、札幌・道新ホールでワンマンコンサート開催)
奥尻町のPRソングでもある「愛は・おくしり」でデビュー、道内を中心に活動する女性演歌歌手・我妻(あづま)陽子のデビュー30周年記念ディナーショーが、6月26日(日)プレミアホテル-TSUBAKI-札幌で盛大に開催された。 作曲家、故茅大介氏に師事。同氏の手によるデビュー曲でスタートを切った歌手生活も、昨年30周年を数えるまでになったが、コロナ禍の影響で記念イベントなどは自粛していた。しかし、その後徐々に活動を再開し、今回ようやく記念のディナーショー開催へとこぎつけた。 当日は、我妻の代表作でもある「酒の春」の作詞家円香乃氏や、恩師、茅大介氏の息子でもあり、作曲と編曲を手掛けた伊戸のりお氏も来賓として東京から駆け付け、お祝いの言葉を贈っていた。 日本髪にお引き摺りのいでたちで登場した我妻は、軌跡をたどるような「演歌人生ど真ん中」、「始まりの駅」、「残照…ルシ岬」、「酒の春」など数々の楽曲を、衣装の早替えなど目でも楽しませてくれながら、ベテランらしく味わい深い歌唱で披露、キャリアの底力を見せてくれた。また、ゲストコーナーでは新曲「襟裳風岬」が好調の秋山涼子をはじめ、島あきの、我妻と同事務所の後輩歌手でもある戸子台ふみや、川嶋まりが出演それぞれ新曲や代表曲を披露し、ディナーショーに華を添えていた。 そして最後に、8月24日に発売となる新曲を一足早く披露、ひときわ大きな拍手に包まれながらショーを締め括り、まさにアニバーサリーにふさわしいステージだった。
(オフィスあづまhttp://adumayouko.sakura.ne.jp/)
2022年6月6日に9年ぶりとなる待望のニューアルバム「ZERO」をリリースした、北海道出身の別所秀彦、芳彦の双子ユニットVOICEがアルバム発売を記念したインストアライブ&トークショーを札幌市内のミュージックショップ音楽処で開催した。 これまでの関係者向けショウケースライブなどでは、アーティストが曲目の解説を行うこともままある光景だったが、一般向けインストアライブで、アーティストがアルバム全曲の解説を行うというのは珍しい。
名刺代わりの名曲「24時間の神話」披露を皮切りに、ニューアルバム「ZERO」収録の全10曲を、時には生歌で聞かせ、時にはアレンジャーの仕事ぶりを紹介し、果てはプロトタイプともいうべき芳彦のデモテープが作品に生まれ変わるまでを解き明かしながら、巧みなトークを織り交ぜて、捧腹絶倒の解説ショー(?)に仕立て上げた。
こうして実際に聞き比べて見ると、アレンジャーの仕事の冴えや秀彦の作詞の苦労、コーラスの妙など、普段は知りえない舞台裏を垣間見ることができた。そして「シミル」「アブダカダブラ」「0(ZERO)」等、会場で熱唱した数曲からは、あらためて生歌の凄さを思い知ることになった。おそらく会場に詰め掛けたファンも、一段と深くアルバム作品を味わえることになったことだろう。そして、ライブに足を運ぶ楽しみも増したにちがいない。
実際、ニューアルバムは6人のアレンジャーによる、新たなVOICEの魅力が引き出され、 曲目もラテン風あり、バラードあり、ジャジーな作品もとバラエティに富んでいる。サウンドがクリアーで、ギターも弦楽器や管楽器もVOICEのハーモニーを美しく引き立てていて、見事に聞きごたえのある一枚に仕上がっている。新しいスタイルのインストアライブとともに、VOICEの新境地をも印象付けた一夜だった。
2005年に狸小路で産声を上げ、2008年に4丁目プラザに移転、今回同ビルの閉鎖に伴い、古巣にほど近い狸小路3丁目メッセビルの地下に1月22日(土)移転オープン。
店主の人柄に惚れ込んだ数多のアーティストや音楽ファンにとって、心の拠り所が失われずに済んだことに、多くの人が胸を撫で下ろしたことだろう。
北海道のインディーズ・シーンにも温かな目を向け、アーティストたちが育っていくのを楽しみに応援しながら、コロナ禍でも音楽やショップの在り方、可能性を常に探り続ける、業界の頼もしい肝っ玉母さんでもある店主、石川千鶴子さん。
彼女のような縁の下の力持ちがいるからこそ、北海道の音楽業界は踏ん張っていられるのだと、常々思っていた。 2022年、新たな一歩を踏み出した音楽処の門出を大きな拍手で迎え、行く末を見守りたい。
音楽処店内画像は以下をクリック!
店主、石川千鶴子さんからインタビューも頂いてます!
【移転先住所】
〒060-0063 札幌市中央区南3条西3丁目 N・Messeビル 地下1階(狸小路3丁目)
TEL:011-221-0106/FAX:011-221-0161
※電話番号/FAX番号/メールアドレスに変更はありません。
【営業時間】 10:30~19:30 (2月から毎週木曜日が定休日となります)
ホームページ:http://www.ondoko.jp/top.shtml
シンガーソングライター佐々木幸男がニューアルバム「a light」の発売日の2021年12月25日、その完成記念も兼ねたライブを「ラ・ファソン」(ホテルマイステイズ札幌中島公園B1)で開催。「fish cake」、「ガタコト」、「カンガルーjump」などの収録曲を中心に、ギターの弾き語りで披露。柔らかなハスキーボイスが会場を包み、ムードいっぱいにクリスマスの一夜を盛り上げていた。
道内を中心に活動、「雪の花」のスマッシュ・ヒットでも知られるちはらさきが、そのアンサーソングでもある新曲「さよならの花が咲く」(作詞;曲 みのや雅彦、編曲;西岡俊明)のカラオケ大会を8月22日(日)、札幌市民交流プラザで万全なコロナ対策を施し、アトホームな雰囲気の中で大盛況理に開催した(主催:フロムサウンズミュージック)。
全道から集まった32名のノド自慢が、それぞれ課題曲と自由曲の2部構成で持ち前の歌唱力を披露。加えて、ゲスト歌手やちはらさきの歌謡ショーも部間に催され、見・聴き応えのある構成になっていた。結果グランプリには自由曲で「南部酒」(小金沢昇司)をソフトな声で歌い上げた佐々木俊昭氏に決定、賞金とオリジナルCD制作権が贈られた。
みのや雅彦がデビュー40周年&還暦記念オリジナルアルバム「泣きたくなったら此処へおいで」を、還暦バースディの2021年6月23日にリリース。 今作は、これまでの集大成として「みのや雅彦」というシンガーソングライターの人生観の全てがこめられたと言える。タイトル曲「泣きたくなったら此処においで」をはじめ、既にコンサートで歌われている楽曲や、デビュー40周年そして還暦を迎え、来し方を振り返り改めて思いを綴った作品が詰まっている。「色んな事があっても、人生は素晴らしい」というみのやの声が曲の向こうから届けられ、世代を超えて自分自身を見つめ直すきっかけに成る13作品、必聴のアルバムに仕上がっている。
~みのや雅彦のコメント動画/アルバム「泣きたくなったら此処へおいで」収録曲の紹介~
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2021年1月16日でマネジメント業務の終了を発表した石原プロモーションだが、石原プロモーションといえば“石原軍団”。映画やテレビドラマ、歌にとどまらず、ボランティア活動など、多くの憧れや希望をくれた石原軍団に感謝の気持ちを込めて、「ありがとう!石原軍団」と銘打ったCD2枚組がテイチクエンタテインメントから2020年12月28日に発売された。
2枚組の1枚は石原プロモーション所属だった俳優、歌手による歌唱、テレビドラマに使用された楽曲を中心に。もう1枚はテレビドラマ・サウンドトラックとドラマ挿入歌を収録。
DISK:1
1ブランデーグラス(石原裕次郎)
2 みんな誰かを愛してる(石原裕次郎)
3 夜明けの街(石原裕次郎)
4 時間よお前は…(石原裕次郎)
5 涙は俺がふく(石原裕次郎)
など全20曲
DISK:2
1 西部警察メインテーマ・TVサイズ(ホーネッツ)
2 追跡のテーマ(ホーネッツ)
3 西部警察メインテーマⅡ(ホーネッツ)
4 大門刑事のテーマ(ホーネッツ)
5 軍団マーチ(高橋達也 & 東京ユニオン)
など全19曲
※松竹梅CM「よろこびをお伝えして50年~幻の共演~」(石原裕次郎 & 渡哲也)篇は
特別限定盤のみ収録。
オンラインショップは以下のボタンから
道内を中心に、ピアニスト、作・編曲家として活躍する福由樹子さんの呼びかけで、 今年15周年を迎えたCDショップ、「音楽処」にゆかりの深いシンガーソングライターやミュージシャンが集まり、その名も「LOVE!ongaku-dokoro」というコンピレーション・アルバムを作成。コロナ禍の今、ミュージシャンやアーティストの背中を押し続け、北海道の母とも慕われてきた「音楽処」の店主石川千鶴子さんや、お店の力になりたいとの思いが込められた、音楽への愛があふれる一枚だ。
※コンピレーションCD「LOVE!ongaku-dokoro 」¥2,200(税別)
<販売店舗>
4丁目プラザ7F「音楽処」のみでの販売予約、郵送希望はこちらからダイレクトに!
https://ondoko.ocnk.net/phone/product/3804
※参加ミュージシャンや制作の皆さんのご紹介~ダイジェスト &コメント動画
https://youtu.be/72k2UQXlzK8
2001年のオープンから今年で19年目を迎えるるはずだったライブハウスCOLONY。新型コロナウィルスの影響で、多くのアーティストやファンに愛され、惜しまれながらも4月に閉店してしまったが、その元COLONYのスタッフによるあらたなプロジェクトが始まった。
COLONYをスタートさせたときの原点に立ち返って、「ライブハウスの存在意義」をもう一度見つめなおし改めてゼロからライブハウスを立ち上げたい、地方都市からでもエンターテインメントを目指せる未来を作っていければとの思いで、クラウドファンディングにより、あらたにライブハウス「PLANT」を作ろうと意気込んでいる。
縁のアーティストや音楽関係者はじめ、趣旨に賛同する人々に広く支援を呼び掛ける。
(参加アーティスト)
山口一郎(サカナクション / NF )率いる NF/ THE イナズマ戦隊/TRIPLANE/tacica/THE NINTH APOLLO/Hump Back/ハルカミライ/Cloque./緑黄色社会/NOISEMAKER/ズーカラデル/FINLANDS/The Floor/Rihwa他 総勢 70 組以上
プロジェクト期間は2020.7.22(水)10:00~8.23(日)22:00
クラウドファンディングプラットフォーム:Wizy (ウィジー)https://wizy.jp/
プロジェクトURL https://wizy.jp/project/508/
オフィシャル Twitter https://twitter.com/PLANT_ENT
熱い想いを未来へ繋げたい!
■CDシングル
YOASOBI「モノトーン」2024年10月2日(XSCL-98)
もともと“小説を音楽にするユニット”として活動を始めた彼らだけあって、アニメ映画の主題歌である本作も、繊細な歌詞と流麗なメロディーが壮大なサウンドに乗せて作品の世界観を見事に楽曲に昇華している。ボーカルikuraの声がそれを揺るぎないものにしていて、聞くほどに没入感が深くなる。
■CDアルバム
GLAY「Back To The Pops」2024年10月9日(PCCN-00064)
“30年目のデビューアルバム”と彼らが言うように、ある意味原点回帰ともとれるようなGLAYのプリミティヴな部分が詰め込まれた、なかなか面白い一枚に仕上がっている。聞く方が懐かしいと取るか、新しいと取るか、あるいはそのどちらもが味わえるアルバムと言えるだろう。
■演歌・歌謡曲
走裕介「男が母を想う時」2024年9月25日(TECA-24045)
日本作曲家協会と日本作詩家協会が共同企画したソングコンテストの、2024年グランプリ作品である表題曲を、歌唱者に選ばれた走がしっとりとした抒情的なメロディーに乗せて歌いあげた。亡き母を想うこの歌は、年齢を重ねて初めてしみじみとした味わいが出せるものだと、走の歌唱に気づかされる。沁みる歌である。
■CDシングル
SHOW-WA「君の王子様」2024年9月4日(AVCD-61457)
秋元康プロデュースによる、昭和歌謡グループだが、3000人を超えるオーディションから選ばれた職歴もキャラクターもバラバラな6人が、軽快なメロディーに乗せ歌う「君の王子様」は、覚えやすく耳に残る。キャッチーな振りとともに、明るく楽しくハートを捉える1曲だ。
■CDアルバム
米津玄師「LOST CORNER」2024年8月21日(SECL-3118)
4年ぶり、待望の6thアルバムは「地球儀」「がらくた」「さよーならまたいつか」などすでに映画やテレビドラマの主題歌としてお馴染みの楽曲も満載の一枚。孤独も希望も、喜びや悲しみも、皆、米津の色に染まり、楽曲の中に強烈なオリジナリティとして存在している。才の際立ちを感じるアルバム。
■演歌・歌謡曲
伊達悠太「サバイバル・レイディー」2024年8月28日(TECA-24045)
一年ぶりの新曲は、セルフプロデュースによるジャケット写真もお洒落な二タイプ。アップテンポで恋愛に挑む女性を歌った表題曲は、伊逹のちょっとハスキーな声の魅力をうまく生かして上々の仕上り。カップリングが2タイプとも趣の異なるドラマを描いていて、どちらも甲乙つけがたい。
■CDシングル
Snow Man「BREAKOUT / 君は僕のもの」2024年7月31日(JWCD-98635)
若さがほとばしるような、疾走感あふれるロック・チューンとみずみずしいラヴソングが両A面となったシングル。どちらもメンバーが主演を務める映画やドラマの主題歌でもあるが、それぞれの世界観を表すとともに、まさに旬のアーティストとしての勢いや輝きに満ちている。
■CDアルバム
Official髭男dism「Rejoice」2024年7月31日(PCCA-6304)
約3年ぶり、待望の3rdアルバム。すでにおなじみの、ドラマやアニメ、映画の主題歌や報道番組のテーマソングなどタイアップ曲満載だが、いつも新曲が期待値を超えてくる驚きを3年分詰め込んだ、贅沢なアルバムに仕上がっている。バンドとしても作品の作り手としても、彼らの底力がたっぷり味わえる一枚。
■演歌・歌謡曲
角川博「恋泣きすずめ」2024年8月7日(KICM-31144)
恋しい人を待ち続ける小さなお店の女主人が主人公。「女はつらい」と繰り返しながら、明るいメロディに乗せて軽やかに歌う角川の声からは、つらさを耐える女のいじらしさや芯の強さがうかがえる。女心を歌わせたらピカ一の彼の持ち味がよく生きており、カラオケファンにも愛されそうな一曲だ。
■CDシングル
SixTONES 「GONG / ここに帰ってきて」2024年7月10日(SECJ-97)
どんな困難にも立ち向かっていく勇気を奮い立たせるファイト・ソングと、失った恋の痛手を感謝に変えて一歩踏み出すラヴ・ソング、という全くタイプの異なる2曲をカップリング。それぞれの曲のイメージが、そのまま硬軟併せ持つ、彼らのふり幅の広い魅力を伝えていて面白い。
■8曲入りEP
菅田将暉「SPIN」2024年7月3日(WPCL-13558)
菅田の声は透明度が高いが、線の細さや鋭さよりしなやかさや柔軟性を感じる。オリンピックの応援ソング「くじら」やスカパラとのコラボ、石崎ひゅーいとの共作、Vaundy提供の作品など、菅田の多面的魅力を引き出してくる楽曲たちと縦横無尽に駆け巡る彼の歌唱が、また一つ新しい世界を開いた感のあるアルバムだ。
■演歌・歌謡曲
杜このみ「夕霧港」2024年7月17日(TECA-24037)
もともと民謡で鍛えただけあって、歌唱力には定評があるが、女心をしっとり歌いあげる今作からは、歌い手としても一人の女性としても成長の跡がうかがえる。艶やかに、ふくよかに、そしてたおやかに、歌が豊かになっているのがよくわかる一曲。
■CDシングル
milet「hanataba」2024年6月5日(SECL-2979)
TVドラマ「アンチヒーロー」の主題歌だが、その世界観に通ずるような、ミステリアスでエモーショナルな一曲だ。miletの声が流れた瞬間から、一気にドラマ全体がぐっと盛り上がるように、時にスリリングに、時に温かく彩られ、おそらく狙った以上の相乗効果を上げているのが見て取れる。
■8曲入りEP
水曜日のカンパネラ「POP DELIVERY」2024年6月5日(WPCL-13558)
タイ・アップ曲が並ぶ一枚。彼らの魅力でもあるポップでキャッチーな楽曲たちは、カラフルなおもちゃ箱を開けたようで、詩羽の歌声が縦横無尽にかけめぐるのを聴きながら、リズムにつられ、ステップを踏みたくなる楽しさにあふれている。
■演歌・歌謡曲
北川裕二「なみだぐせ」2024年5月22日(KICM-31140)
恩師、弦哲也の手になるデビュー40周年記念の今作は、明るいリズム演歌のスタイルをとりながら、酸いも甘いもかみ分けてキャリアを重ねてきた、懐の深いベテランならではの味わいを醸し出している。同時収録の音頭やデビュー曲の再録など、バラエティ豊かな一枚に仕上げた。
■CDシングル
aiko「相思相愛」2024年5月8日(PCCA-15031)
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の主題歌。タイトルとはうらはらに、一見片想いのような歌詞だが、実は相思相愛でも互いのことを思う気持ちは切なく不確かで、だからこそ追い求めるという、アニメの登場人物を彷彿とさせる作品。aikoの歌声が一層切なさを掻き立てる。
■CDアルバム
Imase「凡才」2024年5月15日(TYCT-60229)
初めて彼の曲を耳にした時からの驚きと興味が、このアルバムで解き明かされる。歌詞ひとつとっても抽象的だったり具体的だったり、声の使い方も地声からファルセットまで、様々なアプローチで曲の表情が実に豊か。凡才というタイトルが皮肉に思えるほど、才のきらめきが随所に感じられる一枚。
■演歌・歌謡曲
真田ナオキ「246」2024年5月22日(TECA-24601)
師匠、吉幾三の手になる今作は、雨の国道246号線をドライブする二人。通過する地名が変わるたび、車窓の景色も気持ちも動く。そのスピード感がノックアウトボイスと言われる真田の声とよく合って、気持ちの良い仕上りになっている。
■CDシングル
豆柴の大群都内某所 a.k.a MONSTERIDOL「わんダーらんど」2024年4月3日(AVCD-61420)
一度聞いたくらいでは覚えきれないアーティスト名とは裏腹に、楽曲はこれでもかとパワフルにクロちゃん作詞の不思議な世界観で迫って来る。可愛らしさにつられていつの間にかとりこになるだけでなく、しっかりと存在感を示すアーティストパワーも持っている。
■CDアルバム
Furui Riho「Love One Another」2024年4月6日(PCCA-6284)
軽やかなギターの音色と二人の声が織りなす音空間が心地よい。スタイリッシュだがくつろげるナンバーが目白押し。新曲とセルフカヴァーに加え、サイモン&ガーファンクルや松任谷由実のカヴァーも収録。聞く時間帯を選ばない、大人向けの極上の一枚に仕上がっている。
■演歌・歌謡曲
小山雄大「道南恋しや」2024年4月10日(KICM-31134)
のど自慢をきっかけにプロを目指したという札幌出身の21歳。民謡で鍛えられた張りのある高音が美しい。デビュー曲「道南恋しや」は故郷、北海道や家族、望郷の念が伸びやかに歌い上げられる。豊かな自然や人の情を歌うにふさわしい、みずみずしさと力強さを併せ持つ声だ。
■CDシングル
緑黄色社会「Party!!」2024年3月6日(ESCL-5932)
アップテンポのメロディ―に乗せ、ポジティブな歌詞が弾ける。ボーカル長屋の声はファンクのリズムとうまく絡み合い。華やかさ、明るさ、力強さ、楽しさなどを一気に前に押し出してくる。バンドの新しい魅力を味わえる一曲といって良い。
■CDアルバム
大橋トリオ&THE CHARM PARK「Trio & Charm」2024年2月28日(RZCB-87125)
軽やかなギターの音色と二人の声が織りなす音空間が心地よい。スタイリッシュだがくつろげるナンバーが目白押し。新曲とセルフカヴァーに加え、サイモン&ガーファンクルや松任谷由実のカヴァーも収録。聞く時間帯を選ばない、大人向けの極上の一枚に仕上がっている。
■演歌・歌謡曲
戸子台ふみや「晩秋本線」2024年3月6日(CRCN-8643)
4枚目にして初の女唄に挑戦。ソフトな旋律が戸子台の声を引き立てている。作家陣はデビュー以来の円香乃作詞、岡千秋作曲、伊戸のりお編曲とあって、戸子台の持ち味を存分に引き出している。これまでにもド演歌、青春歌謡など振り幅の広さで彼の可能性を感じさせてきたが、今作でまた一つ新境地開拓を果たした。
■CDシングル
ほしのしほ「この地球(ほし)の栞/ラベンダーの街で」2024年1月28日(MKCD-240128)
札幌在住のシンガーソングライターである。新曲は壮大なバーラード。出身地富良野を舞台にしたカップリング共に、道内を中心に活動するシンガーソングライター阿部卓馬の作品。どちらからものびやかな北海道の大地が香りたち、ピュアな歌声に癒される。
■CDアルバム
ケツメイシ「ケツノポリス13」2024年1月31日(AVCD-63535)
TVドラマの主題歌からミドルチューン、バラードなど、新曲11曲に加え、昨年9月に配信されたCMソングのアルバムバージョンから、遠く故郷を離れ働く人々にエールを送る応援歌まで、バラエティに富んだ一枚。そして、そのどれにも彼ららしさが溢れている。
■演歌・歌謡曲
田中あいみ「私は私… / 噂ばなし」2024年1月31日(CRCN-8633)
デビュー3年目にして4作目の新曲は、本音を隠し、男に委ねてきた女性が本心を解放し旅立つ、テンポの良い楽曲で田中のソウルフルな声が際立つ。一方カップリングは、強がりつつも男を待つ女性像を歌った、対象的な作品。ヴォーカリストとしての潜在能力の高さをうかがわせる。
■CDシングル
Kis-My-Ft2「HEARTBREAKER / C'monova」2024年1月3日(JWCD-63899)
キスマイ通算31枚目のシングルは、感情に振り回される男の哀愁漂うHERATBREAKER」と、ダンサブルでスタイリッシュな「C'monova 」の両A面。カッコ良さだけではない、深みとか陰影のようなものまで纏い始め、キスマイの世界に新たな局面が広がってきたことを感じさせる一枚だ。
■CDアルバム
キタニタツヤ「ROUNDABOUT」2024年1月10日(SRCL-12719)
数多くのアーティストに楽曲提供したり、様々なプロジェクトに参加したりなど、才能豊かなことは認識していたが、アルバムを通して詞世界にあらためて触れると、その深さに感動を覚える。非常によく練られた言葉が連なっており、サウンドが合わさることで独特の世界へ連れ去ってくれる。それが心地よい。
■演歌・歌謡曲
福田こうへい「庄内しぐれ酒」2024年1月1日(KICM-31121)
いつ聞いても安心して身を委ねられる歌唱に脱帽する。聞いていると、望郷の念をにじませる男の片意地張った背中が目に浮かぶ。バラードでもお祭りソングでも自在に絵が浮かぶ卓越した表現力は、今の演歌界にゆるぎない存在感を示している。
■音楽DVD・2枚組
斉藤和義「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2023 PINEAPPLE EXPRESS~明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ~Live at 川口総合文化センターリリア メインホール 2023.07.22」2023年12月20日(VIZL-2221)
斉藤和義というアーティストは、たとえ30年のキャリアがあろうといつも軽々と、飄々と、斉藤和義らしさを失わない。いい意味でやんちゃな男の子がステージで汗ほとばしらせながら、バンドサウンドでシャウトしても、弾き語りでしっとりバラードを聴かせても、強烈なオリジナリティを放つ。ライブが真骨頂といわれる所以であろう。
■CDシングル
あいみょん「あのね」2023/12/6(WPCL-13522)
15枚目のシングルは映画「窓ぎわのトットちゃん」の主題歌として書き下ろされた。歌詞とあいみょんの声質が、ぴたりとトットちゃんの世界にはまり込んで、それ以外ありえないとさえ思えるほどだ。聞くたびに胸の奥まで揺すぶられ、温かなものが灯るようだ。
■CDアルバム
King Gnu「THE GREATEST UNKNOWN」2023/11/29(BVCL-1352)
すでにいくつかのタイアップで耳馴染みの曲もあるが、とにかくボリュームがすごい。流麗かと思えば不穏なメロディー。茫洋たる空気に身を委ねられるかと思えば、ぎりぎり締め上げてくるような切羽詰まったスリリングさに肝を冷やす。翻弄されるアルバムであるが、それがまた、King Gnuを味わう醍醐味でもある。
■演歌・歌謡曲
秋元順子「ルージュの蝶々」2023/12/6(KICM-31117)
第56回日本作詞大賞の最優秀新人賞受賞曲を歌ったものだが、苦しく切ない大人の恋を、ソフトなハスキーボイスで情感たっぷりに歌い上げている。歌詞の行間に滲む甘さも苦さもそして怖さも見事にすくいあげながら、さらりと歌いこなす手練れの技を見せた。
■音楽DVD
ONE OK ROCK「ONE OK ROCK 2023 LUXURY DISEASE JAPAN TOUR」2023/11/15(QYBL-90005)
待ち焦がれたドームツアーの熱狂ぶりが画面からはみ出さんばかりに伝わってくる。バンドのサウンドも、Takaのボーカルも冴えわたり、それに応える観客も躊躇なく声を上げ、身体を動かす。会場全部が一体となり、久々にコロナ以前の熱さを取り戻した感慨と喜びを爆発させている様が、見ているだけで嬉しくなる。
■CDシングル
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「片隅」2023年11月8日(RZCD-77842)
16人と大所帯でもあり、ダンスパフォーマンスの迫力のせいか、パワフルとかワイルドなイメージが先行しがちだが、今作は繊細だが一本芯の通ったボーカルで、彼らの世界がぐっと広がって聞こえる。メンバーが主演する映画の主題歌ということもあり、ドラマティックな中にも哀愁を感じさせる楽曲はひときわ印象深い。
■CDアルバム
JUJU「スナックJUJU ~夜のRequest~ 『帰ってきたママ』」2023年11月1日(AICL-4453)
7年ぶりのカヴァー・アルバムは、1970~80年代の昭和歌謡を、亀田誠治、川口大輔、小林武史ら手練れのプロデューサー陣と共に、JUJU風にオシャレに仕上げてきた。どれをとってもお酒が進みそうな、大人の味わいで、いつの間にかしっかり酔わされてしまいそうである。
■演歌・歌謡曲
秋山涼子「春待つ女」2023年11月1日(TECA-23064)
デビュー35年目、愛車“涼子号”を自ら駆って、“崖っぷち演歌歌手”を名乗りながら全国をキャンペーン行脚している、ガッツのある歌い手だが、生来の声の明るさが、歌を暗いものにしていない。北の街を舞台にした曲でいながら、どこか温もりも感じさせる1曲だ。
■音楽DVD
EXILE THE SECOND「EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2023 ~Twilight Cinema~」 2023年10月11日(RZBD-77765~6 )
ひとことで言って、彼らの大人カッコいい部分がたっぷり味わえるステージ。ツアーのサブタイトルにもなっている最新曲の「Twilight Cinema」にふさわしく、シックでクラシックなセットだが、繰り広げられるパフォーマンスは、熱く、テンション高く、5人が大暴れする様が手に取るよう。ファンのハートわしづかみのライブだ。
■CDシングル
SCANDAL「ハイライトの中で僕らずっと」2023.10.4(VICL-37710)
同一メンバーによる女性最長活動ロックバンドとして、ギネスにも登録された彼女たちの、17年間を凝縮したような歌詞。リスナーと共に過ごす時間が“人生のハイライト”であるように、というバンドとしての願いや覚悟が詰まっている楽曲だ。
■CDアルバム
優里「詩-80's」2023.10.4
「ドライフラワー」の優里が80`sを歌ったら、という尽きない興味をぞんぶんに満たしてくれる一枚。「15の夜」「乾杯」「川の流れのように」「ワインレッドの心」など不朽の名作といわれる楽曲が、また違った顔を見せてくれる。中でも「想い出がいっぱい」はおすすめ。
■演歌・歌謡曲
藤原浩「男、涙の酒」2023.9.6(KICM-31109)
デビュー15周年記念シングル第2弾は、故郷網走と釧路を結ぶ釧網本線を舞台に選んだ。広大な北海道の大地を走る列車をイメージした、ゆったりと雄大なメロディーに乗せ、走の伸びやかな声がよく響き、骨太な詞が力強さとともに人生の重み、深みを感じさせてくれる。
■音楽DVD
「sumika 10th Anniversary Live『Ten to Ten to 10』2023.5.14 at YOKOHAMA STADIUM」(SRBL-2158)
降りしきる雨さえも味方につけたかのような、巧まざる演出効果に思わずうなる。特に「Shake&Shake」が出色。涙なのか汗なのか雨なのかが、きらきら光るヴォーカル片岡も河童姿の観客も、ステージまでもがこの上なく楽しく熱く、一体となった最高のパフォーマンスだ。
■CDシングル
Snow Man「Dangerholic」2023.9.6(JWCD-63816)
メンバーの一人、目黒蓮が主役を務めるドラマの主題歌ということもあって、スタイリッシュなイメージがそのまま楽曲に反映されており、クールでスリリングなロックンロールは一度聴いただけで耳に残る。爽快ながら強烈な印象を残す一曲だ。
■CDアルバム
クレイジーケンバンド「世界」2023.9.6(UMCK-1755)
メンバーやスタッフに新しい顔ぶれが加わり、手練れの技が光る一枚となった、通算23枚目のアルバム。大人の男女の機微がそのままサウンドに色濃く表れている。ドラマティックなナンバーがそろっているが小粋で洒脱な仕上がりがいかにも彼ららしい。
■演歌・歌謡曲
藤原浩「男、涙の酒」2023.9.6(KICM-31109)
ゆったりと伸びやかな声を聞かせるのは藤原の真骨頂であるが、大人っぽい渋さばかりではなく、安心して聴けるゆとりの心地よさが、酒と人生を歌ったいくつもの楽曲の中でも、飽きさせない魅力になっている。演歌の一つの王道路線とでもいうべきか、デビュー30周年にふさわしい、堂々たる作品だ。
■音楽DVD
斉藤和義『斉藤和義 弾き語りツアー「十二月~2022」Live at 日本武道館2022.12.21』2023.8.30(VIBL-1140∼1141)
約18年ぶりとなる弾き語りツアー。ギタリストの真壁陽平やスカパラのキーボディスト沖祐市も参加してのステージは、力みのないMCに和みながらも、ここが武道館であることを忘れるくらい、詞もメロディもよく聞こえ、ギターやキーボードの音色と歌声だけが世界のすべてとなる。シンプルにして濃密なステージだ。
■CDシングル
9mm Parabellum Bullet「Brand New Day」2023.8.9(COCA-18138)
突き刺さるような音のシャワーを全身に浴びるごとく、暑さも憂さも一気に吹き飛ばす。随所にきらりと光る繊細さをちりばめた歌詞と、まるで全力でスポーツした後のような、身体中を駆け抜けるサウンドの疾走感と爽快感がたまらない一曲だ。
■CDアルバム
半崎美子「うた弁4 you」2023.8.2(CRCP-40667)
「うた弁」シリーズ第4弾は手紙がテーマ。一つ一つが淡い水彩画のようでいながら、それぞれの楽曲の中で息づくメッセージは、むしろ聴き込むほどに沁みてくる。表現力豊かな歌唱とは、こんなにも人の心に届くものなのかと、あらためて知らされる。優しいだけじゃない、力を持ったアルバム。
■演歌・歌謡曲
山口ひろみ「三井の晩鐘」2023.8.16(TECA-23034)
笛と琵琶だろうか、イントロの和楽器の音色からドラマティックにもの悲しさを漂わせ、引き込まれる。天下の三銘鐘の一つとして知られる近江八景の三井の晩鐘は、その音色の美しさで選ばれたとあって、山口も情感たっぷりに恋の終わりを歌い上げている。
■音楽DVD
秋山黄色「一鬼一遊TOUR Lv.4 at Nakano Sunplaza Hall」2023.7.26(ESBL-2646)
照明が効果的なステージは、激しいバンドサウンドでシャウトするロックチューンが炸裂するかと思えば、アコースティックで伸びやかな声を響かせるシーンもあり、観客も全身で応えたり、息をつめて聞き入ったりと、ふり幅が大きい。轟音がとどろく中、ひときわ印象的な声を残す、秋山の存在感が際立つライブだ。
■CDシングル
OCTPATH「Sweet」2023.7.5(UMCK-5727)
“夏のドライヴ・ソング”というコンセプトにふさわしく、さわやかな夏空に映える楽曲を3曲収録。スタイリッシュなボーカルラインが、時にはキュートに、時にはアグレッシブに響き、彼らの持つ多様性がそこかしこに感じられる、魅力的な一枚だ。
■CDアルバム2枚組
BiSH「BiSH THE BEST」2023.6.28(AVCD-63464~5)
アニメのエンディング曲やCMソングなど、耳になじみの楽曲から、ライヴの定番や新曲もと、今の“ずとまよ”がこれでもかと詰め込まれている。メンバーのビジュアルがほぼ表に出ないため、曲の世界観が現実より刺激的で、ミステリアスだったりスリリングだったりする味わいも、一段と深まって聞こえる。
■演歌・歌謡曲
岩本公水「春蝉」2023.7.5(KICM-31105)
珍しく男唄に取り組んでいる。抑え目な歌唱がかえって切なさを浮き立たせ、サビでこらえきれないように情感があふれる歌い方は、カラオケ上級者がこぞってチャレンジしたくなる巧みさだ。カップリングは明るい女唄で、メリハリが効いている。
■音楽DVD
Ado「カムパネルラ」2023.6.21(TYBT-10078)
大掛かりな照明とスクリーンに映し出されるアニメーションの前で、シルエットになったAdoが強烈な存在感を示す。二次元と三次元のあわいでパフォーマンスを見ているうちに、異空間に取り込まれてしまうような錯覚を覚える。オリジナルの「うっせえわ」「新時代」のほかカバーも含め、全24曲が圧倒的なパワーを持って迫ってくる。
■CDシングル
DA PUMP「サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~」2023.6.7(AVCD-98148)
ちょっとしたノリから生まれたと言うが、木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞・曲、宅見将典編曲という、豪華ラインナップからもわかるように、遊び心あふれた、ハッピーでキャッチーなダンス・ナンバー。DA PUMP自ら考案したという振り付けも楽しく、ポップ・センスが随所に光る一曲。
■CDアルバム
ずっと真夜中でいいのに。「沈香学」2023.6.7(UPCH-20651)
アニメのエンディング曲やCMソングなど、耳になじみの楽曲から、ライヴの定番や新曲もと、今の“ずとまよ”がこれでもかと詰め込まれている。メンバーのビジュアルがほぼ表に出ないため、曲の世界観が現実より刺激的で、ミステリアスだったりスリリングだったりする味わいも、一段と深まって聞こえる。
■演歌・歌謡曲
田中あいみ「愛の懺悔じゃないけれど / あんたのバラード」2023.5.1(CRCN-8570)
持ち味のハスキーボイスの凄みを、少し抑え気味にしたロッカバラードで、懺悔と言いながら思慕を募らせる、女心をうまく表現した。カップリングの「あんたのバラード」ではソウルフルなバラードをたっぷり聞かせ、スケール感も感じさせる。今、まさに伸び盛りの彼女の聞き逃せない一枚だ。
■音楽DVD
菅田将暉「LIVE TOUR”クワイエットジャーニー”in日本武道館2023.02.14」2023.05.17(ESBL-2634)
流石に役者としてのキャリアが初の武道館とは思えぬステージを完成させている。菅田の一挙手一投足や、スクリーンに映し出される表情に観客が息を吞む。透明感のある声を存分に聞かせ、ゲストとの軽妙なやり取りで和ませ、自在に会場の空気を操る。メリハリの効いた、上質なパフォーマンスを存分に味わえる。
■CDシングル
Aimer「あてもなく」2023.5.10(VVCL-2247)
Aimerの伸びやかな声が心地よく響くバラードだ。アニメ「王様ランキング 勇気の宝箱」のエンディングテーマということもあって、その世界観をイメージした、包み込むようなぬくもりを感じられる。ゆっくり浸りたい一曲に仕上がっている。
■6曲入りEP
水曜日のカンパネラ「RABBITSTAR★」2023.5.3(WPCL-13470)
いつもながら詞の面白さと巧みさに引き込まれる。テンポよく繰り出される言葉が、メロディーの上を生き生きと跳ね回り、楽曲がすっと染み渡っていくようなアルバム。「エジソン」「アリス」など聞きごたえのある人気曲もさることながら、全体を通して満足感がたっぷりあるのに軽やか、そんな一枚だ。
■演歌・歌謡曲
坂本冬美「再会酒場」「天空の城」2023.5.10(UPCY-5117)
吉田旺作詞、徳久広司作曲の久方ぶりの男歌は、明るく力強く、彼女の持ち味の一つである気風の良さ、粋で鯔背なハンサムウーマンの一面をたっぷり盛り込んでいる。聞くほどに背中の一つもどんと押してもらえるような、元気をもらえる楽曲。
■音楽DVD2枚組
RADWIMPS「FOREVER IN THE DAZE TOUR 2021-2022」2023.4.19(UPBH-20305~6)
彼らの作品はどんな楽曲もたちどころにその世界を築き上げ、膨らませ、印象づける。詞、メロディー、サウンド、声音のどれをとっても表現力の多彩さ、底知れなさを見せつけられる思いだ。ライブの熱だけではなく、優しさと強さに満ち溢れた空気感が画面の向こうから輝きを放っている。
■CDシングル
SixTONES「ABARERO」2023.4.12(SECJ-68)
のっけから重厚なビートにのせ、繰り出されるヒップホップ・チューンにやられる。襲い掛かるような音の波にさらされる刺激と、スリリングな展開が病みつきになり、これにビジュアルが加われば無敵だということが容易に納得できる一曲だ。
■CDアルバム
凛として時雨「last aurorally」2023.4.12(AICL-4353)
5年ぶりのアルバムは、彼らの持つ繊細さと凶暴さが弾け、アニメの主題歌にふさわしいアグレッシブ感や、ドラマの主題歌らしい映像喚起力に富み、舞台や映画との馴染みが深いのもうなずける。アルバム全体を通じて、加速度的に進化しているのを感じる。
■演歌・歌謡曲
福田こうへい「天空の城」2023.4.12(KICM-31096)
荒木とよひさの詞は、そびえたつ城に男の生きざまを重ね、水森英夫の曲は雄々しさや力強さにあふれ、福田の歌唱が見事にそれを結実させている。両作家陣との初タッグは大成功を収めたといってい良いだろう。まさにずっしりとした手ごたえを感じる王道演歌に仕上がっている。
■音楽DVD
純烈「純烈コンサート 新・小田井オーディション2022~家族が勝手に履歴書送っちゃいました~〈2枚組〉」2023.3.22(CRBN-122~3)
ダチョウ俱楽部をゲストに迎えた昼の部と、公開オーディションの体でゲストが登場する夜の部どちらも収録。爆笑の合間にもれる小田井の感傷など、ステージのテンションでねじふせ、聞かせ、笑わせ、あっという間に時間が過ぎる。かれらの底力を見せつけられる思いがする。
■CDシングル
エレファントカシマシ「yes. I. do」2023.3.6(UMCK-5725)
ボーカルの宮本浩次が、映画「シャイロックの子供たち」の主題歌でもある本作を書くにあたり、映画本編を二度見て、“こころのままにストレートに曲を作り上げることを心がけた”と言っている。そしてその試みは成功しているのではないか。派手さはないが、ずっしりと胸にしみる楽曲だ。
■CDアルバム
幾田りら「Sketch」2023.3.8(XSCL-69)
YOASOBIのボーカルikuraでもある、幾田りらによる初のソロ・アルバム。等身大の歌詞が、高く澄んで少しウェットな陰りを帯びた彼女の声で歌われると、ぐっとリアルに感じられる。様々な風景を切り取ってみせてくれるが、儚げでいて、芯の強さを感じさせ、聞き終わるころには、ポジティブな力が湧いてくる一枚だ。
■演歌・歌謡曲
島津亜矢「時の救い 命の不思議」2023.3.15(TECA-23018)
その高い歌唱力から”歌怪獣“の異名をとる島津が、小椋佳書き下ろしの作品に挑んだ。「時の救い 命の不思議」では、美しいメロディーが伸びやかな歌唱で、スケール感たっぷりに届けられる。カップリングの「ゆらぎとほてりと」は繊細な女心がたおやかに歌い上げられ、表題曲と好一対。
■音楽DVD
JUJU「不思議の国のジュジュ苑「ユーミンをめぐる物語」JUJUの日スペシャル」(音楽DVD2枚組)2023.2.22(AIBL-9486~7)
不思議の国のアリスをモチーフにした、お洒落でジャジーな大人のステージに、JUJUのユーミンへの愛とリスペクトがあふれている。数多のユーミン作品が、リ・アレンジされ、JUJU自身の歌としてまた別な景色を見せてくれるのが嬉しい。ラストにユーミン本人が登場して二人で歌うシーンは圧巻。
■CDシングル
ケツメイシ「夜空に翔ける / 自分が思っていたよりも / One step」2023.2.1(AVCD-61278)
三曲ともタイアップ付きの強力トリプルA面シングルだが、どれも詞がいい。人にとって大切なものは何かを問いかけられているようでもあり、教わるというより優しく諭されているようにも聞こえる。そして彼らの歌声がすべて包んで届けてくれる心地よさがある。
■CDアルバム
DISH//「TRIANGLE」2023.2.1(SRCL-12416)
斬新なデザインのジャケットに目を奪われ、タイアップで耳馴染みのある曲でさえ、新鮮に聞こえてくる。研ぎ澄まされた詞と、みずみずしさと粗削りな部分と繊細さがないまぜになったメロディーに、ぐいぐい迫ってくる勢いがある。旬であり、疾走中の今のDISHがアルバムからあふれんばかり。
■演歌・歌謡曲
北野まち子「夫婦風ごよみ」2023.2.15(KICM-31090)
前作、京都を舞台にした悲恋演歌から一転、今年は悲恋物語をカップリングに据えA面には直球の夫婦演歌を持ってきた。互いに寄り添い、支え合いながら生きてきた二人の、あたたかく固い夫婦の絆がテーマのこの一曲は、徳久浩司のメロディーと共に胸にしみる。
■音楽DVD
布袋寅泰「Still Dreamin'Tour」2023.2.1(TYBT-10077)
20thアルバム「Still Dreamin’」を引っ提げた昨年の全国ツアーから渋谷公演を収録。ギタリストとしてだけではなく、作詞家、作曲家、プロデューサー、エンタテイナーとしてのパワーを圧倒的な熱量で浴びせる。夢を追い続けるタイトル曲を高らかに歌い上げたオープニングから、光と音が交錯するステージにくぎ付けになり、高揚感が最後まで途切れない。
■CDシングル
モーニング娘。'22「Swing Swing Paradise / Happy birthday to Me!」2022.12.21(EPCE-7727)
イントロから印象的なメロディーに、アップテンポのリズムが被さってくるスリリングな展開が耳に残る「Swing Swing Paradise」と、時代のフラストレーションを吹き飛ばす勢いを感じる「Happy birthday to Me!」。プロデューサーのつんく♂がモー娘に要求しているものの高さに驚き、それに応える彼女たちの歌唱力にも舌を巻く。
■CDアルバム
坂本龍一「12」2023.1.17(RZCM-77657)
闘病中、日記を書き記すように制作された音楽のスケッチから12曲をアルバムにまとめたもの。深い霧で対岸の見えない湖畔にたたずむかのような、茫洋とした空間に身を委ねる感がある。人生の悲喜こもごもや孤独、思い出、贖罪など、聞く人ごとに味わいが違って聞こえる一枚といえる。
■演歌・歌謡曲
パク・ジュニョン「渇いた街」2023.1.11(KICM-31088)
一見ハードボイルドなタイトルから一転、中身は未練たらたら男の歌なのだが、さらりと歌って垢ぬけたリズム歌謡風に仕上げた。カップリングともども、切ない男ごころを歌っているが、彼の声を生かした、アップテンポなノリのよさが、カラオケファンならずとも口ずさみたくなる作品だ。
■音楽DVD・2枚組
吉田拓郎「Live at WANGAN STUDIO 2022-AL”ah-面白かった”Live session-」2022.12.14 (AVBD-27598)
2022年6月リリースのアルバム「ah-面白かった」に「慕情」を加えた全10曲。ツアーメンバーを中心に、ストリングスセクションやブラスセクションも加えた豪華なバンド編成で、サウンドに厚みと深みを与えている。アルバムを生演奏で再現した形の、拓郎からの最高のクリスマスプレゼントだ。
■CDシングル
SUPER BEAVER「ひたむき」2022.11.30(SRCL-12314)
アグレッシヴなギターの音色からTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングにふさわしい、前向きなメッセージが力強くほとばしる。メジャー再デビューを果たし、年間100本近いライブをこなす、彼ら自身の姿とも重なるひたむきさが、ポジティヴなロックチューンに乗せて届けられる一曲だ。
■CDアルバム
宮本浩次「秋の日に」2022.11.23(UMCK-1727)
話題を呼んだ前作「ROMANCE」に続くカバーアルバム第二弾も、中森明菜、研ナオコら女性歌手の名曲を取り上げている。どちらかといえばぶっきらぼうにも思える宮本の声が、こんなにも繊細にそして陰影深く聞こえてくることに改めて驚かされる。アレンジの妙と表現力のなせる技に唸る一枚。
■演歌・歌謡曲
KANA「午前0時のリフレイン」2022.11.16(TECA-22064)
70年代から80年代あたりのシティー・ポップを彷彿とさせる。切ないのに泣き崩れる一歩手前で踏みとどまり、自分の足で立ちながら背中で悲しみを匂わせる女たちを歌わせたらピカ一。都会の中の孤独と哀愁をまとった、甘く、苦い大人の歌を聞かせてくれる。
■音楽DVD・2枚組
JUJU『ARENA TOUR 2021「YOUR STORY」』2022.11.23(AIBL-9479)
昨年末、札幌の北海きたえーるでのステージを収録。ストリングスをバックにしっとり歌うかと思えば、脚線美もあらわにダンサーを従えてダンサブルなナンバーを披露するなど、ヒット・ナンバーから懐かしい曲まで、たっぷりスタイリッシュなJUJU劇場を味わえる、満足度の高い一本だ。
■CDシングル
Mrs.GREEN APPLE「Soranji」2022.11.9(UPCH-80580)
二宮和也主演映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌。命を愛おしみ、生きること、信じぬくことの尊さを訴えかける歌詞は、映画の主人公を通して聴くものすべてに当てはまる。後半美しいコーラスの重なってくるあたりからは祈りに通じるような荘厳さと力強さも感じる。
■CDアルバム
林部智史「Ⅲ」2022.11.1(AVCD-63385)
ジャジーな曲やラテン調の曲、かと思えば宇崎竜童×阿木燿子コンビの「虹めいて」、関取花による「あなたが化粧する理由」など書き下ろしの新曲もとバラエティ豊か。林部の声にはマイナーなメロディーが合うと思い込んでいたが、どの曲もこなれた表現で完成度が高い。安定の歌唱力に脱帽。
■演歌・歌謡曲
福田こうへい「北風よ…/十六夜鴉」2022.11.2(KICM-31082)
イントロの風の音、笛の音色に思わず旅愁や郷愁を掻き立てられる、現代版股旅演歌といった風情の作品。ギターの音色はマカロニウェスタンさえ彷彿とさせる。そしてそれが重さを感じさせずに流れ者の哀愁を紡ぎ出していて、歌の向こうにドラマが見える一曲だ。
■音楽DVD・2枚組
Juice=Juice「CONCERT TOUR~terzo~FINAL 稲場愛香卒業スペシャル」 2022,10,19(HKBN-50258)
北海道出身の稲場愛香の卒業公演の趣だが、新旧メンバーの間に通う信頼とリスペクトが脈々と受け継がれていくのを目の当たりにできて、アイドルの卒業=寂しさ、名残惜しさ、涙、感謝といった図式をあっさりと乗り越える。武道館に満ちる空気はポジティブで祝祭感にさえあふれている。
■CDシングル+DVD
SKE48「絶対インスピレーション」2022.10.5(AVCD-61249)
卒業する須田亜香里と新センター青海ひなのを含む18名による、SKE48、30枚目のシングル。軽快なリズムに乗せ、恋に落ちる瞬間の衝撃を男の子目線で描き、はつらつとした中にもウェットな部分を覗かせる。背後に世代交代していく彼女たちの成長と哀愁も感じ取れる、秋元マジックが冴えた楽曲。
■CDアルバム
高橋優 「ReLOVE & RePEACE」2022.10.5(WPCL-13405)
エッジの効いたギターの音色に、一瞬ロック・アルバムかと錯覚するが、高橋優の声が聞こえてくると、どんなリズムでも彼の世界はゆるぎないのだと知る。ドラマの主題歌やCMソングなど、雄々しさ、力強さ、優しさ、温かさの詰まった高橋ワールドに、アーティストとしての懐の深さを見せられた気がした。
■演歌・歌謡曲
山本譲二「睡蓮(すいれん)」2022.9.28(TECA-22053)
作曲家協会・作詩家協会が主催するソングコンテストで選ばれた楽曲とあって、これまでの作品とは一味違う。泥の中に根を下ろし、凛と咲く睡蓮の花になりたいと歌う今作は、キャリアの厚みを感じさせる歌唱から、絶妙な引き算で大人の歌に仕上げ、山本譲二の新しい一面を見せてくれた。
■音楽DVD・2枚組
Official髭男dism「one-man tour 2021-2022-Editorial-@SAITAMA SUPER ARENA」2022.10.5(PCBP-55590)
場内狭しと轟き渡る楽曲の数々に、一分の狂いもなく繊細さとみずみずしさが封じ込められていて、とにかくかっこいいの一語に尽きる。巨大スクリーンやLEDモニターなど派手な映像演出に負けない気迫のプレイから、音楽の力を信じ、ライブという日常が戻ってきた喜びを爆発させる彼らの思いを、感動と共に受け取る。
■CDシングル
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「THE POWER」2022.9.7(RZCD-77604)
RAMPAGEのメンバーも出演する映画『HiGH&LOW THE WORST X』の主題歌。総勢16人のパワーは、3人のボーカルと13人のパフォーマーというより、そのまま16人の塊が炸裂するかのよう。パワフルでありながら、スタイリッシュな美しさを兼ね備えている、彼らならではの魅力が存分に発揮されている。
■CDアルバム
矢井田瞳「オールライト」2022.9.7(COCP-41813)
本人曰く「寄り添う曲からぶっ放す曲まで」、世界が変わったこの2年間に書いたという全10曲は様々な世界観を表現している。すでにCMなどでなじみの曲もあるが、アルバム全体を通して、不思議とからりと晴れた時のような、開かれた明るさを感じる。「駒沢公園」がいい。
■演歌・歌謡曲
中条きよし「カサブランカ浪漫」2022.9.7(TKCA-91441)
若き日の恋に思いを馳せる、大人のラヴ・ソングだ。ゆったりとした歌唱で聞かせる中条節はさすがのダンディー振りで、追憶はいつの日も甘く、そしてほろ苦いことを思い出させる。波間に漂う心地よさを感じさせるような、杉本眞人のメロディーが懐かしく、少し切ない。
■音楽DVD
ずっと真夜中でいいのに。『ZUTOMAYO FACTORY「鷹は飢えても踊り忘れず」』2022.8.24(UPXH‐20115)
オープニングからテンション高くぐいぐい引っ張られる。光と影、炎、ミラーボール、モニターに映し出されるしゃもじの拍子サインなど、大いに沸かせるかと思えば、『Dear Mr.「F」』ではバラードをしっとり聞かせ、アンコールでは弾き語りもと、幅広い魅力を余すことなく伝えている。
■CDシングル
GENERATIONS from EXILE TRIBE「チカラノカギリ」2022.8.10 (RZCD-77577)
陸上自衛隊を舞台にした青春ドラマのエンディング・テーマとあって、イントロから沸き立つようなサウンドに引っ張られ、全力で前へ進む力強さと、背中を押してくれる強い力を感じる。パワー溢れる応援歌とでも言おうか、アグレッシブで若々しい爽快感に満ちたロックだ。
■CDアルバム
GLIM SPANKY「Into The Time Hole」2022.8.3(TYCT-60198)
ギターの音色が立った「シグナルはいらない」から、ミディアム・バラードの「形ないもの」、CMでお馴染みの「ウイスキーが、お好きでしょ」のカバー等、バラエティに富み、迫力あるサウンドとボーカルで、ロックの多面的な魅力を伝えることに成功している。アルバム丸ごと、まさに音楽のタイムホールに居るよう。
■演歌・歌謡曲
水田竜子「そのわけは旭川」2022.8.10(KICM-31068)
作家陣に岡千秋、水木れいじという岡山出身の二人を迎え、水田の故郷北海道の旭川と、岡山の旭川になぞらえた、旅情をかき立てる作品に仕上がった。全国の名所を歌で旅する趣だが、描かれる女性像は、水田の伸びやかな声で、切なさの中にも一本芯の通った強さを感じさせる一曲。
■音楽DVD
SHE'S「SHE'S in BUDOKAN」2022.7.27(TYBT-10074)
大阪出身のピアノ・ロック・バンドの初武道館。「ついに来たぞ武道館!」の声に結成10周年、メジャーデビュー5周年の思いが滲む。ピアノの音色に管弦楽団のサウンドが重なり、壮大に、繊細にと自在に空気を操り、クールな照明とともに会場を包み込む。みずみずしさと危うさと鋭さが同居する音は癖になりそう。
■CDシングル
ヤバイTシャツ屋さん「ひまわりコンテスト」2022.6.29(UMCK-5715)
歌詞が耳にこびりついて、気がついたら脳内リピートしていそうな曲ばかり。夏ソングだったり、”びっくりドンキー“連呼したり、コンプライアンス事情(?)に触れるかと思えば「ももも」の連呼と、終始ヤバTの歌声に翻弄される。聞き終わっていっそ爽快な一枚。
■CDアルバム+DVD
吉田拓郎「ah-面白かった」2022.6.29(AVCD-96979B)
52年のアーティスト活動のラスト・アルバム、ということを忘れてしまうくらい、肩の力が抜けた仕上がりに驚く。小田和正やKinki Kidsらが協力していたり、「雪」の完結編「さよなら雪」がセルフカヴァーされていたりと、随所に目を奪われるのだが、総じて風が吹き抜けるようなさらりとした味わいで、湿っぽくなく拓郎を見送ることになる。
■演歌・歌謡曲
松原健之 with 宮崎由加&伊勢鈴蘭(アンジュルム)「夢を抱いて走れ」2022.6.29(TECA-22030)
前作に続き、松原がアイドルとタッグを組んだ意欲作。環境問題に取り組む人ばかりでなく、すべての人に届けられるかけがえのない自然への思いが、透明感あふれる歌声に込められている。カップリングの「岬めぐり」とともに、さわやかなエールを送られているようだ。
■音楽DVD
尾崎亜美「尾崎亜美45th Anniversary Concert∼Bon appetit∼」2022.7.6(CRBP-10070)
林立夫、小原礼、鈴木茂、松任谷正隆ら、当代随一のミュージシャン達が集結。最新アルバムや45年のキャリアを誇る名曲の数々が、最高のプレイで披露される。色あせないポップさとカラフルさに満ちた尾崎の歌声は、原点に立ち返ったような音楽をいとおしむ素直さと温かさにあふれ、魅力的なステージを作り上げている。
■CDシングル
あいみょん「初恋がないている」2022,6,8(WPCL-13383)
擬人化された初恋の詞が、恋する女子の脆さや危うさと共に、背中合わせの強さや潔さも感じさせ、あいみょんの歌声によって、恋する切なさの中にポジティブなイメージを漂わせる。テレビドラマの主題歌としてだけではなく、現実に恋する女性の気持ちを大きく代弁しているかのようだ。支持される所以だろう。
■CDミニアルバム+DVD
Official 髭男dism「ミックスナッツ EP」2022,6,22(PCCA-06137)
表題曲はスパイもののファミリー・コメディというテレビアニメ「SPY FAMILY」の主題歌だが、スリリングかつポップな髭男ならではのサウンドと詞が見事に世界観をリンク。一方、映画「コンフィデンスマンJP英雄編」の主題歌「Anarchy」は葛藤する自己を表現してダークサイドを覗かせるなど、彼らへの期待値がますます膨らむ一枚だ。
■演歌・歌謡曲
水城なつみ「玄海みれん」2022,6,8(KICM—31071)
玄界灘の荒ぶる波に、未練を断ち切ろうとする女心の揺れをなぞらえ、ドラマティックに歌い上げた。スケール感といい、迫力といい、デビュー10年目の気合を感じさせるに十分な一曲。カップリングの「艶花いちりん」はしっとりとやさしく、好対照。
■音楽DVD
GLAY「GLAY ARENA TOUR 2021-2022 "FREEDOM ONLY" 2022年2月6日さいたまスーパーアリーナ」2022,6,8(PCBE-54851)
ファンタジックなセットに火柱や爆音など、エンターテインメント性あふれるステージ。2年ぶりのアルバムのイメージそのままに、命をいとおしみ、未来を見据えた彼らのサウンドの奥深さ、雄弁さを知る。力強さもみずみずしさも兼ね備えた楽曲の一つ一つに、懐かしさも新しさもひっくるめて“今“のGLAYが詰まっている。
■CDシングル+DVD
AKB48「元カレです」2022.5.18(KIZM-725~6?)
ロックダンス・ナンバーは彼女たちの真骨頂というべき。切れの良さ、パワフルでいながら、センシティブな面も併せ持つ多面性、そして何よりダンスという武器が彼女たちの魅力を倍加させている。元カレの強がりという男性側の気持ちを表現する面白さも見逃せない。
■CDアルバム
Novelbright「ASSORT」2022.5.18(UMCK-1712)
幾度かのメンバーチェンジを経て、徐々に頭角を現してきた感があったが、当初からのオリジナルメンバー竹中雄大の歌声は変わらずエモーショナルで、バンドの世界観をよく表している。瑞々しさを湛えたサウンドに詞が映え、伸び盛りのバンドの旬を見る思いがする。
■演歌・歌謡曲
山口ひろみ「哀愁港町」2022.4.13(TECA-22017)
デビュー20周年記念の本作は、芸道60周年の師匠・北島三郎の書き下ろし。カップリングも北島の名曲「知床愛歌」をカバーと、北島ファミリーカラー満載。昨年結婚し、公私ともに順風満帆な山口が、港町を舞台にした切ない恋の歌を一段と情感豊かに歌い上げている。
■音楽DVD
LiSA「LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda(TOKYO)」2022.4.13(VVBL-162)
青いライトの中流れるピアノの調べに乗せ、LiSAが歌いだした瞬間空気が一変する。一曲目を歌い終わってまだ声の震えを抑えきれない彼女が、思いを歌に託すかのように「紅蓮華」から一気に会場の空気をさらっていく。高揚感と熱さが途切れることなく続く、スリリングかつ胸にしみるステージ。
2012年9月30日(日)、アリオ札幌で開催された
「第20回 日本カラオケボックス大賞 北海道大会」
(HBCラジオ:共催)で審査員を務めました。
優勝者は来年2月に埼玉で開かれる全国大会へ北海道代表として出場します。
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最終更新日: 2022-02-28