北の地で行われる様々なプロモーションをサポートする新コンテンツです。
第121回:大江裕
大阪府岸和田市出身、35才。2007年2月18日に放送のTBS系「さんまのSUPERからくりTV」のコーナー企画「全国かえうた甲子園」に大阪代表で出場、平成生まれの高校生でありながら演歌好き、敬語で話す礼儀正しいキャラクターで「演歌高校生」として注目を浴び、その後も同番組で「演歌浪人」「演歌一般人」と紹介され、安住紳一郎の勧めでデモテープを送った北島音楽事務所の目に留まり、「神様」と崇め、師と仰ぐ北島三郎氏がペンネーム原譲二名義で作曲したシングル「のろま大将」で2009年に北島ファミリーの一員として幸運なデビューを果たす。2018年からは北山たけしと「北島兄弟」を結成、ソロと並行して活動を開始。 第60回輝く!日本レコード大賞の企画賞を受賞。師匠北島三郎氏とともに第69回NHK紅白歌合戦にも特別枠で出演。昨年デビュー15周年を迎え、デビュー時から在籍した北島音楽事務所から巣立ち、その第1歩ともなる新曲「北海ながれ歌」を2024年11月6日発売、HBCテレビ『大江裕の北海道湯るり旅』という番組が不定期ながら3月より始まり、北海道方面での活動が増え、北海道からの大ヒットに向け、精力的に活動中である。
第120回:秋山涼子
東京都出身、幼少期から歌が大好きで小学生の頃にテレビのちびっ子歌合戦に出場し優勝など賞を総なめし、フジテレビの「紅白ちびっこ歌合戦」の第1回のグランドチャンピオンにも輝いている。1988年5月 「恋港」でアポロンより念願のデビューを果たし、その後は徳間ジャパン、ホリデージャパンを経て、2012年テイチク移籍。2020年1月に放送されたテレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」に登場し"崖っぷち演歌歌手" として話題になり、放送後は仕事が3倍になった。「海峡なみだ雪」「終着…雪の根室線」「襟裳風岬」、前作の35周年記念曲「春待つ女」に続き、2024年11月20日、1年ぶり新たなスタートともなる新曲「サロマの湖(うみ)」(作曲:秋山本人、作詞:円 香乃、編曲:伊戸のりお)をリリース、北海道シリーズは5弾目となる。新曲は愛した人と別れて一人になったが、間違いだったと気づき、北の町まで愛を取り戻しにくる一人の女性の熱い想いを描いた佳曲で、飛躍の大ヒットへとお馴染みとなった、本人の写真をラッピングした”涼子号”で全国を駆け巡り、精力的なキャンペーンを展開中。
第119回:山口ひろみ
大阪出身、母親と伯母は加茂川かもめ・ちどり。祖父祖母も浪曲師で漫才もやっていた芸能一家に育つ。立命館大学在学中に北島三郎の弟子となり、2002年5月22日、テイチクエンタテインメントより「いぶし銀」でデビュー、「その名はこゆき」、「小雪のひとりごと」など札幌を舞台とした曲も多く、道内での人気・知名度は共に高い。昨春22年にわたって所属していた北島音楽事務所から“のれん分け”という形で独立。独立後に初リリースとなった好評の前作「三井の晩鐘」に続き、2024年7月17日には勝負作とも言える「恋問海岸」を発売、新曲では北海道の釧路と白糠町の間にある太平洋が一望でき、映画「ハナミズキ」や「僕等がいた」のロケ地としても有名な場所 "恋問海岸" を舞台に、切ない女ごころを歌っている。発売日に作詞の麻こよみ氏と訪れた白糠町で新曲の発売記念コンサートが開催され、北海道しらぬか応援大使も任命された。現在、更なるヒットへと精力的にキャンペーンを展開中。
第118回:若山かずさ
千葉県出身。1984年4月21日「別れ愛」でコロムビアからデビュー、その年の横浜音楽祭審査員特別賞を受賞。そしてデビュー7年目となる1991年にリリースした「しのび傘」が大ヒットし、この年『日本コロムビアヒット賞』を初めて受賞。また『歌うヘッドライト』で初パーソナリティーを勤め、ドライバーのアイドルとなる。その後も周年記念作をはじめ、毎年コンスタントにCDをリリース、その間に何度も『日本コロムビアヒット賞』受賞と、着実な歌手活動を歩んできている。昨年2023年8月30日に発売した 40周年記念曲「木更津みれん」に続き、2024年10月22日には、キャッチ―かつ愛嬌のある歌詞が印象的で、明るく温かなメロディが特徴的な、シングル52枚目となる新曲「私きれいでしょ」(作詩:片桐ひと葉、作曲:幸斉たけし、編曲:石倉重信)を発売、10月23日には木更津ワシントンホテルで盛大な新曲発表会が行われた。12月22日に札幌・平岸のDARUMA Hallで山崎ていじとのジョイント・コンサートが開催される。
第117回:真田ナオキ
埼玉県出身、34才。2011年3月に起きた東日本大震災で、歌手による被災地訪問に心を動かされ歌手への道を決断。2015年、後の師匠となる吉幾三を前にして歌う千載一遇のチャンスをつかみ、2016年4月「れい子」(作詞・作曲:吉幾三)でデビュー、2018年9月に出した「酔いのブルース」がオリコン演歌・歌謡ランキング5位に初登場。2019年にテイチクレコードへ移籍し、翌2020年1月22日にメジャー移籍第1弾シングルとしてリリースした「恵比寿」が大ヒットとなり、第62回レコード大賞最優秀新人賞を受賞する。続く第2弾「本気で惚れた」、第3弾「渋谷で…どう?」、2023年4月にリリース「酔えねぇよ」と連続ヒット、そして2024年5月22日に師匠、吉幾三の手になる「246」を発売し、好調なセールスを見せる中、11月20日には、7月7日に行われた、日経ホールでのライブ音源とカバー曲を組み合わせたアルバム「真田ナオキの世界Vol.2~ライブ&カバーズ~」もリリース、更なるステージへと現在、精力的にキャンペーンを全国展開中。
第116回:伊達悠太
北海道伊達市出身、36才。2012年9月5日に千昌夫プロデュース作品「望郷赤とんぼ」でデビュー。演歌からムード歌謡曲まで幅広いジャンルのレパートリーで歌手活動を続けてきた。2017年7月19日「聞かせてください」で満を持して再デビューを果たし、その後もコンスタントにCDリリースを続け、前々作「涙のララバイ」、前作「土砂降りの雨だから」に続き、2024年8月28日、期待の新曲「サバイバル・レイディー」を発売。全2作と同じ作詞:朝比奈京仔、作曲:杉本眞人の作品でノリノリのアップテンポナンバー。今回、カップリングを変えて自身初の2形態シングルをリリース(黒盤Ⅽ/W「愛の歌をバラードと呼ぶなら」、赤盤Ⅽ/W「純愛(じゅんな)」)。セルフプロデュースのジャケット写真も話題となっており、“歌謡界のファッションリーダー”という新たなキャラクターを確立させているだけに衣装もかなり気合が入っている。新曲は早くも高反響を呼んでおり、更なるヒットに向け全国各地で精力的なキャンペーン展開中。BSトゥエルビ「ハッピーミュージック」(毎土曜5:30~同6:00)でMCを務める。
第115回:東京力車
日本のみならず海外からも多くの観光客が集まる街、浅草で一際、笑顔で活気のある声を張りながら、人力車にて観光案内をする現役俥夫で結成したユニット。『和』を基調とした心を揺さぶるサウンドとアクロバティックなステージパフォーマンスで男前な姿が話題となり、TV・ラジオ・イベント等に多数出演し、大きな反響を呼ぶ。2020年テイチクレコードへの移籍発表。同年11月18日移籍第1弾 両A面シングル「天下御免の伊達男 / 絆〜仲間へ〜」、翌2021年8月18日「ニビイロトーキョー ~チャンチキおけさ~」、2022年7月20日「Sole!~おまんた囃子~」、そして2023年7月19日「握手をしよう~世界の国からこんにちは~」と続いた三波春夫三部作を終え、2024年8月21日に新たな一歩をスタートする新曲「涙ひとしずく」をリリース、作曲は徳久広司、作詞は純烈のリーダー酒井一圭が初めてアーティストに提供した作品で、オリコン演歌・歌謡ランキング1位に初登場した。
先日、メンバーの白上一成、田井裕一、石橋拓也の3人がキャンペーンで札幌を訪れ、新曲に掛ける思いを聞かせてくれた。
第114回:松原健之
静岡県出身、44才。22歳の時、劇団前進座の舞台「旅の終りに」のオーディションで、原作・脚本の五木寛之に歌手を目指す青年役に抜擢される。これが縁で2005年9月21日に五木寛之:作詞、弦哲也:作曲による「金沢望郷歌」で念願のメジャーデビュー。その後もコンスタントにCDリリース、歌謡番組出演やコンサート活動を続け、奇跡のクリスタルボイスと呼ばれる高音と歌唱力に加えて、飾らない温かみのある人柄が多くの歌謡ファンから愛されている。とりわけ北海道では自らパーソナリティを務めるSTVラジオ「松原健之 歌をあなたに」も長期間にわたって放送されており、北海道での支持は高い。好評の前作「カサブランカ」に続き、2024年6月19日に新曲「金沢望郷歌2024」をリリース、同曲は松原の原点であるデビュー曲「金沢望郷歌」の新バージョンで、透明感あふれる歌声に19年の深みと人間味がより加わった作品に仕上がっている。10月17日(木)、札幌cube garden で、ギター弾語りを中心とした【トーク&ライブ松原健之 トーク&ライブ2024】(開場/開演13:30 / 14:00)が開催。
ご挨拶 メディア工房:オフィスナイキのwebサイトをご閲覧いただきまして有難うございます。代表の内記章です。
このwebサイトでは弊社の成り立ちなどをご紹介、業務内容・発売中の書籍ご案内など、音楽ジャーナリストとしてのコンテンツをお届けしています。
40年以上に渡って音楽産業に従事、2006年札幌でオフィス・ナイキを設立し、音楽ジャーナリストとして新聞・雑誌連載を始め、テレビ・ラジオへのレギュラー出演や、 音楽学校講師のほか、オーディション・コンテスト等の審査員、各種コーディネイトやプロモーション等、お陰さまで多方面の業務をいただいております。
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■CDシングル
あいみょん「スケッチ」2025年3月5日(WPCL-13629)
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』の主題歌でもあるこの曲は、自身も大好きなドラえもんの世界観だけでなく、映画を見終わった後も続く日常に寄り添う楽曲を目指して作られたそうだ。素直な歌唱が心地よく、大切な人を想う気持ちや前向きな心を、あたたかく包み込むサウンドにあふれている。
■CDアルバム
Creepy Nuts「LEGION」2024年3月12日(AICL-4694)
今や老若男女を問わず、世界にまでその名を轟かせているCreepy Nuts。「Bling-Bang-Bang-Born」をはじめ、アニメのオープニングやドラマの主題歌など、ヒット曲満載のアルバム。聞くほどに身体が動き出すのを抑えられなくなるぐらい、刻まれるリズムもビートも身体の奥底にまで届く。才の確かさに唸る一枚である。
■演歌・歌謡曲
小山雄大「じゃがいもの花」2025年3月5日(KICM-31164)
昨年、地元北海道を歌った「道南恋しや」でデビューを飾った小山雄大の2ndシングル。伸びやかな声で歌い上げる本作は、母への感謝や望郷の思いが込められ、お母さんへのメッセージの形をとりながら、厳しい現実と向き合い、自らを奮い立たせようとする力強い応援歌にも聞こえる。
3月も終わりに近づき、日ごとに春めいて来始めた22日、札幌cube gardenにおいて みのやの恒例RLT(リアルライブツー)のステージが行われた。
昨年の共済ホールから一段と距離の縮まったライブスペースには、早くもファンの熱気が渦巻いている。前日は同じ場所でアコースティック・ライブが行われているが、この日はバンドを従え登場。
いつもよりひとまわり大きく感じるその体躯に、バンドのサウンドがスケール感をバックアップするのか、なんだかステージが狭く感じられる。「涙流した人ほど」を皮切りに「愛だけは」と続けて、まずは挨拶がわりのトーク。いつもながら、何の脈絡もなく、飄々と喋り始め、あっという間に客席を自分のフィールドに持っていく。表情や仕草が手に取るように伝わって来て、隣に座ってしゃべっているくらいの感覚で、ふいに話しかけられ、つい釣り込まれて笑ってしまう客席は、もうみのやの手の内にある。
そうか、これが今回のみのやの狙いなのだな、と気づく。どんな会場でも瞬時に自分のフィールドに引きずり込み、どっぷりとみのやワールドに浸らせる、という点において、この男は長けているのである。ライブハウスを埋め尽くした観客を、一人もそらせず、聞かせ、泣かせ、笑わせて感動へと導いていく。今日は至近距離から速射砲を浴びるように、このステージを味わうことになるのだ、と覚悟を決めて向き合うことにする。
日々の暮らしの中から掬(すく)い上げるささやかな出来事や、見つめる風景、思い出す人や家族の情景に注がれるみのやの愛情が、爆笑や涙を誘ったあとのそれぞれの歌に色濃く滲んで、今回のステージは「愛」が届けられているのだなぁと気づく。とりわけ家族写真にまつわる、みのやの肉親への情愛を感じた後の「あの日に帰れる汽車があるなら」や、後輩アーティスト、風輪とのエピソードをはさんで「夢しかなかった」「夢を叶えたとき」、また親友の奥さんでもあり、楽曲提供もした歌手ちはらさきさんの逝去を悼んで「雪の花」「さよならの花が咲く」を披露したとき、そして自身のデビューまでの道程に、みのやを厳しく育てようとしたSTVラジオのディレクターと、みのやの家族の間にかわされた密約の存在のくだりのあとの「伏線回収」と様々な形で、さながら満天の星屑のごとく、そこかしこに散りばめられているのである。客席も腹を抱えたり、目元を潤ませたり、目の前のみのやに一人一人が愛しさの感情を束ねて手渡そうとするかのようで、愛が行き交う場内の空気は密度がひときわ濃い。
眼を閉じて聞いていると、いつもの熱い応援歌や背中を押してくれる力強い歌声よりも、言葉の花束や星屑のヴェールで柔らかく包み込まれるような、やさしさと温かさに溢れたステージだということを実感する。
デビュー45年を目前に控え、まだまだ歩を緩めようとしない男の熱量に圧倒されながら、「愛」の速射砲を浴びたにしては、涙で重くなることもなく、どこかさわやかな感動すら味わえた、とても後味の良いライブだったことを思い返した。年末のRLT2025 Road to debut 45th vol.2(札幌は12月13,14日2days、札幌cube garden)のステージに今度は何を届けてくれるのか、自分勝手な予想と大いなる期待を抱きながら家路についた。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
道内を中心に活動する演歌歌手・我妻陽子による毎年恒例の新年会が、1月26日(日)札幌のホテル東急REIで盛大に開催された。
一般参加者の“初歌い”をディナーと共に楽しんだ後、我妻の最新曲「女・人生暦」の作曲、編曲の伊戸のりお氏、作詞の円香乃氏夫妻が登壇して来賓挨拶が送られ、この日の主役・我妻陽子の歌謡ショーがスタート。代表作でもある「酒の春」を、安東流2代目家元・安東奏千代氏の舞をバックに披露し、続いて「順子と呼んでくれますか」、「女・人生暦」を歌った。ここで北海道出身の歌手・島あきのをステージに呼び込み、「あなたにツンツン」をデュエット。島はその後「津軽海峡」、「ソーラン魂」を歌い、会場が和んだところへ、この日のメインゲスト、戸子台ふみやが登場した。「星空のむこう側」や、デビュー曲「泥酔い酒」をはじめ「晩秋本線」を含む数曲を熱唱し、デビュー5年目を迎えた確かな成長を感じさせるステージで、新年会に華を添えていた。
その後も、我妻と同事務所の後輩歌手や、道内を中心に活動する歌手仲間の“初歌い”コーナーで新年会は大いに盛り上がりを見せ、最後は北海道作詞家協会川島いく子会長の挨拶で幕を閉じた。
この日のステージをみて、北海道在住で活動を続ける道産子演歌歌手の底力を改めて見せつけられた思いがした。これからも北海道から全国へ向けて、歌のパワーが放たれ続ける事を願っている。
(この日出演した歌手仲間、出演順、敬称略)
・えんどう美え子・藤寿男・川嶋まり・植田まみ・松本さくら
・福田めぐみ・北こうすけ・窪田みゆき・雪道山PaPa・嶋淳一
・竹中ただし・栗原ちあき・今仁志
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
初冬にしては温かな午後、札幌教育文化会館(小ホール)で、こおり健太コンサート2024が昼夜二公演開催された。~爆笑・唄だより~と銘打たれた昼公演、~熱唱‼泣き節・健太郎節~の夜公演の昼のステージに足を運んでみた。 眩いライトの中緞帳が上がると、深々と頭を下げるこおりの姿が現れる。そのまま1曲目に歌い出したのが、9月11日に出したばかりの最新曲「裏町蛍」、健太お得意の女唄だ。客席からは早くも「新曲だね。」「これ良い曲だよね。」との囁きが交わされている。ファンの間にはすでに浸透済みとみえ、歌い終えたこおりに大きな拍手が降り注いだ。その拍手に応えるかのように威勢よく「夢・種まき音頭」そして「恋は上機嫌」とアップテンポの曲が続くと、客席も手拍子やペンライトを振って明るく華やかなオープニングとなった。
ここで初めて「こんにちはー!」とひときわ大きな声でこおりが元気のよい挨拶、ラジオで鍛えた軽妙なトークで、あっという間に会場を笑いの渦に巻き込んでいく。が、一呼吸おいて、デビュー15周年記念シングル「しろつめ草」を披露すると、客席は静まりじっと聞き入る。かと思えば、どうしてコンサートを水曜日にしたのか、年配層の多い客席を見渡して、「僕のお客さんはね、月曜は大体病院へ行く人が多くて、金曜は買い出しに行く人が多いから、真ん中の水曜にしたんです。」と言うなど、どうやらこのステージは、タイトル通り笑わせ、聞かせの波状攻撃で攻めてくるようだ。
その予想通り、花の歌で綴るオリジナル三曲「山吹の花」「桜の下で」「冬椿」、北海道にちなんだ「礼文宿」と、新曲「裏町蛍」のカップリング「小樽…ひとり旅」を歌ったところで、この日のゲスト、これが笑いの秘密兵器とでも言おうかタブレット純を呼び込んだ。ギタレレを演奏しながら、加藤登紀子の「知床旅情」をこおりと歌うと、しばし一人舞台を務め、一見か細いルックスから、七色の声を操り、歌にトークにものまねにと会場を翻弄する。再び登場したしたこおりと丁々発止のやりとりをするかと思えば、二人で「野に咲く花のように」をデュエットする一幕もあり、タイトルにある“爆笑”の部分をきっちり担っていった。
ひととき抱腹絶倒の波に襲われた客席も、こおりが故郷にちなんで山本譲二の「みちのくひとり旅」を歌うや、またしても聞き入りモードに。そしてそんな空気を和ませるかのように、山本譲二との交流を明かす。先輩からも可愛がられるこおりの人柄がうかがえるエピソードトークに、またしても客席は笑いに包まれる。そこへたたみかけるように「北酒場」「若い二人」「いつでも夢を」「星降る街角」と昭和演歌・歌謡曲のカバーメドレーを歌いながら、客席をまわると、一気に歓声が弾け、手拍子にコーラスも巻き起こる。しまいには回り切れないとみて、すかさずオリジナル「肥後の盆」を歌う間も客席をまわり続け、一人でも多くの観客を喜ばせようと歓声に応え続けた。 興奮さめやらぬ場内に、今度はこおりと親交の深かった日高晤郎作詞、吉幾三作曲の「歩き続けて」を届け、最後は「風の道」で締めくくった。
鳴りやまない拍手に応えて再びステージに現れたこおりが、アンコールに選んだのは「笑顔の宝物」「しあわせの場所」。手拍子や健太コールが響く。真骨頂の女唄ではたっぷり健太節を聞かせ、トークでは思い切り楽しませ、ゲストともども笑わせ、大満足の観客を前に、明るく楽しくこおりらしくステージの幕を閉じた。 見終わっても身体の芯がぽかぽかしているような、心温もるコンサートだった。昼夜二公演とも完売のステージは、来年への期待をいやがうえにも膨らませてくれる。歌も話術もさらに磨きのかかった、こおり健太に会えることを待ち望みながら会場を後にした。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
昨年デビュー15周年を迎え、新たなる第1歩ともいえる新曲「北海ながれ歌」を2024年11月6日発売した大江裕。新曲の舞台になっている北海道を重点地区として訪れ、ラジオ出演や取材、そしてCDショップでのインストアライブと4日間にわたって熱の入ったキャンペーンを展開した。 コーチャンフォー新川通り店では発売記念 ミニステージ&特典会を開き、「北海ながれ歌」をはじめ、デビュー曲「のろま大将」、恩師・北島三郎メドレーと数曲を声量豊かな抜群の歌唱力で披露、集まったファンから盛大な拍手と声援が送られ、ステージ終了後のツーショット撮影会も賑わいを見せていた。
HBCテレビ『大江裕の北海道湯るり旅』が不定期ながら3月から始まり、北海道での活動が増えてきているだけに、是非とも北海道からの大ヒットにつなげて欲しい。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
YouTube動画配信、【フロムサウンズの「Happyミューズ」-音楽の女神達―】の公開収録&ランチショーが、2024年12月1日(日)、ジャスマックプラザ「ザナドゥ」で大江裕をスペシャル・ゲストに迎えて開催された。
今回、同番組のメインMCだった歌手ちはらさきが11月11日に亡くなったことを受け、その追悼ライブとしても催された。まずはちはらがMCを務め、多くの歌手が出演した同番組の1年間分のダイジェスト版が場内に流されたが、場内からは在りし日の姿に涙ぐむ者もいた。
総合司会を田村剛志、番組でサブMCを務めていた金沢さやかがナレーション、そしてパーソナリティはフロムサウンズ所属アーティストでもある阿部卓馬・ほしのしほが務め、ほしの、阿部をはじめ、武山あきよ、近江亜矢、山本裕美子とフロムサウンズ所属で道内を中心に活動中の歌手が、事務所の先輩でもあったちはらに追悼の一言を添え、各々持ち歌や思い出の歌を披露、その後には佐々木忍弥の津軽三味線、お笑い芸人スズランによるコント、またペルシェンベHABIBEによるベリーダンスなど多彩なステージが繰り広げられた。
続いてスペシャル・ゲストとして登場した大江裕も、デビュー時からちはらとは数々のステージ・イベント等で共演しており、大江にとってもちはらは大切な歌手仲間であり、数々の思い出を語った後、新曲「北海ながれ歌」をはじめミニステージで数曲を披露したが、その圧巻の歌唱力に会場は聞き入り、最後は大きな拍手と歓声が巻き起こり、ぐっとステージを盛り上げた。
ここまででYouTube収録は終わり、急遽、駆け付けたみのや雅彦がステージに登場。ちはらの兄貴分的な存在でもあり、ちはらの代表作ともいえる「雪の花」、「さよならの花が咲く」等を作詞曲したシンガーソングライターみのや雅彦が、追悼の思いを込め、熱いステージを天国のちはらへ届けていた。
全てのプログラムが終了、出演者がステージ上に揃った時、みんなの呼びかけで、事務所の代表であり、当日の総合プロデュースを務め、ちはらさきと二人三脚でフロムサウンズを引っ張ってきた來来本桃子代表が登壇、この日で最終回を迎えたYouTube【Happyミューズ」-音楽の女神達―】や、ちはらさきへと多くの思いを乗せた公開収録、歌謡ショーは幕を下ろした。
※各画像クリックで拡大写真がご覧になれます。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
2025/3/28:
ノーザンエンタメアイズVol:58 みのや雅彦リアルライブツアー2025を掲載いたしました。
2025/3/18:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2025/3/1:
綾織綾音の連載コラム「綾織綾音の千変万化」vol.8掲載!また、TOPページコンテンツ3月の推薦版を更新しました。
2025/2/1:
綾織綾音の連載コラム「綾織綾音の千変万化」vol.7掲載!また、TOPページコンテンツ2月の推薦版を更新しました。
2025/1/29:
TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースに我妻陽子の記事を追加!
2025/1/1:
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 綾織綾音の連載コラム「綾織綾音の千変万化」vol.6掲載!また、TOPページコンテンツ1月の推薦版を更新しました。
2024/12/24:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/12/16:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/12/10:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/12/8:
TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースに大江裕の記事を追加!また、ノーザンエンタメアイズVol:57 こおり健太コンサート2024を掲載いたしました。
2024/12/5:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウに大江裕のコンテンツを追加!
2024/12/4:
TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースにコンテンツを追加!またメディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/12/2:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/12/1:
綾織綾音の連載コラム「綾織綾音の千変万化」vol.5掲載!また、TOPページコンテンツ11月の推薦版を更新しました。
2024/11/26: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースにコンテンツを追加!
2024/11/20:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウ、内記章のフラッシュニュースに秋山涼子のコンテンツを追加!
2024/11/16:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウ、内記章のフラッシュニュースに山口ひろみのコンテンツを追加!
2024/11/06:
ノーザンエンタメアイズVol:55 川上雄大コンサート2024in渡辺淳一文学館 Vol.11 開催‼を掲載いたしました。またメディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/11/1:
綾織綾音の連載コラム「綾織綾音の千変万化」vol.4掲載!また、TOPページコンテンツ11月の推薦版を更新しました。
音楽ジャーナリスト・内記章が綴った、北の“音楽業界”
今、昔と北の音楽戦士たち27人。
豊かな土壌で実った北の音楽事情とは…。
単行本: 217ページ
出版社: 中西出版 (2008/4/2)
ISBN-10: 4891151722
ISBN-13: 978-4891151720
発売日: 2008/4/2
商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
価格:¥1,260(税込)
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