北の地で行われる様々なプロモーションをサポートする新コンテンツです。
第111回:走裕介
網走市出身。農家の長男に生まれ、オホーツク海と知床の連山を一望環境で育つ。中学時代からバンド活動を行い、地元を中心に活動。高校卒業後は実家の農業や漁師などに従事していたが1997年NHK-BS「日本縦断カラオケ道場」で優勝。これをきっかけに歌を録音したテープを船村先生に送付。1999年7月5日より船村氏の仕事場、楽想館にて内弟子生活を始め、船村氏の付き人として勉強を重ねる。足掛け10年の内弟子修行を経て、2009年4月1日、コロムビアレコードより恩師・船村徹作曲の「流氷の駅 」で念願のデビューを果たす。その後も着実に実績を重ね、19枚のシングルと3枚の企画シングルを発売。2018年にはデビュー10周年を迎え、翌2021年9月には第48回日本歌手協会最優秀歌唱賞を受賞し、15周年の2023年は4月1日のデビュー日に地元網走市でコンサートも開催した。好評の前作「釧網本線」に続き、2024年4月17日に、作詩に松井五郎、作編曲には蔦将包を迎え、ひとつの雫が流れ流れた末に大河へと成長していく、そんなひたむきに前に進み続ける生き様を描いた、シングル20枚目となる期待の新曲「雫」を発売、現在、精力的なキャンペーン活動を展開中。9月28日(土)札幌共済ホールでコンサートが開催される。
第110回:オホーツク太郎
北海道紋別郡湧別町出身。アイスクリーム製造業と劇場「湧楽座」を営む事業主の長男として生まれ、大学進学と同時に上京。小沢昭一主宰の劇団「芸能座」第四期研究生となり俳優修行を始める。いくつかの大きな舞台を経験した後、シンガーソングライターに転向。1983年、第3回浅草アマチュア音楽祭に出場し、フォークロック部門でグランプリを獲得。栄光の道が開けたかに見えたが、結局夢破れ、帰郷。1989年、父親の急逝により家業を引き継ぎ、新たに手掛けた製塩事業で道が開き始め、閉鎖していた劇場「湧楽座」を再興。落語・講談の芸を磨きつつ、楽曲作りの再開と共に、音楽での公演も本格化する。2013年に作詞家:門谷憲二氏と出会い、「オホーツク太郎」の芸名を授かり、2016年、演歌歌手としてデビュー。2017年1月、第16代オホーツク観光大使に任命される。その後、多彩な作品をコンスタントにリリースする一方、自身の手掛ける「オホーツク塩」とそれを使用した「オホーツクの塩ラーメン」が全国的に大ブレイク。2024年4月17日、自ら書き下ろした「柘榴坂(ざくろざか)」をリリース。7月11日には札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオで「オホーツク太郎ライブ2024 SAPPORO」を開催。
第109回:小山雄大
札幌市出身、21歳。2歳の頃からTVで流れる氷川きよしの曲を聴いて歌い始め、2008年、4歳の時に本格的に民謡を習い始めて小学二年生からは三味線も弾き始める。2009年、2011年、2015年には道南口説節全国大会の幼年の部、少年一部、少年二部でそれぞれ優勝とタイトルを総ナメに。また2012年、2015年には全大阪民謡ジュニアフェスティバル全国大会にて第二部、第三部で優勝するなど様々な賞を受賞。2014年にテレビ東京カラオケバトル、加えて2015年にはNHKのど自慢出場などテレビ番組の出演も増えていく。中学卒業と同時に歌手を目指し母親と一緒に上京、2016年から作曲家・弦哲也の元でレッスンを受けて歌唱力が大幅に向上し、未完成ながら実力と個性を兼ね備えた唯一無二の歌手へと成長を遂げる。同年、「NHKのど自慢」チャンピオン大会において、氷川きよしの「獅子」を歌いグランドチャンピオンに輝く。2024年4月10日、‘全国民の孫、北の大地からやってきたマジックボイス’というキャッチフレーズで、恩師・弦哲也氏作曲「道南恋しや」で念願のデビューを果たした。その“マジックボイス"と呼ばれる伸びのある高音の歌唱は早くも話題を呼んでおり、現在全国各地で勢力的なキャンペーンを展開中。
第108回:杜このみ
札幌出身。幼少より音楽に興味を持ち、江差追分を中心に北海道民謡を学。小学6年生で江差追分全国大会少年の部で当時史上最年少優勝を果たし、以来数々の大会で優勝を重ねる。NHKの番組出演をきっかけに、細川たかしに見出され師事。平成23年には小路流民謡道師範の称号を受ける。2014年5月22日『三味線わたり鳥』で念願のデビューを果たし、同曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の新人賞も受賞した。その後もコンスタントにCDリリースを続け、2020年7月に大相撲力士の髙安晃と結婚。2021年に第1子女児、2022年に第2子男児を出産。昨年2023年6月21日、10枚目シングルとなる、デビュー10周年記念曲「葦風峠」をリリース。好評の前作に続き、2024年7月17日、新たなスタートとなる新曲、霧に包まれた情景を心模様に重ねた深い味わいの「夕霧港」(作詞:円 香乃 / 作曲:岡 千秋 / 編曲:南郷達也)を発売、全国各地で精力的なキャンペーンを展開中。6月6日、札幌「音楽処」で新曲発売記念インストア・ライブを催し、9月2日(月)には札幌・カナモトホールで細川たかし一門!北の大地 熱唱コンサートが昼夜2回公演で開催される。
第107回:川上雄大
北海道・栗山町出身 札幌市在住。16歳で応募したヤマハポピュラーソングコンテストで夕張地区大会審査員奨励賞入賞。その後リクルートに入社し音楽活動を一切やめるが、2015年Youtubeでの動画投稿をきっかけに音楽活動を再開。2019年4月デビューシングル「風はいつも君を見守る」全国発売。2020年3月4日2ndシングル「ミュージックライフを楽しみに」リリース。その2曲は、2020年開催されたモナコ国際映画祭短編映画部門で受賞した横山監督制作映画の挿入歌として採用されている。2017年から続く渡辺淳一文学館ホールでの自主開催コンサートは10回を数え、2022年には札幌Kitara小ホールでワンマンと、アコースティックギター1本の弾き語りからフルバンドと多彩なスタイルでコンサート、ライブを開催。 デビュー5周年の今年は、8月25日豊平館にてワンマンライブ、11月3日渡辺淳一文学館にて11回目のワンマンコンサートをはじめ多数のライブ、コンサートが予定されている。2024年4月21日に新曲「行き止まりの愛」がリリース。男女の大人の愛を語った曲で、今までの川上雄大の楽曲とは違った魅力を感じさせる作品に仕上がっている。毎週火曜日20時~21時に、YouTubeライブ「川上雄大・君と出逢えて」を配信中。
第106回:綾織綾音
千葉県出身。不条理をテーマに作詞作曲を行なっている。実体験のみならず、純文学をテーマに織りなす世界には、谷崎潤一郎、太宰治、芥川龍之介の世界観が綾織綾音のフィルターを通して色濃く反映されている。また、パリでストリートライブをした経験から、言葉が通じなくても、音楽で国境を越えられることに心を強く打たれ、日本文化や日本語を大切に音楽作品を制作。ライブでは朗読と音楽を組み合わせたライブを行い、「日本語」に拘った音楽活動をしている。2022年 1st アルバム「独人」をリリース。 2021年6月14日「綾織綾音生誕祭〜額縁を抜け出して〜@恵比寿art cafe Friends」、2022年「綾織綾音生誕祭〜秘密の日記〜@学芸大学APIA40」、 2023年「綾織綾音生誕祭〜ひと捲りの幸せ〜@SHIBUYA Loft Heaven」と毎年開催される生誕祭をはじめ、ライブやイベントにも多数出演し精力的に活動を続けている。2024年は札幌で5月26日ガッチャ、6月23日ベッシ―ホールでライブ出演。Symmeとして別名義でも稼働。
第105回:ほしのしほ
富良野市出身、札幌市在住、34才。シンガーソングライターとして、札幌を拠点に活動中。2014年にボイストレーニングを受け始め、オリジナル楽曲の制作を開始。これまでに計5枚のオリジナルCDを発表。主に、J-Pop、合唱曲、童謡曲を得意とし、自身の活動の他、プロシンガーのステージでのバックコーラス、企業パーティや地域イベントでのステージ出演など、歌を通して様々な分野で活動中。2018年3月 アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のボーカルアルバム「Song For」収録 茅原実里「女神の祈り-Requiem-」のコーラスを担当。2020年3月「ポッカレモン100」テレビCM(北海道限定ver)声と歌を担当。2024年1月28日、新曲「この地球(ほし)の栞」発売日に円山夜想で「バースデーレコ発企画2024~ほしのしほ新曲発表」の記念ライブを開催。
ご挨拶 メディア工房:オフィスナイキのwebサイトをご閲覧いただきまして有難うございます。代表の内記章です。
このwebサイトでは弊社の成り立ちなどをご紹介、業務内容・発売中の書籍ご案内など、音楽ジャーナリストとしてのコンテンツをお届けしています。
40年以上に渡って音楽産業に従事、2006年札幌でオフィス・ナイキを設立し、音楽ジャーナリストとして新聞・雑誌連載を始め、テレビ・ラジオへのレギュラー出演や、 音楽学校講師のほか、オーディション・コンテスト等の審査員、各種コーディネイトやプロモーション等、お陰さまで多方面の業務をいただいております。
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■CDシングル
SixTONES 「GONG / ここに帰ってきて」2024年7月10日(SECJ-97)
どんな困難にも立ち向かっていく勇気を奮い立たせるファイト・ソングと、失った恋の痛手を感謝に変えて一歩踏み出すラヴ・ソング、という全くタイプの異なる2曲をカップリング。それぞれの曲のイメージが、そのまま硬軟併せ持つ、彼らのふり幅の広い魅力を伝えていて面白い。
■8曲入りEP
菅田将暉「SPIN」2024年7月3日(WPCL-13558)
菅田の声は透明度が高いが、線の細さや鋭さよりしなやかさや柔軟性を感じる。オリンピックの応援ソング「くじら」やスカパラとのコラボ、石崎ひゅーいとの共作、Vaundy提供の作品など、菅田の多面的魅力を引き出してくる楽曲たちと縦横無尽に駆け巡る彼の歌唱が、また一つ新しい世界を開いた感のあるアルバムだ。
■演歌・歌謡曲
杜このみ「夕霧港」2024年7月17日(TECA-24037)
もともと民謡で鍛えただけあって、歌唱力には定評があるが、女心をしっとり歌いあげる今作からは、歌い手としても一人の女性としても成長の跡がうかがえる。艶やかに、ふくよかに、そしてたおやかに、歌が豊かになっているのがよくわかる一曲。
紋別郡湧別町出身のオホーツク太郎が7月11日、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオでライブを開催した。
一読して覚える歌手名である。が、そのインパクトの大きさに負けないキャラクターの持ち主でもある。大学進学で上京すると、俳優修業した頃やシンガーソングライターをめざした時期もあったが、夢破れ帰郷。父の急逝により家業を引き継ぐと、バブルの波とその後の辛酸を味わう経験もし、再び曲つくりを始める。新たに手掛けた製塩事業を成功させ、もともと実家が営んでいた劇場「湧楽座」も再興した。落語、講談など話芸を磨きながら、本格的に音楽活動を再始動させたところへ、2013年に作詞家門谷憲二氏に出会い、「オホーツク太郎」の芸名を授かる。
そして、2016年演歌歌手として全国デビューを果たした。もともとシンガーソングライター別所コータロー名義で、大人の歌謡曲を北海道から発信しようと2020年に限定リリースした作品が道内で話題を呼び、昨年新たにオホーツク太郎名義で全国発売することになったり、NHK「新・BS日本のうた」に”輝け!演歌界期待の星“の一人として出演したりと、ここへきて一段と注目度がアップしてきている。今年の4月17日にリリースした新曲「柘榴坂」を携えての札幌ライブに足を運んでみた。
左右に美しい花を配した、シックなステージ。満員の客席が今や遅しと待ち構えるところへ登場すると、一段と大きな拍手が巻き起こる。巧みな話芸でしょっぱなから客席を笑いの渦に引き込めば、あとはもうオホーツク太郎の独壇場である。この日のステージは二部構成で、第一部は「ジュエリーナイト」に始まり、「バラ色の時に・・・」「浜地蔵の唄」と続き、ここでゲストのバイオリニスト、杉田知子氏を迎え入れる。そしてバイオリンの音色と共に、札幌を舞台にした「ペルソナ札幌」を届けると、自らもギターを手にし、杉田のバイオリンと合奏しながら「ブティック」を披露し、杉田の「美しい唄」独奏で前半が終了。
休憩を挟んで、第二部は「オホーツクの海明け」からスタート。最新曲「柘榴坂」を中心に、美しいメロディーとお洒落な歌詞の「ホテルパサージュ」や、ボサノバ風なアレンジが大人の雰囲気の「あと三日・・・」、切なさをかきたてる「この恋だけは連れてゆく」「あかね色の布団」など、心を揺さぶる楽曲が満載で、客席からは惜しみない拍手と声援が寄せられた。
トークで笑わせ、歌になると一転聞き惚れさせるという、メリハリのきいたステージ進行で、合間に客席からのリアクションも丁寧に拾い、軽妙なトークで和ませる。「命の港」で第二部を締め括った後、アンコールの「生きていりゃこそ人生だ!」では会場中から合いの手も入る大合唱となるほどの盛況ぶりとなった。
彼の人柄と巧みな話芸に引き付けられながら、コミカルな歌でも力強いメッセージを届けてくれる懐の広さと、切ない恋心を歌い上げるときの繊細さ、どちらも遜色ない、ふり幅の広い歌い手であるとともに、優れた作り手であることを示すステージでもあった。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
今年もフェスの夏がやって来た。各地で様々なフェスが催される中、北海道では8月16日17日の両日、第24回目となるRISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO(以下RSR)がいよいよ開催される。
今年は21年ぶりのスピッツや10年ぶりの木村カエラはじめ、東京スカパラダイスオーケストラ、奥田民生、斉藤和義、怒髪天といったお馴染みの顔ぶれほか、初出場組の中には泉谷しげる、菅田将暉、森山直太朗、DISH//、Omoinotakeなどなど、出演アーティストが第1弾、第2弾、第3弾と発表されるごとに、期待感が膨らむ。
昨年11月に急逝したチバユウスケは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、The BirthdayとしてもRSRのステージを踏んだが、2002年に中村達也と主宰したROSSO & LOSALIOS presentsとして始めた「WEEKEND LOVERS」というジョイントライブがある。これが22年ぶり二度目の登場をするというのである。LOSALIOSとThe Birthday(クハラカズユキ、ヒライハルキ、フジイケンジ)を中心に、村越“HARRY”弘明(THE STREET SLIDERS)、イマイアキノブ、斉藤和義、YONCE(Suchmos,Hedigan's)らゲストミュージシャンを迎え、”with You”をテーマにチバユウスケが残してきた楽曲を繋ぐ、「WEEKEND LOVERS 2024 “with You”」というジョイントライブが行われる。
RSRの楽しみの一つに、毎回あちこちのステージで繰り広げられるジョイントライブがあり、そこでしか聞けない、見られない、味わえないパフォーマンスにフェスの醍醐味を感じるわけだが、今年もチバユウスケの魂は会場のそこここに降り立つのかもしれない。
いよいよ来月に迫ったRSR。今年はどんなパフォーマンスに出会えるのか、また一つ新たな音楽体験の扉が開くのを心待ちにしている。
※開催後にオフィスナイキHP等で観戦記を掲載予定
【出演アーティストほか詳細は以下のオフィシャルサイト参照】
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZOオフィシャルサイト
2024年4月10日、恩師・弦哲也作曲の「道南こいしや」で念願のデビューを果たした21歳の小山雄大。キャッチフレーズの‘全国民の孫、北の大地からやってきたマジックボイス’を届けるべく、現在鋭意キャンペーン中だが、6月14日、出身地札幌市内のCDショップ「音楽処」でデビュー記念のインストア・ライブを行った。客席の中にはデビュー曲のMVにも登場する祖父母の姿もみられ、集まった熱烈なファンともども温かい声援を送っていた。 ライブはもちろん「道南こいしや」からスタート、続いてNHKのど自慢チャンピオン大会でグランプリに輝いた時の曲、憧れの氷川きよしの「獅子」、 そして所属事務所ミイガンプロダクションの大先輩三山ひろしの「北海港節」、
デビュー曲のカップリング「椿咲く島」など、幼い頃から民謡で鍛えた張りのある高音で披露、曲間のMCでは爽やかで親しみのある人柄も感じられ、客席との間に和やかな空気を生み出していた。ライブを終了後に行われたサイン即売会、ツーショット撮影会も盛況をみせていた。
北海道出身及び在住のフォークシンガーたちが贈る、道新ホールでの最後のコンサートが2024年6月1日(土)開催された。出演は山木康世、佐々木幸男、みのや雅彦 ほかゲストの手風琴、工藤忠幸の5組。(主催:北海道新聞社、道新文化事業社、ミュージックファン)
1963年に開館した道新ホールが、北海道新聞社本社の移転に伴い2024年6月末で閉館、61年の歴史の幕を閉じる。閉館の6月30日まで同ホールゆかりの出演者らによる音楽や演劇、落語などで最後を盛り上げる「ありがとう道新ホール」と題した公演が予定されており、そのひとつが当夜のコンサートである。
道内出身アーティストが全国へ羽ばたいていくステップのホールとして、また今正に売れ始めライブハウスからコンサートホールでの足掛かりとして、この道新ホールは音楽ファンはもとよりすべてのジャンルの、様々なアーティストにとっても思い出深いホールに違いない。
出演の山木康世、佐々木幸男、みのや雅彦、そしてゲストの手風琴、工藤忠幸も、それぞれ幾度もこのホールのステージを踏んできた、間違いなく道新ホールの歴史のワンピースと言える。そのほとんどのメンバーがデビュー当時から取材してきた顔ぶれである。ステージ上の和やかな雰囲気もそのままに、奏でられ届けられるサウンドに身を委ねていると、これまで観てきた多くのアーティストの姿が次々と浮かんでくる。当夜ここにいないのが不思議なくらい、誰彼挙げ始めるときりがないほど。
この日は初めに山木、佐々木、みのやの三人がステージに登場し、それぞれの道新ホールにまつわるエピソードや思いなどを語りながら、懐かしい曲を披露。「元気です」「春の雨」「笑えないピエロ」「セプテンバーバレンタイン」「白い嵐」「初夏」などなど、曲が流れるたび、イントロや歌い出しに客席の反応がいちいち顕著だ。歌い上げるみのやについつられたかのように、佐々木幸男の声がいつもに増して出ている。まるで思いのたけを表すかのように。それを山木のギターが包み込む。63歳にして一番若手?のみのやが後輩役に徹して先輩を立てる。ステージは懐かしさと笑いがごちゃ混ぜになって進行していく。当夜の出演者とほぼ同年代の観客に泣く隙を与えないままに。
休憩をはさんで後半はゲストの手風琴から。三曲披露したところで、他の場所でカバーのリクエストを募ったところ一番多かったというNSPの「さようなら」を歌い、一気にあの時代へ巻き戻すと、とどめのように「惜春賦」で客席の涙腺を緩ませた。
続いて登場した工藤忠幸は山木を伴い、実はこのステージに立つのは2度目だと打ち明け、「頑張れ自分」に続いて自身が作詞した「白い冬」を作曲の山木と共に歌い、客席の感動を誘う。この後ステージには再び山木、佐々木、みのやの三人が上がり、歌や思いでを披露した後、最後はゲストも皆呼び込んで客席も一緒にホールへの感謝をこめ、「風来坊」の大合唱で締めくくった。
観客の拍手に送られながらステージを去る出演者と、拍手を送り続ける客席の間には、おなじ時代を駆け抜けた絆のようなものが存在し、たくさんの思い出を与えてくれたホールへの感謝の思いで紡がれた、ある意味一つの同窓会のような趣さえあった。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
2014年5月22日『三味線わたり鳥』で念願のデビューを果たし、同曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の新人賞も受賞。その後もコンスタントにCDリリースを続け、2020年7月には大相撲力士の髙安晃と結婚し、翌年と翌々年には子供も授かり、歌手としても妻・母としても充実した歩みを続けている杜このみが、2024年7月17日新曲「夕霧港」(作詞:円 香乃 / 作曲:岡 千秋 / 編曲:南郷達也)をリリース。そのキャンペーンで訪れた出身地・札幌で、ラジオ出演や取材などのほか、市内のCDショップ「音楽処」で、本人も楽しみにしていたという発売記念インストア・ライブを開催した。
今作は、霧に包まれた港の情景を心模様に重ねた、大人の女性ならではのしっとりと味わい深い作品で、早くも好反響を呼んでいる。
ライブではデビュー曲「三味線わたり鳥」を皮切りに、昨年デビュー10周年記念として発売した10枚目のシングル「葦風峠」や、師匠で所属事務所の社長でもある細川たかしメドレー、そして「王手!」と続け、最後に期待の新曲「夕霧港」を熱唱。集まったファンからは盛大な声援・拍手が巻き起こり、杜自身も新曲への確かな手ごたえを感じていたようである。なお、9月2日、札幌・カナモトホールで細川たかし一門!北の大地 熱唱コンサートが昼夜2回公演で開催される。
(音楽ジャーナリスト 内記 章)
2024/7/23:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/7/21:
ノーザンエンタメアイズVol:51 オホーツク太郎を掲載いたしました
2024/7/7:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウに走裕介のコンテンツを追加!
2024/07/05: TOPページコンテンツ、インフォメーションに「2024RSR」の記事を追加しました。
2024/07/01: TOPページコンテンツ、7月の推薦版を更新しました。
2024/6/27:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウにオホーツク太郎のコンテンツを追加!
2024/6/15: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースとプロモーションウィンドウに小山雄大のコンテンツを追加!
2024/6/7: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースとプロモーションウィンドウに杜このみのコンテンツを追加!
2024/6/4: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースに真田ナオキ コンサート2024のコンテンツを追加!
2024/6/2: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースにありがとう道新ホールのコンテンツを追加!
2024/06/01: TOPページコンテンツ、6月の推薦版を更新しました。
2024/5/27: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースに綾織綾音・イクマモリ ツーマンライブのコンテンツを追加!
2024/5/22:
TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウに川上雄大のコンテンツを追加!
2024/5/21:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/5/13:
ノーザンエンタメアイズVol:49 原大輔 デビュー50周年記念ディナーショーを掲載いたしました
2024/5/12:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/5/7:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/05/01: TOPページコンテンツ、5月の推薦版を更新しました。
2024/4/29: TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウに綾織綾音のコンテンツを追加!
2024/4/23:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/4/16:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/4/7:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/4/2:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/04/01: TOPページコンテンツ、4月の推薦版を更新しました。
2024/3/26:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/3/12:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/3/5:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/3/3:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/2/20:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/2/11: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースに戸子台ふみやのコンテンツを追加!
2024/2/6:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/1/30: TOPページコンテンツ、内記章のフラッシュニュースにほしのしほのコンテンツを追加!またメディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/1/24: TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウにほしのしほのコンテンツを追加!
2024/1/23:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/1/17:
ノーザンエンタメアイズVol:48 みのや雅彦 リアルライブツアー2023「涙流した人ほど」掲載いたしました
2024/1/9:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/1/7:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2024/1/1: あけましておめでとうございます。本年もオフィスナイキをよろしくお願い申し上げます。TOPページコンテンツ、1月の推薦版を更新しました。
2023/12/16:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2023/12/11: TOPページコンテンツ、プロモーションウィンドウに東京力車のコンテンツを追加!
2023/12/9:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2023/12/1: TOPページコンテンツ、12月の推薦版を更新しました。
2023/11/11:
ノーザンエンタメアイズVol:47【星の瞬く夜に…第二夜】LIVE REPORTを掲載しました! また、メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2023/11/11:
メディアスケジュールページ、出演情報を更新しました。
2023/11/9:
ノーザンエンタメアイズVol:46真田ナオキ コンサート in SAPPOROを掲載しました!
2023/11/1: TOPページコンテンツ、11月の推薦版を更新しました。
音楽ジャーナリスト・内記章が綴った、北の“音楽業界”
今、昔と北の音楽戦士たち27人。
豊かな土壌で実った北の音楽事情とは…。
単行本: 217ページ
出版社: 中西出版 (2008/4/2)
ISBN-10: 4891151722
ISBN-13: 978-4891151720
発売日: 2008/4/2
商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
価格:¥1,260(税込)
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